校長ブログ

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伝統と改革の狭間で

5月31日の竣工引渡しを受けて2019年より始まった新校舎工事は漸く竣工となりました。長期に渡る工事は近隣の方に大変なご負担ご迷惑をかけ、近隣の方のご理解をいただけたことに感謝しております。
外から見る本校の景色は明るく、開放的で新しい商大付属の幕開けを感じさせてくれます。新校舎を十分に活用し、変化していく環境に対応すべく教育内容の一層の充実を図っていく所存です。

さて、中間考査が終わり6月14日の芸術鑑賞会は、国立劇場にて日本振袖始「八岐大蛇と素戔嗚尊」を鑑賞しました。はじめて歌舞伎に触れる生徒が多く、始めに歌舞伎の鑑賞の仕方について説明があったせいか、リラックスした状態から入り、実際に演目になると生徒達は真剣な眼差しで見ていました。また八岐大蛇などについてはゲームで知っているという生徒もいて驚きました。これを機会に日本の伝統芸能に興味を持つ生徒が増えることを期待しています。

6月19日の体育祭は芸術鑑賞会同様、全校生徒が一緒に参加する校外行事です。新型コロナウイルスが5類になり、やっと全校生徒が一堂に会することに生徒は勿論、我々教員も緊張の中に喜びを感じていたようです。当日は天候に恵まれ、熱中症が心配されましたが、水分補給や待機しているときの工夫により無事終了することができました。体育祭となり3年目。色別対抗で学年を超えての連帯感が醸成されたことも本校の柏葉の精神に繋がり、生徒の応援にも力が入っていました。

全校生徒が参加し、学年を超えてふれあい、連携し、協力することにより普段部活動に参加していなし生徒も先輩後輩の絆を深め、本校の伝統精神を受け継いでくれることはとても重要なことです。体育祭のみならず生徒が成長するようブラッシュアップしながら今後もこのような行事を検討していきたいと思います。そしてこれからも千葉商科大学付属高校の伝統精神を堅持しながら、時代に応じて変化していくための改革をしていきます。
 
6月3日には保護者会が開催されました。1、2年生は新カリキュラムに合わせた新たなクラス編成で、今年度最初の定期考査となりました。この結果を受けて新たに学習計画を立てて、進路目標を検討する人もいます。したがって1学期の中間考査は1年間の目標の礎となります。特に1年生は高校生徒として初めての定期考査ですので3年間の指針となります。まもなく期末考査となります。中間考査の結果を再度振り返り、十分な学習をして期末考査に臨むことを期待しています。