単 位 数 | 4 単 位 | |
学科・学年・組 | 普通科・3年H組(必修選択) |
学習の到達目標 | ①世界の歴史の大きな枠組みと展開を諸資料に基づき地理的条件や日本の歴史と 関連づけながら理解し,文化の多様性・複合性と現代世界の特質を広い視野から 考察することによって,歴史的思考力を培い,国際社会に主体的に生きる日本人 としての資質を養う。 ②直前に控えた大学入試(共通テスト試験・私大個別入試)において,高得点が 取れるように基礎知識をしっかりと固める。 ③大学進学後,必要となる基礎的知識・教養を身につける。 |
使用教科書 | 山川出版 『詳説 世界史B 改訂版』 |
副教材 | 第一学習社 『グローバルワイド 最新世界史図表』 山川出版 『世界史B用語集』 山川出版 『世界史総合テストPlus α』 啓隆社 『世界史重要語句Check List』 |
(1) 学習計画等
学期 | 学 習 内 容 | 学 習 の ね ら い | 備考(特記事項, 他教科との関連など) |
第1学期 | 第9章 近世ヨーロッパ世界の展開 1.重商主義と啓蒙専制主義 2.ヨーロッパ諸国の海外進出 3.17~18世紀の ヨーロッパの文化と社会 第10章 近代ヨーロッパ・アメリカ世界の成立 1.産業革命 2.アメリカ独立革命 3.フランス革命とナポレオン 第11章 欧米における近代国民国家の発展 1 ウィーン体制の成立 2 ヨーロッパの再編と新統一国家の誕生 3 南北アメリカの発展 4 19世紀の欧米文化 第12章 アジア諸地域の動揺 1 オスマン帝国支配の動揺と 西アジア地域の変容 2 南アジア・東南アジアの植民地化 3 東アジアの激動 |
①絶対主義の成立と,その性格について理解し ます。 ②権利の請願の内容と意義について,ピューリ タン革命の経緯と意義について理解します。 ③王と議会の関係を捉え,名誉革命が行われた 理由を理解します。 ④ルイ14世の絶対王政を中心に捉え,フラン ス革命の原因を考えます。 ⑤啓蒙専制主義と絶対君主政の類似点と相違点 を理解します。 ①イギリスから産業革命が起こった原因・背景 について多角的に検討し,理解します。 ②合衆国憲法の制定過程,条文を考察させ,合 衆国の性格を把握します。 ③旧制度下の社会状況を考察させ,何が社会矛 盾となっていたかを理解します。 ④フランス革命の成果を握ったのは,結局どの ような社会層であったかを理解します。 ①ウィーン体制の成立と,その体制下に広がっ たヨーロッパ諸国の自由主義とナショナリズム の運動を理解します。 ②クリミア戦争以後の国際秩序の動揺と再編, イタリア・ドイツにおける国民国家の形成過 程,ロシア・オーストリアの皇帝主導の近代化 を理解します。 ③ラテンアメリカの独立,アメリカ合衆国の領 土拡張と南北戦争以後の発展を理解します。 ④19世紀の欧米文化の特徴と,その成立の背景 を理解します。 ①西アジアにおけるオスマン帝国支配の動揺と 改革,アラブ諸民族の覚醒,イラン・アフガニ スタンの動向を理解します。 ②インドの植民地化とその社会の変貌,東南ア ジア諸国の植民地化の過程を理解します。 ③ヨーロッパ諸国の干渉による清朝の動揺と近 代化改革,日本の開国と台頭による東アジア国 際秩序の再編を理解します。 |
①中間考査 ②期末考査 |
【課題・提出物等】 ①期末考査前に授業用ノートを提出 |
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【第1学期の評価方法】 ①中間・期末考査の成績を中心に評価します。 ②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価の対象となります。 |
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第2学期 | 第13章 帝国主義とアジアの民族運動 1 帝国主義と列強の展開 2 世界分割と列強対立 3 アジア諸国の改革と民族運動 第14章 二つの世界大戦 1 第一次世界大戦とロシア革命 2 ヴェルサイユ体制下の欧米諸国 3 アジア・アフリカ民族主義の発展 4 世界恐慌とファシズム諸国の侵略 5 第二次世界大戦 ※大学入試問題演習 |
①帝国主義の特質と,帝国主義時代における欧 米列強諸国の国家・社会の変化を理解します。 ②帝国主義時代の欧米列強による世界各地の分 割や植民地化をめぐる競合と,従属させられた 地 域社会の抵抗と変容を理解します。 ③欧米諸国の支配を受けたアジア諸国の改革と 民族運動の形成を理解します。 ①第一次世界大戦とロシア革命が国際秩序に大 きな変化をもたらし,20世紀の変動の起点にな ったことを理解します。 ②国際協調を基調としたヴェルサイユ体制下の 欧米諸国の動向を理解します。 ③中国や東南アジア諸国・インド・トルコや西 アジア諸国・アフリカの民族運動の展開を理解 します。 ※センター試験・私大入試に向けて,演習を積 み重ね実践力を身につける。 |
