私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

理科 「生物(2年特進クラス理コース)」  単 位 数 3 単 位
学科・学年・組
普通科・2年・H組(特進クラス理系)

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
・生物や生命現象に対する探究心を高め,目的意識をもって授業に参加し,生物学的に探
究する能力と態度を育てるとともに,生物学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め,
科学的な自然観を育成する。
・生命現象を支える物質の働きについて授業などを通して探究し,タンパク質や核酸など
の物質の働きを理解させ,生命現象を分子レベルでとらえさせる。
・生物の生殖や発生について授業などを通して探究し,動物と植物の配偶子形成から形態
形成までの仕組みを理解させる。
・環境の変化に生物が反応していることについて授業などを通して探究し,生物個体が外
界の変化を感知し,それに反応する仕組みを理解させる。
使用教科書
第一学習社「高等学校 改訂 生物」
副教材
第一学習社「八訂版 スクエア最新図説生物」

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
第1編 生命現象と物質
 第1章 細胞と分子
  第1節 生体物質と細胞
  ① 生命の基本単位‐細胞
  ② 生物体を構成する物質
  ③ タンパク質の構造と性質
  ④細胞の生命活動を支える細胞内構造
  
  第2節 細胞膜の働きとタンパク質
  ① 細胞膜における物質の透過性と輸送
  ② エンドサイトーシスとエキソサイトーシ
    ス
  ③ 膜タンパク質を介した情報伝達
  ④ 細胞接着に関わるタンパク質

  第3節 さまざまなタンパク質の働き
  ① 酵素
  ② 細胞内の物質輸送に関与するタンパク質
  ③ 免疫に関与するタンパク質

 第2章 代謝
  第1節 代謝とエネルギー
  ① 代謝

  第2節 炭酸同化
  ① 光合成と葉緑体
  ② 光合成の過程
  ③ 細菌による炭酸同化

  第3節 窒素同化
  ① 窒素同化
 
  第4節 異化
  ① 異化によるエネルギーの獲得
  ② 発酵
  ③ 呼吸







・生物を構成する元素や物質に関心をもち,意欲的
に学習する態度を示す。
・水分子の特徴から,生物における水の働きを理論
的に推定する。
・生物を構成する主な元素は,酸素,炭素,水素,
窒素であることを理解している。
・水,タンパク質,脂質,炭水化物の特徴を理解し
ている。
・脂質分子の性質から,細胞膜の構造とその特徴を
理論的に考察する。
・アミノ酸の構造とペプチド結合について意欲的に
学習しようとする。
・アミノ酸の配列と数の違いによって,タンパク質
の構造が変化することを理解している。
・アミノ酸やペプチド結合の構造を理解している。
・タンパク質の立体構造に関心をもち,意欲的に学
習しようとする。
・タンパク質の一次構造,二次構造,三次構造,四
次構造について理解している。
・さまざまな細胞内構造について関心をもち,その
働きと構造を理解しようとする。
・各細胞内構造の働きから,細胞内でさまざまな反
応が行われていることを理解する。
・いろいろな細胞内構造の働きや構造の知識を身に
付ける。

・分子の大きさと膜の透過性との関係に関心をも
ち,意欲的に学習しようとする。
・分子の大きさと膜の透過性との関係に関心をも
ち,理論的に考察する。
・分子の大きさと膜の透過性の関係を理解してい
る。
・チャネルや輸送体を介した受動輸送に関心をも
ち,意欲的に学習しようとする。
・各チャネルや輸送体が輸送する物質と,その輸送
のしくみを説明することができる。
・ナトリウムポンプに関心をもち,能動輸送につい
て意欲的に学習しようとする。
・ナトリウムポンプの反応の流れ理解している。
・受動輸送と能動輸送との違いを説明することがで
きる。
・受動輸送と能動輸送の違いを理解している。
・エンドサイトーシスとエキソサイトーシスに関心
をもち,そのしくみを理解しようとする。
・エンドサイトーシスとエキソサイトーシスのしく
みを理解している。
・受容体を介した細胞間の情報伝達に関心をもち,
意欲的に学習しようとする。
・細胞膜に存在する3種類の受容体について,その特
徴と,情報伝達のしくみをそれぞれ説明することが
できる。
・それぞれの受容体が働くしくみを理解している。
・細胞接着の構造や関与するタンパク質に興味をも
ち,意欲的に学習しようとする。
・さまざまな細胞接着の構造と,それに関与するタ
ンパク質を理解している。

