イオネスコ高校短期留学生を迎えて
今年も市川市とパートナーシップを結ぶイッシー・レ・ムリノー市のイオネスコ高校が来校し、5月24日(金)から6月1日(土)まで滞在しました。この短期交換留学プログラムも3年目を迎えました。思えば3年前市川市より依頼を受けてこのプログラムの検討に入った頃はどのようにしたらいいのか分からず、手探りで準備を進めあっという間に受入れの日が来たという印象が強かったように思います。それから毎年受け入れのプログラムにアレンジを加え日仏及び市川市とイッシー・レ・ムリノー市の交流の一助となるべく日本の文化や高校生の生活を楽しく体験して貰えるように工夫を重ねてきました。12月には本校の生徒がイオネスコ高校の生徒の家庭にホームステイします。
このプログラムの特徴は異文化理解に重点がおかれた交流であることです。つまり学校の中で学ぶというより異文化体験として期間中日本文化の理解に繋がるような場所を訪れるところにあります。コミュニケーションの手段は英語となります。お互い英語を母国語としないもの同士での英語による会話です。また参加に係る費用は交通費のみの負担というのも魅力的なものとなっています。学校で初めて顔を合わせた時はお互い硬い表情を見せていましたが、その日のうちに打ち解け、翌日の朝には楽しそうに会話をしていました。違う文化、異なる価値観を理解し合い、交流を深めることにより生徒達は著しく成長していきます。その姿には逞しさを感じます。若いときに国際感覚を磨くということは大切なことであると改めて実感しています。(プログラムの詳細は「フランス短期留学ブログ」を御覧下さい。)
7月には2年生の希望者がポートランドへホームステイに行きます。このような経験を通して世界に目を向け、世界とかかわり、志を持って自分を磨き成長していって欲しいと切に願っています。私達はそのような生徒を全力でサポートしていきます。
このプログラムの実施に当たり市川市国際交流課の皆さまをはじめ、受け入れていただいたご家庭及びご協力いただいた全ての方に、厚く御礼申し上げます。
今後とも両市及び両校の友好関係が続きますことを祈念しております。