私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

英語科 「論理・表現Ⅰ(1年普通科特進選抜コース)」  単 位 数 2 単 位
学科・学年・組
普通科・1年・H~I組

1 学習の目標,評価の観点,内容及び評価方法

学習の目標
1.文法・表現の知識を定着させ,英語の基礎を作る。
2.多様な形式の問題演習や発話・表現活動を通して主体的に英語を用いる。

育成する資質能力
「向上心」・「思考力」・「判断力」・「表現力」
学校ルーブリック項目
「向上心」「自律」「自己肯定感」「友愛」「創造性」「社会貢献」
「思考力」「判断力」「表現力」「人間関係力」

評価の
観点
知識・技能 思考・判断・表現 主体的に学習に
取り組む態度
評価の
内容
文法事項を正しく理解し,知識として定
着できているか。
習得した文法知識を用いて思考・判断を
必要とする問題に取り組んだり,「書
く」,「話す」の形で表現活動ができて
いる
か。
・予習した状態で授業に臨み,授業後
に復
習をしっかり行っているか。
・授業に能動的に取り組んでいるか。
評価
方法
・定期考査
 100%
・定期考査
 100%
・課題提出50%
・授業参加姿勢50%
配分
約70%
約20%
約10%

2 学習計画・使用教材

学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)



Lesson1
I want to introduce my new friend.















Lesson2
How about joining our group?















Lesson3
I’m planning a day trip this 
weekend.












Lesson4
Have you ever tried it before?















Lesson5
What do you want to do after 
school?
















Lesson1
<話題> 紹介:初対面で行われる自然
な会
話や学校の習慣を紹介する表現を学びま
す。
<機能> 応答する/理由を述べる:相
手の
発話に適切な応答をします。また,多様
な表
現を用い,理由を述べます。
<文法> 文の種類:さまざまな疑問文
や命
令文,感嘆文を適切に作り,それに応答
しま
す。また,単文,重文,複文の構成を理
解
し,まとまりのある文で表現します。
<表現>
 話す[発表]:自分やパートナーのクラ
ブ活
動を紹介します。
書く:学校のルールや好きな科目につい
て,
理由や具体例などを加えて説明します。


Lesson2
<話題> 学校生活:学校の文化祭に参
加す
る留学生との会話を通して,学校生活で
行わ
れる生徒同士のやり取りの表現を学びま
す。
<機能> 賛成・反対する/聞き直す:
賛
成・反対の意思を示したり,聞き取れな
かっ
たことや理解できなかったことを聞き直
した
りします。
<文法> 文型と動詞:5つの文型と
There 
isの構文を理解し,文を組み立てます。
ま
た,注意すべき自動詞と他動詞の使い分
けを
します。
<表現>
 話す[やり取り]:文化祭に行く予定に
つい
て話し合います。
書く:日常生活や自分の部屋について,
具体
例や情報を挙げて説明します。


Lesson3
<話題> 旅行・観光:旅行の計画や予
定を
尋ねたり伝えたりする表現を学びます。
<機能> 激励する・励ます/計画す
る・予
定する:会話の相手を激励したり,励ま
した
りします。また,計画したり,予定して
いる
ことを伝え合います。
<文法> 時制:基本時制の構造と概念
を理
解し,伝えたいことを適切な時制を用い
て,
書いたり話したりします。
<表現>
 話す[発表]:旅行の経験について詳細
に話
します。
書く:週末にしたことや来月の予定につ
い
て,具体的に詳細を書いて伝えます。

Lesson4
<話題> 趣味・関心:趣味や関心のあ
るこ
とについて,その経験を尋ねたり,伝え
合っ
たりする表現を学びます。
<機能> 経験を尋ねる/初めての経験
を述
べる:これまでの経験や初めての経験に
つい
て,様々な表現を用いて尋ねたり,伝え
たり
します。
<文法> 完了形:現在・過去・未来完
了形
の概念を理解し,それぞれの用法を区別
しま
す。また,共に使える語句を使って,適
切に
文を作ったり,表現します。
<表現>
 話す[やり取り]:スポーツや音楽の経
験に
ついて伝え合います。
書く:訪れたことのある場所や初めて経
験し
たことについて,考えや気持ち,具体例
を挙
げて,伝えます。