・酵素の基本的な性質に関心をもち,その性質が生
じるしくみを理解しようとする。
・酵素の基質特異性,最適温度,最適pHについて,
タンパク質の立体構造との関係から説明できる。
・酵素には,反応に最適な温度やpHがあることを理
解している。
・酵素の競争的阻害と非競争的阻害のしくみの違い
を理解し,説明できる。
・酵素反応の阻害には,競争的阻害と非競争的阻害
があることを理解している。
・酵素反応の調節に興味をもち,そのしくみを理解
しようとする。

・細胞内での物質輸送に関与するモータータンパク
質について興味をもち,意欲的に学習しようとす
る。
・ダイニンとキネシンの特徴を理解し,ニューロン
でどのように働いているかを説明できる。
・ミオシンの働きを理解し,原形質流動との関係を
考察する。
・免疫において,TCRなどのタンパク質がどのように
働いているのかに興味をもち,意欲的に学習しよう
とする。
・自然免疫に関わる受容体の特徴を理解し,食細胞
が病原体を幅広く認識するしくみを考察する。
・T細胞の活性化におけるMHC分子とTCRの役割を理
解し,活性化のしくみを説明できる。
・各種受容体を介したB細胞の活性化機序を理解し
ている。
・免疫グロブリンの構造と,多様性が生じるしくみ
を理解している。
・免疫グロブリンとTCRの構造が多様であることと,
獲得免疫が病原体を特異的に認識して働くこととの
関係を推察できる。

・代謝の流れに興味を示し,意欲的に学習しようと
する。
・代謝とエネルギーの出入りについて科学的に理解
する。
・代謝には同化と異化があることを理解し,両者の
違いを説明できる。
・多くの酵素は,それぞれ体内の特定の部位に存在
し,そこで起こる化学反応に関与していることを理
解する。

・葉緑体の構造を理解している。
・光合成色素と吸収する光の関係に関心をもち,意
欲的に学習しようとする。
・光合成色素の吸収スペクトルと作用スペクトルと
の関係を科学的に考察する。
・光合成色素の種類と吸収スペクトルの特徴を理解
している。
・チラコイドで起こる光化学反応,電子伝達系,ATP
合成に関心をもち,科学的に理解しようとする。
・光化学系Ⅱ,電子伝達系,光化学系Ⅰで起こる反
応と,ATP合成の関係について科学的に理解する。
・チラコイドで起こる反応の過程と,消費される物
質と生じる物質を理解している。
・カルビン・ベンソン回路の反応過程に関心をも
ち,意欲的に学習しようとする。
・カルビン・ベンソン回路で起こる反応の意味を科
学的に理解する。
・カルビン・ベンソン回路の反応で消費される物質
と生じる物質を理解している。
・細菌の光合成や化学合成に関心をもち,意欲的に
学習しようとする。
・植物の光合成と細菌の光合成・化学合成との違い
を理解している。
・薄層クロマトグラフィーの方法を習得する。
・Rf値から色素を同定できるようになる。

・植物の窒素同化の反応に関心を示し,理解しよう
とする。
・植物の窒素同化の反応を科学的に理解する。
・植物の窒素同化の流れを理解している。
・動物の窒素同化について理解している。
・窒素固定の反応とこれに関与する酵素に興味をも
ち,意欲的に学習しようとする。
・窒素同化と窒素固定の違いを理解している。
・脱窒の反応を理解している。
・生態系における窒素固定や窒素同化,脱窒の役割
を考察する。
・根粒菌を染色して顕微鏡観察することができる。