①中間考査 ②期末考査 |
【課題・提出物等】 問題集の提出などを求めることがあります。 |
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【第2学期の評価方法】 ①中間・期末考査の成績を中心に評価します。 ②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価の対象となります。 |
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第3学期 | なし |
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【課題・提出物等】 なし |
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【第3学期の評価方法】 なし |
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【年間の学習状況の評価方法】 「(2)評価の観点,内容及び評価方法」に示した観点から各学期の成績を総合し,年間の評価とします。 |
(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 | 評価方法 | |
関心・意欲・態度 | ①授業に積極的に参加しているか。 ②世界史に関するTV番組・VTR・DVD を積極的に視聴したり,図書館・博物館・企 画展等に足を運び意欲的に学ぼうとしている か。 |
①授業中の発表,視聴覚教材の鑑賞態度,ノー ト提出,課題提出などをもとに評価します。 |
思考・判断・表現 | ①世界史の授業で学習したことをもとに,現代 に起こる様々な人類の課題を,多角的・多面的 に考察できるか。 |
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価し ます。 |
資料活用の 技能・表現 |
①様々な資料を活用して,それぞれの時代の政 治・経済・社会・文化等の特徴について理解 を深められるか。 |
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価し ます。 |
技能および知識・理解 | ①世界史を理解するために,必要な基本的知識 を身につけているか。 ②世界の歴史の流れをわが国の歴史と関連づけ ながら理解しているか。 |
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価し ます。 |
確かな学力を身に付 けるためのアドバイス |
①授業を「集中」して受けることが大切です。特に部活に加入している生徒は,勉強時間 を確保しにくいと思います。授業ですべてを理解する気持ちで臨んでください。 ②板書以外にも自分が気づいたことや考えたこと,先生や他の生徒の意見を記入するなど ノートのとり方を工夫してください。 ③授業で学習したことをもとにして,「新聞」(特に国際面)を読んでください。 ④『世界史重要語句Check List』を使用して基礎・基本の定着を図りましょう。 『世界史総合テストPlus α』は入試問題の標準・応用レベルを身につけるのに適して います。適宜取り組んでいきましょう。 |
授業を受けるに当た って守ってほしい事項 |
①授業ノート・『最新世界史図表』・『世界史B用語集』などを必ず持参し,活用しなが ら授業を受けてください。 ②生徒と教師・生徒と生徒の「対話」がある授業(発言の多い授業)は,たいへん楽しい ものです。正誤を気にする必要はありません。積極的な発言を期待しています。 ③集中して取り組むとき,リラックスするときなど授業にメリハリをつけてください。 |
その他のアドバイス | ①世界史の学習は、細かい年号や人物名、事件名などを暗記することだけではないので す。基本的事項をきちんと暗記・理解しながら、歴史的出来事には「どのような背景があ るのか」「わが国とどのような関わりをもっているのか」「世界の中でどのように位置付 けられているか」を意識して勉強してください。 ②歴史を様々な角度から捉えるように意識してください。 ③授業内容と大学入試の内容は、かけ離れたものではありません。大学入試に対応できる ような学力を身につけつつ,世界史を学ぶ楽しさを感じてください。 ④世界史に関するTV番組・VTR・DVDを見たり,図書館・博物館・企画展等へ行く ことにより,歴史への興味・関心が高まるので是非足を運んでみてください。 |