Lesson5
<話題> 将来・進路:将来や進路につ
い
て,自分の意見や考えを伝えたり,相手
に尋
ねたりする表現を学びます。
<機能 >許可を求める・依頼する/義
務・
必要を表す/回想する・自省する:会話
の相
手に許可を求めたり,依頼します。ま
た,義
務や必要性を伝えたり,過去の事柄を回
想し
たり,自省します。
<文法> 助動詞:助動詞のそれぞれの
意味
と用法を理解し,適切に使い分けて表現
しま
す。
<表現>
 話す[やり取り]:将来の夢について伝
え合
います。
書く:家のルールや子供の頃のこと,ま
たい
つかやりたいことについて,自分の主張
に情
報や考え,気持ちなどを適切な理由や根
拠を
加えて書いて伝えます。
中間考査
期末考査
小テストは適宜実施

授業を聞いている
だけでは成長はあ
りません。
授業以外に演習を
行う時間(家庭学
習)を充実させま
しょう。



Lesson6
Did you hear about the new shop?

















Lesson7
I’m happy to have you with us.
















Lesson8
What sport do you like playing?














Lesson9
Digital media has come a long way.

















Lesson10
That’s why I decided to go back.

















Lesson6
<話題> 日常生活:日常生活で発話さ
れる
生徒同士の自然な会話の流れを学び,自
分の
感情や物事を詳細に表現します。
<機能> 原因・影響を表す/喜び・驚
きを
表す:様々な表現を用いて,原因や影響
につ
いて表現します。また,喜びや驚きの感
情を
表します。
<文法> 受動態:受動態を用いた様々
な文
の構造や意味を理解し,必要に応じて使
い分
け,適切に伝えます。
<表現>
 話す[やり取り]:自身の買い物につい
て詳
細に伝えます。
書く:好きな小説や最近驚いたことにつ
い
て,情報や考え,気持ちなどを適切に書
いて
伝えます。



Lesson7
<話題> 交流・交際:誕生日会を舞台
に繰
り広げられる友人同士の自然な会話のや
り取
りから,感情を表す様々な表現を学びま
す。
<機能> 感謝する/謝罪する/弁解す
る:
感謝・謝罪・弁解する際に頻繁に使用さ
れる
表現を学び,会話の相手に感情を適切に
伝え
ます。
<文法> 不定詞:不定詞の様々な用法
を学
び,より詳細な情報を伝えます。
<表現>
 話す[やり取り]:受け取った贈り物に
つい
て詳細に伝えます。
書く:自分の夢,高校生にとって一番大
切な
こと,日常生活で何かしないように努力
して
いることについて,自分の意見や主張な
どを
適切な理由や根拠と共に書いて伝えま
す。

Lesson8
<話題> スポーツ・健康:スポーツチ
ーム
について発話される会話からチームに誘
った
り,見学を勧めたりする表現を学びま
す。
<機能> 誘う・申し出る/推薦する:
相手
を誘ったり,申し出たりする表現を使い
ま
す。また,相手に物事を適切に推薦しま
す。
<文法> 動名詞:動名詞の様々な用法
を学
び,動名詞句を使用した多様な文で伝え
ま
す。
<表現>
 話す[発表]:スポーツをすることの利
点に
ついて発表します。
書く:好きなスポーツや活動,楽しみに
して
いることについて,情報や具体的を加え
て詳
細に書いて説明します。


Lesson9
<話題> メディア・コミュニケーショ
ン:
留学生とのやり取りから,メディアを通
じた
コミュニケーションについて意見を述べ
た
り,情報を加えて詳しく説明する会話を
学
びます。
<機能> 描写する/判断の根拠を述べ
る:
人や物事について情報を加えて詳しく説
明し
ます。また,判断の根拠を示す表現を使
用
して論理的に伝えます。
<文法> 分詞: 名詞を修飾する用法や
補語
になる用法,また分詞構文や付帯状況を
表す
分詞を用いて表現します。
<表現>
 話す[発表]:自分自身や自身の性格に
つい
て発表します。
書く:家族や友だちと撮った写真や日本
人の
特徴について,具体例や詳細な情報を加
えて
文章を書いて伝えます。

