概要
Excel(エクセル)は、米国のMicrosoft社が開発したアプリケーションソフトです。
これは表計算ソフトと呼ばれ、入力したデータを様々な方法で集計したり、数式を入力して計算できるソフトです。
さらにデータベースとしての利用やデータからグラフを作成したりすることができます。
一般にソフトウエアが改善され進化されるたびに、その管理番号は変わります。これをバージョンアップといいます。
バージョンアップが進むと、最新のバージョンで作成されたファイルを古いバージョンで開けないことがあります。
(その逆は一般に大丈夫です。これを上位互換といいます)Excel97〜2003はおおよそ相互に互換性があるようです。
・Excel97
・Excel2000(Officeのパケージ Office 2000)…1999年7月発売
・Excel2002(OfficeのパッケージOffice XP )…2001年6月発売
・Excel2003(Officeのパケージ Office 2003)…2003年10月発売
表計算Excelの3大機能
- 1.自動再計算機能
- データの変更があれば,即座にその場で更新
- 2.グラフ化機能
- そのデータに特化したグラフを簡易に作成
- 3.データベース機能
- 集計されたデータをデータベース化し、条件に条件に応じて抽出
用語
- シート
- Excelのファイル自体を構成するものです。シートには、ワークシート、グラフシート、マクロシート、ダイアログシートがあります。
- ブック
- Excelでは保存するファイルをブックといいます。ブックには複数のシートが登録できます。
- ワークシート
- 文字、数値や数式などのデータを入力したり、データを編集したりするシートです。行と列で構成されたセルの集まりです。
- グラフシート
- ワークシートのデータを元に作成したグラフを表示するシートです。
- セル
- セルは、行と列で区切られた1つのマスのことです。すべてのセルは番地(またはアドレス)で一意に指定されます。
A列と1行目で区切られたセルの番地は A1 と表します。
- アクティブセル
- アクティブセルとは、現在操作対象となっている太い枠で囲まれたセルのことです。
- 列番号
- 列番号は、ワークシートの横に並んでいるA、B、C…のアルファベットのことです。
- 行番号
- 行番号は、ワークシートの縦に並んでいる1、2、3…の数字のことです。
- シート見出し
- シート見出しは、ブックに登録されたシートを識別するための見出しです。
- 数式バー
- ツール バーの下にある数式バーには、アクティブセルの内容が表示されます。
- オートフィル機能
- 数値や文字が入力されたセルをドラッグするだけで、データを自動入力できる機能です。
- 相対参照
- セル番地を指定する際、自分(アクティブセル)を起点にして参照することです。 つまりここから右に3つ、上に4つという参照の仕方です。
- 絶対参照
- セルの範囲を固定します。行(アルファベット)方向や列(数字)方向のみに絶対参照することもできます。絶対参照は $ 記号を付けて指定します。
行方向の絶対参照の場合は$A1 列方向の絶対参照の場合はA$1 行列の絶対参照の場合は$A$1
画面構成
下図を参考にします。覚えるようにしましょう。
主な関数
- SUM関数
- 合計値を求めます。
- MAX関数
- 最大値を求めます。
- MIN関数
- 最小値を求めます。
- COUNT関数
- 数値データをカウントします。
- COUNTA関数
- 種類を問わず入力されているセルをカウントします。
- AVERAGE関数
- 平均値を求めます。
- IF関数
- 条件分岐の際に用います。
- RANK関数
- 順位を求めます。
主なグラフの種類
- 棒グラフ
- 数量の大きさを比較するときに利用します。
- 折れ線グラフ
- 時間的変化など連続したデータの推移を確認するときに利用します。
- 円グラフ
- あるデータが全体の中で、どのくらいの割合を占めるかを調べるときに利用します。
- レーダーチャート
- 対象物に対し、いくつかの要素ごとに内容を比較し、全体のバランスを調べるとき利用します。
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