在校生
東邦大学理学部との高大連携実験講座
3月27日(木)、東邦大学理学部生物分子科学科の佐藤教授のご協力のもと、東邦大学の実験室において高大連携実験講座を実施しました。当日は、現2・3年生の理系で生物を選択している生徒が参加しました。また、高井新校長も2年生のグループに入り、生徒とともに実験を行いました。
今回の高大連携実験講座のテーマは「遺伝子で調べる あなたのアルコール感受性」であり、参加者自身が自らのDNAを採取し、解析を行いました。この実験では、「PCR法」、「制限酵素処理」、「電気泳動法」という3つの手法を用いました。
「PCR法」は,皆さんもテレビなどで一度は耳にしたことがあるかもしれません。新型コロナウイルス感染症の診断に用いられる「PCR検査」はこの「PCR法」を応用した技術です。今回行った「PCR法」は、コロナウイルスの有無を調べるPCR検査とは目的が異なりますが、同様の原理を利用した実験でした。この実験は高校の生物で学ぶ内容ですが、実際に高校生が行う機会はほとんどないため、佐藤教授も貴重な経験であると話されていました。
また、実験講座の合間には東邦大学の食堂で昼食を取り、大学生活の一端を体験しました。さらに、研究室見学も行い、大学での研究活動や設備について理解を深めることができました。
教科書でしか見たことのない実験を実際に体験することで、生徒たちは貴重な学びを得ることができました。また、実験結果に一喜一憂しながら、科学の面白さを改めて実感する機会となりました。
実験の様子