・呼吸と発酵の違いについて意欲的に学習しようと
する。
・いろいろな発酵の過程の共通点や相違点に関心を
もち,意欲的に学習しようとする。
・アルコール発酵と乳酸発酵の過程において,共通
する部分と生じるATPの量の関係について考察する。
・アルコール発酵と乳酸発酵の過程を理解してい
る。
・解糖がどこで起こるどのような反応かを理解して
いる。
・グルコースが基質として用いられた場合,アルコ
ール発酵,乳酸発酵の各反応で生じる物質の量を理
解している。
・呼吸でみられる各反応の関係に関心をもち,ATP合
成の過程を科学的に理解しようとする。
・解糖系やクエン酸回路の反応で生じる物質と電子
伝達系との反応の関係,合成されるATPの量について
考察する。
・グルコースが基質として用いられた場合に,解糖
系,クエン酸回路,電子伝達系の各過程で生じる物
質の量を理解している。
・各種呼吸基質の分解経路について理解しようとす
る。
・脂肪やタンパク質が呼吸基質となった場合,どの
ような経路で呼吸の過程に入っていくか理解してい
る。
・呼吸基質と呼吸商の関係に興味を示し,意欲的に
学習しようとする。
・呼吸基質と呼吸商の関係について探究的に理解す
る。
・呼吸商から呼吸基質を推定することができる。
・アルコール発酵において,温度と反応速度の関係
を定量的に測定できるようになる。
・ツンベルク管のような実験器具を適切な方法で使
うことができる。
・酵素液を煮沸した場合としていない場合の実験結
果の違いについて,酵素の性質から考察することが
できる。
・メチレンブルー水溶液がどのように変化したのか
を理解し,空気と接することで起こる反応を推察で
きる。

中間考査,
及び期末考査
【課題・提出物等】
授業時に適宜指示(ノート、プリントなど)
【第1学期の評価方法】
定期試験および提出物、授業への参画度を総合的に評価します
学期
 第3章 遺伝情報の発現
  第1節 遺伝情報とその発現
  ① DNAの構造
  ② DNAの複製のしくみ
  ③ 遺伝情報の発現
  ④ DNAの塩基配列の変化と形質
  
  第2節 遺伝子の発現調節
  ① 真核生物における遺伝子の発現調節
  ② 原核生物における遺伝子の発現調節

  第3節 バイオテクノロジー
  ① 遺伝子を扱う技術
  ② バイオテクノロジーの応用
  ③ バイオテクノロジーの課題

 第4章 生殖と発生
  第1節 有性生殖における遺伝的多様性
  ① 無性生殖と有性生殖
  ② 核相と性染色体
  ③ 減数分裂と有性生殖による遺伝的多様性

  第2節 動物の配偶子形成
  ① 動物の配偶子形成
  ② 受精

  第3節 動物の発生
  ① 受精卵と卵割
  ② 発生
  ③ 器官の形成
  
  第4節 動物の発生における形態形成のしく
      み
  ① 動物のからだの基本構造と体軸
  ② 形態形成と誘導
  ③ 形態形成と位置情報
  ④ 形態形成の共通性
  ⑤ 器官の形成と細胞の死
・DNAの構造を理解している。
・DNAのヌクレオチドの構造から,DNA分子の方向性
について科学的に理解する。
・DNAの複製のしくみに関心をもち,積極的に理解し
ようとする。
・DNA合成酵素が作用するためにはプライマーが必要
であることを理解している。
・DNA複製の際に働く各種酵素について理解してい
る。
・DNAの二重らせんに方向性があることとDNA合成酵
素の性質から,DNAの複製の際にはリーディング鎖と
ラギング鎖が生じることを科学的に理解する。
・半保存的複製を証明した実験について,科学的に
考察し説明することができる。
・DNAの複製のしくみを理解している。
・RNAのヌクレオチドの種類と構造を理解している。
・DNAとRNAを同時に染色する方法を習得する。

・転写が開始されるしくみについて関心をもち,理
解しようとする。
・真核生物の転写開始には,基本転写因子が必要で
あることを理解している。
・DNAをもとにRNAが合成されるしくみを説明でき
る。
・スプライシングのしくみや選択的スプライシング
に関心をもち,積極的に理解しようとする。
・選択的スプライシングによって,1種類のmRNA前
駆体から2種類以上のmRNAがつくられることを科学
的に理解し,遺伝子数よりも多くのタンパク質がつ
くられていることを理解する。
・転写の過程を理解している。
・真核生物では,スプライシングを経てmRNAがつく
られることを理解している。
・遺伝暗号とアミノ酸の対応に関心をもち,理解し
ようとする。
・1種類のアミノ酸を複数のコドンが指定する場合が
多いことを科学的に考察し,理解している。
・コドンによってアミノ酸が指定されていることを
理解している。
・遺伝暗号が解明された研究に関心をもち,科学的
に理解しようとする。
・遺伝暗号を解読した実験を探究的に考察し理解す
る。
・tRNAの構造と働きを理解している。
・翻訳の過程に関心を示し,理解しようとする。
・翻訳の過程を理解している。
・真核生物と原核生物の転写・翻訳の過程の違いに
関心を示し,理解しようとする。
・原核生物の細胞構造から,真核生物との転写・翻
訳の過程の違いを科学的に理解する。
・突然変異によってアミノ酸配列が変化するしくみ
について関心を示し,科学的に理解しようとする。
・突然変異によってアミノ酸配列が変化するしくみ
を科学的に理解する。
・突然変異の種類とタンパク質に生じる変化につい
て理解している。
・かま状赤血球症と突然変異の関係について理解し
ている。
・一塩基多型の存在やその利用について関心をも
ち,科学的に理解しようとする。
・一塩基多型を調べることによって,病気のかかり
やすさなどを診断できる原理を科学的に理解する。
・ヒトゲノムには,多くの一塩基多型が存在するこ
とを理解している

