校長ブログ

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新校舎供用開始

8月22日まで4度目の緊急事態宣言が発出されました。本校が位置する千葉県市川市も感染者は下げ止まりから増加傾向にあり、まん延防止等重点措置も延長されました。感染者の年齢も20代が増え、変異株の罹患者も増えています。本校では1学期期末考査が終わり、今は学年毎の行事が続いています。東京五輪を控え、今後の感染拡大も懸念されるところですが、生徒は罹患者なく登校しています。

この国難をどのように乗り越えるかは一人ひとりの行動規制に期待するしかありません。ワクチンの供給が滞っている状況を脱してワクチン接種が進み、1日も早く安心できる日常の生活が戻ることを祈るばかりです。勿論ただ祈り、待つだけでなく一人ひとりが感染拡大を止めるよう、私たちの行動の変容も必要だと思います。まもなく夏季休暇を迎えることから、生徒には規律ある生活をして感染防止に努めて欲しいと思います。

このような状況下ではありますが、本校では明るいトピックがあります。

新校舎建設のI期工事が終わり、5月31日に引渡しとなりました。什器等の搬入や備品の整備がまだ続いていますが、期末考査最終日の7月7日に教室の引っ越し作業となりました。生徒たちは初めて見る校舎にワクワクが止まらないようで、校舎内を見て回ったり、写真を撮ったりと新しい校舎を実感し、いろいろな感想を聞かせてくれました。そのような中「まるで違う学校みたい。」という感想がありました。その通りだと思います。新校舎、新教育課程、新クラス・コースの編成、高大連携強化による一貫教育などにより2022年度から千葉商科大学付属高校は大きく変わります。生徒たちは今まさにそれを実感しているのだと思います。

新校舎エントランス

不易流行。本校では「建学の精神」・「柏葉の精神」・「生徒目標」を教育の柱として掲げ、Society5.0社会を支える人材の育成をします。また高大一貫教育を目指して新たに千葉学園教育ビジョンを策定しました。これらの教育を実践するために「確かな学力」・「人間性」・「グローバル力」・「イノベーション力」・「協働性」を生徒が身に付ける力として位置付けています。それは単に知識の習得だけにとどまらない、「付加価値No.1の学校を目指しているからです。生徒・保護者・教員が一体となり、逞しく伸びやかな校風の中、授業や行事及び課外活動など学校生活全体を通して学んでいきます。

新校舎

2学期から新しい校舎で、新しい教育が始まります。今まで変わることのなかった黒板、机、椅子などといった教室の風景が一新され、そこではICTを存分に活用した新しい教育が展開されます。また高大連携を一層強固なものにし、本校の特色ある教育を構築していきます。そして課題解決型のアクティブ・ラーニング、グループ学習、プレゼンなどを通して知識、スキルの習得を支える「主体的な学び」の姿勢を育成します。多様な価値観を理解し、コミュニケーションを取り、協働して身近な問題から世界が抱える問題まで解決していく人材を育成する為、教員自らも常にアップデートしています。教科横断型の授業やルーブリックによる評価など新しい取り組みが本校では既に始まっています。

これからの千葉商商科大学付属高校の変化を一緒に体験する人が集うことを期待しています。