校長ブログ

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3学期を迎えて

昨年は平成で新年を迎え、令和で年が終わりました。したがって今年は令和で初めて新年を迎えることとなり、2019年度の集大成となる3学期が始まりました。昨年千葉県は台風や大雨による災害に見舞われ、今なおその復興に努めているところもあります。今年は庚子。穏やかで、発展する一年となることを期待しています。
さて、今年はいよいよ東京オリンピックが開催されます。始業式でも話したのですが、東京オリンピックは千葉県でもオリパラ8種目が開催されます。昨年のラグビーに続き世界中からたくさんの人々が日本に来て、日本中が沸き立つのではないかと今からワクワクしています。そのような中、世界の人々との関りを余儀なくされコミュニケーションをとらなくてはならない場面に遭遇することもあるかと思います。本校の生徒には世界の人々とつながるチャンスと捉え、是非積極的にコミュニケーションをとれるようにして欲しいものです。そこでは単に語学を学ぶというのではなく、それぞれの異なる考え方や価値観について理解し、自分の考えを持つことの重要性を学んで欲しいと考えています。そして未来に向けての目標を持ち、世界の人々と議論し協働する力を身に付けて欲しいと思っています。
現在、中東地域における緊迫した情勢や日本を取り巻くアジアの状況などを考えるとき、未来に生きる生徒にどのような力が必要なのか。それは世界とつながり、世界の人々と議論し協働する力ではないかと思います。そして「知識」を「知恵」へと変えていく力も大切です。そのためには自ら考え、その考えを発信していくことが大切です。世界では本校の生徒と同じ年代の人が自分の考えを発信し、社会を変えていこうとしています。
本校では今年度より千葉商科大学との教育連携を深め、様々な取り組みを始めました。その中で総合探究において「SDGs」への取り組みをしています。年度末にはポスターセッションも予定しています。生徒には身近なことを世界規模の問題として発展させ、その解決のために自ら考え発信して世界と協働していく力を付けることを期待しています。