・染色体の構造と遺伝子発現の関係に関心をもち,
意欲的に学習しようとする。
・クロマチン繊維の高次構造と転写開始に必要なタ
ンパク質の結合の可否について科学的に考察し理解
する。
・クロマチン繊維の高次構造が緩んだ部分の遺伝子
が発現していることを理解している。
・調節タンパク質による遺伝子発現調節のしくみに
関心をもち,意欲的に学習しようとする。
・真核生物の遺伝子発現は,調節タンパク質の転写
調節領域への結合によって行われることを理解して
いる。
・遺伝子の発現調節と細胞の分化との関係を理解し
ようとする。
・調節遺伝子が他の調節遺伝子を支配することで連
鎖的に遺伝子が働き,細胞が分化することを科学的
に理解する。
・調節遺伝子などの働きによって,関連する複数の
遺伝子の発現が調節されることで細胞が分化するこ
とを理解している。
・異なる遺伝子が一定の順序で発現し,その生物に
特有な形態や機能が現れていることを理解する。
・エクジステロイドによる遺伝子の発現調節のしく
みを理解している。
・原核生物のオペロンにおける遺伝子発現調節のし
くみに関心をもち,意欲的に学習しようとする。
・ラクトースオペロンの発現調節について科学的に
理解し,説明することができる。
・ラクトースオペロンにおいて,発現が抑制された
り,発現抑制が解除されたりするしくみを理解して
いる。
・滅菌操作を行うことができる。
・プレート培地を用いて大腸菌を培養することがで
きる。
・遺伝子を操作する技術に関心をもち理解する。
・クローニングの方法や用いる酵素などを理解して
いる。
・PCR法や電気泳動法,塩基配列の解析法のしくみに
興味をもち,科学的に理解しようとする。
・PCR法や電気泳動法,塩基配列解析の原理を科学的
に理解し,説明できる。
・PCR法に用いる酵素やその原理を理解している。
・電気泳動法の原理を理解している。
・塩基配列解析の原理や用いる酵素などを理解して
いる。
・制限酵素を用いてDNAを切断することができる。
・電気泳動法を用いてDNA断片の大きさを推定するこ
とができる。
・遺伝子の機能解析における遺伝子導入の意義を理
解し,その方法を説明できる。
・遺伝子のノックアウトとは何かを説明でき,その
利用について理解している。
・医療や農業,DNA型鑑定などのバイオテクノロジー
の応用について関心を示し,意欲的に学習しようと
する。
・遺伝子組換えによって作出された生物が医療や農
業に応用されていることを科学的に理解する。
・遺伝子組換えによって作出された生物が,医療や
農業などの分野で用いられていることを理解してい
る。
・DNA型鑑定の原理を科学的に理解する。
・バイオテクノロジーの課題を科学的に理解しよう
とする。
・バイオテクノロジーの課題を科学的に理解する。
・バイオテクノロジーの課題を理解している。

・イネの品種と塩基配列の違いに着目し,意欲的に
探究しようとする。
・電気泳動の結果から,得られたDNA断片がどの領域
を増幅したものか論理的に推定する。
・PCR法と電気泳動法に習熟する。
・PCR法によって特定のDNA領域が増幅されることを
理解している。

