単 位 数 | 4 単 位 | |
学科・学年・組 | 普通科・2年・J組(選択必修) |
学習の到達目標 | ①歴史的事件がなぜ発生したのか,それによってどんな影響があったのかなど と考えることによって,物事を経過を追いながらとらえ,論理的に思考でき るようにします。 ②「未来への手がかり」が「過去に学ぶ」ことによって得られることを理解し ます。 ③1年次に学んだ「歴史の勉強法」をもとに,次年度に控えた大学入試(セン ター試験・難関私立大学等)において,高得点がとれるような基礎知識をし っかりと固めます。 ④歴史に関する知識を増やすとともに,これらが各自の進路目標決定の一助と なるようにします。 ⑤我が国の伝統文化に対する関心を高めます。 ⑥今日我が国が抱える問題がどのような歴史的事象に起因しているのかを理解 させ,国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養います。 ⑦外部模試において、偏差値60を超える点数を取れるようにします。 ⑧大学進学後,必要となる基礎的知識・教養を身につけます。 |
使用教科書 | 山川出版社『詳説日本史』 |
副教材 | 第一学習社『最新日本史図表』,山川出版社『詳説日本史史料集』, 文英堂『シグマベスト日本史B史料問題集』,山川出版社『日本史総合テス ト』, |
(1) 学習計画等
学期 | 学 習 内 容 | 学 習 の ね ら い | 備考(特記事項, 他教科との関連など) |
第1学期 | 授業開始に当たって 第1章 日本文化のあけぼの 1文化のはじまり 2農耕社会の成立 3古墳とヤマト政権 第2章 律令国家の形成 1飛鳥の朝廷 2律令国家の成立 3平城京の時代 4天平文化 5平安朝廷の形成 |
①『日本史』の学習を通じて何を学ぶのかを 明らかにし,授業に臨む心構えを確立しま す。 ②原始社会と農耕文化について理解し、農耕の 開始により国家が形成される様子について理解 します。 ③ヤマト政権の確立と国内体制の整備,遣隋 使派遣による大陸文化の更なる受容について理 解します。 ④遣隋使・遣唐使によってもたらされた律令 制度によって中央集権体制が確立された様子に ついて理解します。 |
①中間考査 ②学期末考査 |
【課題・提出物等】 ①ノート・ワークブック ②5月連休の課題として,課題ワーク |
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【第1学期の評価方法】 ①定期考査に平常点(授業態度・提出物の状況等)を加味します。 |
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第2学期 | 第3章 貴族政治と国風文化 1摂関政治 2国風文化 3地方政治の展開と武士 第4章 中世社会の成立 1院政と平氏の台頭 2鎌倉幕府の成立 3武士の社会 4蒙古襲来と幕府の衰退 5鎌倉文化 第5章 武家社会の成長 1室町幕府の成立 2幕府の衰退と庶民の台頭 |
①藤原北家が台頭し,摂関政治が展開された様 子について理解します。 ②寄進地系荘園が発展していく様相と地方の疲 弊による反乱が発生して武士団が成長した様子 について理解します。 ③古代のそれぞれの文化の特徴について理解し ます。 ④院政・平氏政権により政治がどのように行わ れたのかを理解します。 ⑤鎌倉幕府の成立過程及び支配機構について理 解します。 ⑥源氏将軍の断絶により北条氏を中心とした執 権政治が行われたことを理解します。 ⑦元寇後,幕府が衰退し,滅亡する過程を理解 します。 ⑧鎌倉文化について理解します。 ⑨南北朝の動乱,室町幕府の支配機構について 理解します。 ⑩室町幕府衰退の要因として考えられる庶民の 台頭による社会の変化について理解します。 |
①中間考査 ②学期末考査 |
【課題・提出物等】 ①ノート・ワークブック ②夏期休暇課題として,模試対策ワーク |
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【第2学期の評価方法】 ①定期考査に平常点(授業態度・提出物の状況等)を加味します。 |
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第3学期 | 第5章 武家社会の成長 3室町文化 4戦国大名の登場 第6章 幕藩体制の確立 1織豊政権 2桃山文化 3幕藩体制の成立 |
