校長ブログ

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緊急事態宣言延長、休校措置延長に思う

 

昨日緊急事態宣言の5月31日まで延長が発出され、千葉県の特定警戒地区も解除されていないところから、本校として5月31日までの休校措置を延伸することとしました。
現在のところ、生徒と教職員、及びそのご家族が感染したという情報はありません。しかしながら、国の方針に従い万全な状態で学校を再開したいと考えて、今回の判断となりました。14日には再度専門家会議の結果を受けて新たな見解が出るとのことですので、その見解によっては安全を確認の上、学校再開を早める可能性もあります。

休校中こそ本校の建学の精神である「実学実践」による自主的な学び、「周囲の情勢におもねることことなく中道を歩む」思考力・判断力を体得するチャンスです。そして「柏葉の精神」を発揮し、教職員、生徒諸君が一体となってこの困難を乗り越えていきましょう。

新型コロナウイルス感染収束後には、世の中の日常は劇的に変化するでしょう。この新たな日常に向けて、本校としても教育の新しい形を構築していかなければならないと思っています。そして生徒達の元気な姿が見られる当たり前の日常が来る日を念願しつつ、今できることを各自が考え、実行し、コロナ対策に努めたいと思います。オンライン授業同様、学校や日本、ひいては世界がリアルタイムで繋がり、情報を共有、協力し、一丸となってこのパンデミックを克服していかなければなりません。生徒、保護者のみなさんは学力の担保や生徒同士及び教員とのコミュニケーションが取れず不安を感じているのではないかと思います。 3.11の東日本大震災ではコミュニティーを作り、お互いが助け合うことができました。しかしこのコロナ感染防止は人と接触しないことが重要です。そこで本校は千葉商科大学のリソースを活用した付属高校の強みを発揮して、コミュニケーションやコミュニティーを作り、お互いを支え合うことができるよう日々取り組んでいます。

現在、本校では、生徒のコミュニケーションやコミュニティー作り、生活習慣・学習習慣の確立を目指して、オンライン授業の運用開始に向けた準備をしております。それまでは現状通り、各教科よりVOD授業、課題の配信などでの対応とさせていただきます。

感染リスクは誰にでもあります。自分だけは大丈夫などと過信せず引き続き感染防止を心掛け不要不急の外出を控え、学校再開へ向けて規則的な生活を心がけて下さい。

このような状況下、本校の教職員は誰も後ろ向きにならずに前を向いて生徒を支えようと頑張ってくれているのは頼もしい限りです。この様子を見る限り本校の未来は明るいと確信しています。
先が見えず、長い対応となります。ネガテイブにならず、コミュニケーションを取りながら頑張っていきましょう。