・無性生殖と有性生殖の違いに関心を示し,積極的
に理解しようとする。
・無性生殖と有性生殖の特徴を科学的に理解し,説
明できる。
・生殖法には無性生殖と有性生殖があること,およ
びそれぞれの生殖法の特徴を理解している。
・生物の種によって染色体の数や形が決まっている
ことに関心をもち,理解しようとする。
・体細胞には対になった相同染色体や性染色体が含
まれることを理解している。
・遺伝子座と遺伝子の関係を理解している。
・減数分裂の過程に関心をもち,理解しようとす
る。
・減数分裂における染色体の移動に伴うDNA量の変化
を論理的に理解し,説明することができる。
・減数分裂によって生じる染色体の組み合わせを論
理的に理解し,説明することができる。
・減数分裂の過程とそれに伴うDNA量の変化を理解し
ている。
・減数分裂によって染色体構成の異なる多様な配偶
子が形成されることに興味をもち,理解しようとす
る。
・配偶子が合体することによって子の染色体の組み
合わせが多様化することを論理的に理解する。
・減数分裂を経て多様な染色体の組み合わせの配偶
子が生じ,配偶子の合体によって子の染色体の組み
合わせがさらに多様化することを理解している。
・ヌマムラサキツユクサのつぼみの葯を用いて減数
分裂のようすを観察することができる。
・遺伝子には連鎖しているものがあることや,組換
えによって連鎖している遺伝子の組み合わせが変化
することに関心を示し,理解しようとする。
・遺伝子が連鎖していることを科学的に理解する。
・組換えが生じることによって,配偶子の染色体構
成がさらに多様化することを論理的に理解する。
・同じ染色体にある遺伝子は連鎖していること,こ
れらは組換えによって組み合わせが変化することが
あることを理解している。
・組換え価の求め方に関心を示し,理解しようとす
る。
・検定交雑によって組換え価を求めることができる
ことを科学的に理解し,説明することができる。
・組換え価を算出することができる。
・三点交雑によって遺伝子間の相対的位置がわか
り,これを用いて染色体地図が作成できることにつ
いて理解しようとする。
・三点交雑の結果から遺伝子間の相対的な位置がわ
かること,これを用いて染色体地図が描けることを
科学的に理解する。
・ショウジョウバエを飼育して交雑を行えるように
なる。
・三点交雑の結果から3つの遺伝子間の相対的な位置
を推定することができる。
三点交雑によって染色体地図が作成できることを理
解している。
・配偶子の形成過程を理解しようとする。
・配偶子の形成過程を科学的に理解する。
・精子の構造について関心をもち,理解しようとす
る。
・精子の構造を理解している。
・受精の際に起こるさまざまな反応に関心をもち,
意欲的に学習しようとする。
・ウニの精子が卵のゼリー層に接触してから卵に進
入するまでの反応を理解している。
・多精拒否のしくみに関心をもち,理解しようとす
る。
・多精拒否のしくみを科学的に考察し,理解する。
・多精拒否が生じる意義とそのしくみを理解してい
る。
・二枚貝を用いて精子の観察を行うことができる。
・卵割の様式と卵黄の分布の関係について関心をも
ち,意欲的に理解しようとする。
・卵割の様式と卵黄の分布の関係を理解している。
・卵割と体細胞分裂の細胞周期の違いに関心をも
ち,意欲的に理解しようとする。
・卵割の特徴を,体細胞分裂との細胞周期の違いか
ら科学的に理解し,説明することができる。
・卵割時の細胞周期の特徴を理解している。
・ウニの発生過程に関心をもち,理解しようとす
る。
・ウニの発生過程を理解している。
・カエルの発生過程に興味をもち,理解しようとす
る。
・カエルの発生過程を理解している。
・カエルの尾芽胚の構造を理解している。