①室町文化の特色と今日の伝統文化と称される ものの中にこの次期に成立したものが多いこと を理解します。 ②戦国大名の成立過程と分国支配について理解 します。 ③南蛮貿易の開始とキリスト教の伝来,織田信 長・豊臣秀吉の統一事業・政策について理解し ます。 ④桃山文化について理解します。 ⑤江戸幕府が成立し,支配体制を確立していく 様相について理解します。 ⑥江戸幕府の成立過程と支配機構について理解 します。 |
①中間考査 ②学期末考査 |
【課題・提出物等】 ①ノート・ワークブック ②冬期休暇課題として,一問一答ワーク |
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【第3学期の評価方法】 ①定期考査に平常点(授業態度・提出物の状況等)を加味します。 |
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【年間の学習状況の評価方法】 「(2)評価の観点,内容及び評価方法」に示した観点から各学期の成績を総合し,年間の評価とします。 |
(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 | 評価方法 | |
関心・意欲・態度 | ①積極的に授業に参加しているか。 ②日本史に関するTV番組・ビデオ類を積 極的に利用したり,図書館・博物館など に足を運び意欲的に学ぼうとしたりして いるか。 |
授業中の発表,視聴覚教材の鑑賞態度,ノ ート提出,課題提出から評価します。 |
思考・判断・表現 | ①日本史の授業で学習したことをもとに, 現代に起こる様々な人類の課題を,多角 的・多面的に思考できるか。 |
授業中の発表,定期考査から評価します。 |
資料活用の 技能・表現 |
①様々な資料を活用して,それぞれの時代 の政治・経済・社会・文化等の特徴につ いて理解を深められるか。 |
授業中の発表,定期考査から評価します。 |
技能および知識・理解 | ①日本史を理解するために,必要な基本的 知識を身につけているか。 ②我国の歴史の流れを世界の歴史と関連づ けながら理解しているか。 |
授業中の発表,定期考査から評価します。 |
確かな学力を身に付 けるためのアドバイス |
①歴史の学習は興味を持つことから始まります。興味を持つためにも教科書や副教材に はこまめに触れておきましょう。 ②興味を持ったら,「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どうした」「なぜ」 「その結果」と考えを進め,論理的に考えましょう。 ③知識の積み重ねなくして思考することはできません。「歴史用語」等覚えるべきこと は一つでも多く覚えましょう。 ④授業の復習は必ずしましょう。 ⑤日本史の学力を向上させるためには「史料を読みこなす力」が必要です。そのために は「古文」の学習にも力を入れましょう。 ⑥わからないことは、積極的に質問しましょう。わからないままにしないことが、学力向 上の秘訣です。 |
授業を受けるに当た って守ってほしい事項 |
①授業形態は教科書・副教材を参考に,板書による講義形式が中心です。授業中,ノー トは必ずとりましょう。 ②授業には必ず副教材を持参しましょう。 ③質疑応答を多用し考える時間を多く取るように展開するので一緒に考え,思ったこと は積極的に発言しましょう。考えた上で講義を聞くと、理解力が飛躍的に向上します。 ④歴史の学力向上には家庭での復習が不可欠です。帰宅後,必ずワークブック等でその 日に学んだことについて確認をしてきましょう。 |
その他のアドバイス | ①昔の出来事や人物に興味を持っている人は多いはずです。その興味を大切にして下さ い。 ②歴史の勉強は過去の人物・出来事をいたずらに暗記することではありません。昔の人 が何を考えながら生きていたのかをよく味わって下さい。そのためには教室で行われ る授業だけにとどまらず,図書館・博物館や遺跡・史跡等を訪れ積極的に歴史に触れ て下さい。 ③現在世界でおこっている諸事象のほとんどが,その原因・理由が授業で学ぶ内容に関 連しています。従って,臨機応変に教科書に沿った進行から多少離れることもありま す。また,テレビ・ラジオ・新聞のニュースには常に触れ,関心を持って下さい。 ④史料(資料)集を用いることにより,史料(資料)の活用法を学んで下さい。 ⑤大学受験を見据えたコースであることをしっかりと自覚して下さい。しかし,上記を しっかりと理解して勉強に臨めば,楽しく受験勉強をすることができるので頑張って 欲しいと思います。 |