・カエルの尾芽胚の各胚葉から分化する器官を理解
している。
・各胚葉から分化する器官に関心をもち,理解しよ
うとする。
・多くの器官は,内胚葉,中胚葉,外胚葉から分化
した組織が集まって形成されていることを科学的に
理解する。
・複数の胚葉が関係して形成される器官が多いこと
を理解している。
・ヒトの受精と発生過程に関心をもち,理解しよう
とする。
・ヒトの受精と発生の過程を理解している。
・アフリカツメガエルを産卵・受精させ,発生段階
に応じて胚を固定し,発生のようすを観察すること
ができるようになる。
・体軸の決定には母性因子が重要な役割を果たして
いることを意欲的に学習しようとする。
・母性因子の濃度勾配によって体軸が決定されてい
ることを理解している。
・カエルの背腹軸が決定されるしくみを説明でき
る。
・カエルの発生において,母性因子の濃度勾配が背
腹軸の決定に重要な役割をもつことを理解してい
る。
・中胚葉誘導が発見された実験に関心を示し,理解
しようとする。
・中胚葉誘導における物質の濃度勾配に関心を示
し,理解しようとする。
・中胚葉誘導がどのような現象か理解しており,そ
のしくみを説明できる。
・神経誘導が発見された実験に関心を示し,理解し
ようとする。
・神経誘導における物質の濃度勾配に関心を示し,
理解しようとする。
・神経誘導がどのような現象か理解しており,その
しくみを説明できる。
・中胚葉誘導や神経誘導のしくみを理解している。
・誘導の連鎖によって器官が形成されることに関心
を示し,理解しようとする。
・誘導の連鎖によって器官が形成されることを,眼
の形成を例に説明することができる。
・誘導の連鎖によって器官が形成されることを理解
している。
・誘導を受ける部位に反応能があることに関心を示
し,理解しようとする。
・反応能をもつ時期が限られていることを実験結果
から科学的に考察し,理解する。
・誘導を受けるためには反応能が必要であることを
理解している。
・ショウジョウバエの体軸が決定されるしくみを科
学的に理解する。
・ショウジョウバエの卵におけるビコイドmRNAやナ
ノスmRNAの濃度勾配が体軸の方向を決定しているこ
とを理解している。
・いくつかの調節遺伝子群が段階的に発現すること
で発生が進むことに関心を示し,理解しようとす
る。
・発生過程において,調節遺伝子が段階的に発現す
ることによって胚の区画化が起こることを科学的に
理解する。
・胚の区画化は,調節遺伝子が連鎖的に発現するこ
とによって起こっていることを理解している。
・ショウジョウバエの体節の分化は,ホメオティッ
ク遺伝子によって決定されることに関心を示し,理
解しようとする。
・ショウジョウバエの体節の分化は,ホメオティッ
ク遺伝子群が発現することで起こることを理解して
いる。
・脊椎動物と節足動物の背腹軸の形成にみられる共
通性を理解している。
・ほとんどの動物にHox遺伝子群が存在することに関
心を示し,理解しようとする。
・プログラム細胞死が起こることで正常な器官が形
成されることに関心を示し,意欲的に学習しようと
する。
・発生の過程では,プログラム細胞死が起こって形
成される器官があることを理解している。
・ニワトリの有精卵を発生させ,肢の原基を観察す
ることができる。
中間考査,
及び期末考査
【課題・提出物等】
授業時に適宜指示(ノート、プリントなど)
【第2学期の評価方法】
定期試験および提出物、授業への参画度を総合的に評価します
学期
 第4章 生殖と発生
  第5節 植物の発生
  ① 被子植物の生殖と発生
  ② 被子植物の配偶子形成と受精
  ③ 被子植物の胚発生
  ④ 被子植物の体制と形態形成
  ⑤ 花の形成と遺伝子による制御
 
 第5章 生物の環境応答
  第1節 植物の環境応答
  ① 植物の一生と環境応答
  ② 種子の発芽
  ③ 光屈性と重力屈性
  ④ 花芽形成
  ⑤ 果実の成長と成熟,落葉・落果
  ⑥ ストレスに対する応答

  第2節 動物の環境応答
  ① 刺激の受容と反応
  ② ヒトのさまざまな受容器
  ③ 神経系と興奮の伝達
  ④ 中枢神経系
  ⑤ 効果器と反応


・被子植物の発生の流れに関心を示し,理解しよう
とする。
・被子植物の発生の大まかな流れを理解している。
・被子植物の配偶子形成と重複受精に関心をもち,
理解しようとする。
・被子植物の配偶子形成の特徴を理解している。
・重複受精の過程を理解している。
・被子植物の胚発生と種子形成に関心をもち,理解
しようとする。
・被子植物の胚発生の過程を理解している。
・被子植物の体制と体軸に興味をもち,積極的に学
習しようとする。
・被子植物の形態形成の特徴を理解している。
・頂端-基部軸の形成のしくみに関心を示し,理解
しようとする。
・頂端-基部軸が形成されるしくみを科学的に理解
する。
・葉の向背軸決定のしくみ関心をもち,理解しよう
とする。
・葉の向背軸決定に働く遺伝子を把握しており,実
験結果からその働きを科学的に考察できる。
・根の放射軸について関心をもち,積極的に学習し
ようとする。
・茎頂分裂組織や根端分裂組織を維持するしくみに
関心をもち,理解しようとする。
・茎頂分裂組織や根端分裂組織が維持されるしくみ
を科学的に理解する。
・遺伝子が相互に作用しあって分裂組織が維持され
たり軸が決定されたりしていることを理解してい
る。
・花の形成における遺伝子発現の制御に興味をも
ち,理解しようとする。
・花の形成におけるABCモデルを科学的に理解し,ホ
メオティック突然変異について説明することができ
る。
・シロイヌナズナの花の形成は,遺伝子発現のABCモ
デルによって説明されていることを理解している。
・花の形成におけるABCモデルのしくみを理解してい
る。
・ナズナの胚を観察することができる。
・被子植物の茎頂を取り出し観察することができ
る。
・種子の発芽や休眠に関与する植物ホルモンについ
て関心をもち,理解しようとする。
・ジベレリンが遺伝子発現を調節するしくみを科学
的に理解する。
・アブシシン酸が種子の休眠を維持していることを
理解している。
・光受容体の性質と種子の発芽との関係に関心をも
ち,意欲的に理解しようとする。
・フィトクロムの光吸収の変化と光発芽の関係を科
学的に理解し,林床などの環境での応答を説明する
ことができる。
・植物には特定の波長の光を吸収する光受容体が存
在することを理解している。
・植物の屈性と傾性がどのような現象かを理解して
いる。
・オーキシンによる光屈性を理解しようとする。
・オーキシンの移動と光屈性の関係を理解してい
る。
・オーキシンの極性移動に関心をもち,意欲的に学
習しようとする。
・オーキシンの極性移動のしくみを科学的に考察
し,理解する。
・オーキシンが極性移動することを理解している。
・光発芽や光屈性に光受容体が関与していることを
理解している。
・重力屈性が起こるしくみを理解しようとする。
・重力屈性が起こるしくみを科学的に理解する。
・重力屈性が起こるしくみを理解している。
・頂芽優勢と植物ホルモンの関係に関心を示し,理
解しようとする。
・植物細胞の伸長成長におけるオーキシンやジベレ
リンの作用に関心をもち,理解しようとする。
・花芽形成と日長の関係に関心をもち,意欲的に理
解しようとする。
・与える日長を変化させる実験から,花芽形成には
連続した暗期が必要であることを科学的に理解す
る。
・日長と花芽形成の関係を理解している。
・フロリゲンの実体に関心をもち,理解しようとす
る。
・春化現象に関心をもち,理解しようとする。
・コムギなどでは春化処理によって花芽が形成され
ることを理解している。
・果実の成熟や落葉,落果と植物ホルモンの関係に
関心を示し,理解しようとする。
・植物ホルモンの作用によって,果実の成熟,落
葉・落果が起こることを理解している。
・乾燥や病原体,食害に対する応答のしくみに関心
をもち,理解しようとする。
・植物は,乾燥や病原体,食害などにも応答してい
ること,およびそのしくみを理解している。
・エチレンの作用を明確に知ることができる材料を
選び,適切な実験系を設定することができる。

・受容器は特定の刺激のみを受容して感覚が生じる
ことに関心をもち,積極的に理解しようとする。
・ヒトの各受容器に対する適刺激を理解している。
・眼の構造と視細胞による光の受容に関心をもち,
理解しようとする。
・眼の構造を理解している。
・桿体細胞と錐体細胞の分布や光の吸収の特徴を理
解している。
・明順応と暗順応におけるロドプシンの変化に関心
を示し,理解しようとする。
・明順応と暗順応におけるロドプシンの分解と合成
について,科学的に理解する。
・明順応と暗順応のしくみを理解している。
・遠近調節における水晶体の厚さの調節に関心を示
し,理解しようとする。
・眼の遠近調節における水晶体の厚さの調節につい
て科学的に理解し,説明することができる。
・遠近調節のしくみを理解している。
・盲斑検査を行うことができる。
・耳の構造と聴覚の生じるしくみについて関心をも
ち,理解しようとする。
・聴覚が生じるしくみについて科学的に理解する。
・耳の構造と聴覚が生じる経路を理解している。
・平衡覚が生じるしくみに関心をもち,積極的に理
解しようとする。
・平衡覚が生じるしくみを理解している。
・鼻・舌の構造と,嗅覚・味覚が生じるしくみを理
解している。
・皮膚感覚が生じるしくみを理解している。
・ヒトの神経系の構成を理解している。
・末梢神経系の構造を理解している。
・ニューロンの構造を理解している。
・静止電位が生じるしくみを科学的に理解する。
・活動電位を生じるには閾値以上の強さの刺激が必
要であることを理解し,ニューロンが興奮して静止
状態に戻るまでをイオンとチャネルの動きから説明
できる。
・活動電位の伝導のしくみに関心を示し,理解しよ
うとする。
・興奮の伝導のしくみをチャネルとイオンの動きか
ら説明することができる。
・興奮の伝導のしくみを理解している。
・無髄神経繊維と有髄神経繊維の特徴を理解してい
る。
・跳躍伝導のしくみを科学的に理解する。
・ニューロンに生じる興奮は,全か無かの法則に従
うことを科学的に理解する。
・全か無かの法則を理解している。
・強い刺激では,強い感覚が生じるしくみを理解す
る。
・シナプスによって興奮が伝達されるしくみについ
て関心を示し,理解しようとする。
・シナプスを介した興奮の伝達をチャネルとイオン
の動きから科学的に説明することができる。
・シナプス後電位の加重について理解しており,
EPSPやIPSPがどのように生じたかにもとづいて,電
位変化のようすを考察できる。
・脳や脊髄の構造と働きに関心をもち,理解しよう
とする。
・脳と脊髄の構造と各部の働きを理解している。
・筋原繊維と神経の間の構造に関心を示し,理解し
ようとする。
・骨格筋と筋原繊維の構造を理解している。
・滑り説による筋肉の収縮のしくみに関心を示し,
理解しようとする。
・筋収縮の滑り説を科学的に理解し,説明すること
ができる。
・滑り説による筋収縮のしくみを理解している。
・刺激の頻度と筋肉の収縮曲線の関係を理解してい
る。

学年末考査
【課題・提出物等】
授業時に適宜指示(ノート、プリントなど)
【第3学期の評価方法】
定期試験および提出物、授業への参画度を総合的に評価します。
【年間の学習状況の評価方法】
定期試験および提出物、授業への参画度を総合的に評価します。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
・自然の事物・現象に関心や探究心をもち,意欲
的にそれらを探究しようとするとともに,科学的
態度を身に付けている。
授業時の発問に対する応答や提出物,定期
考査から評価します。
思考・判断・表現
・自然の事物・現象の中に問題を見いだし,探究
する過程を通して,事象を科学的に考察し,導き
出した考えを的確に表現している。
授業時の発問に対する応答や提出物,定期
考査から評価します。
資料活用の
技能・表現
・実験の過程や結果を的確に読み取り,自然の事
物・現象を科学的に探究する技能を身に付けてい
るか。
授業時の発問に対する応答や提出物,定期
考査から評価します。
技能および知識・理解
自然の事物・現象について,基本的な概念や原
理・法則を理解し,知識を身に付けているか。
授業時の発問に対する応答や提出物,定期
考査から評価します。

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
日常生活で、生物に関係することで疑問を感じたこと、授業内容で不明な点があれば、そのままにせ
ずに積極的に質問して下さい。理解した気でいる人は成長できません。少人数授業であるのでわから
ないことは確実に、授業の中で解決をはかってください。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
日常生活で、生物に関係することで疑問を感じたこと、授業内容で不明な点があれば、そのままにせ
ずに積極的に質問して下さい。理解した気でいる人は成長できません。
その他のアドバイス
進路決定・変更などにより、授業への取り組みを低下させないで。最後まで学ぶ姿勢を保ちましょ
う。授業で取り扱った事項については、インターネット検索などを利用したり、図書館の本を利用し
て調べるなどして、より深い知識を得るよう積極的に行動して下さい。生物は日常見られる事柄に密
接に関係しています。学んだ事柄を思い出し理解を深めてください。