Lesson10
<話題> 文化・異文化理解:日本や他
国の
文化や習わしについて話されるやり取り
か
ら,日本特有の言葉や文化,また異文化
につ
いて紹介したり,その違いについて述べ
る会
話表現を学びます。
<機能> 定義する/言い換える/経緯
を説
明する:人や物事,経緯を詳細に説明し
た
り,言い換えや要約をします。
<文法> 関係詞:関係詞を用いて複文
を作
り,語句を限定したり補足説明を加えた
りし
ます。また,複合関係詞を用いて譲歩の
意味
を表します。
<表現>
 話す[発表]:日本の文化や人たちにつ
いて
紹介します。
書く:友だちや家族の紹介やあなたが今
必要
としていること,住みたい場所につい
て,
論理の展開を工夫しながら詳細に伝えた
り,
意見や主張の適切な理由や根拠とともに
文章
を書いて伝えます。
中間考査
期末考査
小テストは適宜実施

授業を聞いている
だけでは成長はあ
りません。
授業以外に演習を
行う時間(家庭学
習)を充実させま
しょう。



Lesson11
Which do you prefer, cheaper beans 
or expensive ones?















Lesson12
If I were you, I’d see it as a 
positive.
















Lesson11
<話題> 国際問題:フェアトレード
(公正
取引)について話される会話から,物事
を提
案したり,相手の発言を称賛する仕方を
学
びます。
<機能> 提案する/称賛する:提案す
る表
現や称賛する表現を学び,適切な提案と
受け
答えをします。
<文法> 比較:比較に関する様々な用
法と
表現を理解し,物事の状態を分かりやす
く説
明します。
<表現>
 話す[やり取り]:国際問題について自
分の
考えを伝え合います。
書く:本と映画どちらに興味があるか,
また
最も幸せを感じるときについて,自分の
主張
の理由や根拠を加えて,詳しく説明しま
す。

Lesson12
<話題>社会問題:日本の社会問題につ
いて
話されるやり取りから,自分の意見や考
えを
伝えたり,相手の助言を求める会話を学
びま
す。
<機能> 助言を求める・助言する/願
望を
表す:助言や願望を表す様々な表現を学
び,
相手や自分の立場に応じた適切な助言を
求め
たり,伝えたりします。また,願望を表
す表
現を使い自分の意志や要望を伝えます。
<文法> 仮定法:仮定法を用いて,事
実と
違うことや実際には起こりえないことを
述べ
ます。
<表現>
 話す[発表]:日本の社会問題について
自分
の意見を発表します。
書く:タイムマシーンがあったら過去と
未来
どちらに行きたいか,また自分や家族の
願望
について,意見や主張の理由や根拠を具
体的
に示して,伝えます。
学年末考査
小テストは適宜実施

授業を聞いている
だけでは成長はあ
りません。
授業以外に演習を
行う時間(家庭学
習)を充実させま
しょう。

使用教科書
啓林館『Vision Quest  English Logic and Expression I  Advanced』
副教材
・河合出版『accelerate 英文法・語法 book2 基礎編1改訂版』
・河合出版『accelerate 英文法・語法 book3 基礎編2改訂版』
・いいずな書店『Evergreen』
・桐原書店『Next Stage』
・リクルート『スタディサプリ』

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
・予習・授業・復習のサイクルをしっかり確立させましょう。3つのステップを1つ1つ
確実に踏むことが定着のカギになります。
・反復練習を根気強く何度も行いましょう。英語という言語の習得には「読む」,「書
く」,「聞く」,「話す」といろいろな形で触れることが不可欠です。
・文法事項を正確に理解したうえで,さまざまな問題形式で学んだことを表現できるよう
に心がけて下さい。
・基本英文は英作文を作れるくらい自分のものにしましょう。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
・予習をした状態で授業を受けて下さい。ただ機械的に座って授業を「聞く」のではな
く,予習をして疑問に思ったところや分からないところ,関心を持ったことを「聴く」姿
勢で授業に臨んでください。もちろん積極的な質問は大歓迎です。
・辞書を必ず持参して下さい。できれば紙の辞書がベターです。また,授業で必ず使う教
材も毎回忘れずに準備をしてきましょう。
・私語・居眠り・周囲の人に迷惑をかけることは当然認められません。授業は生徒だけの
ものでも教員だけのものでもありませんから,お互いに学びのある授業にしましょう。
・文法を学ぶ上で,「なぜそうなるのか?」を徹底的に解明し,丸暗記から脱却しましょ
う。
その他のアドバイス
・失敗も間違いもたくさんして下さい。そこから学んで次に進んで成長していきましょ
う。
・この1年間の基礎作りはこの後の2年間に大きな影響を及ぼします。「後でやればいい
や」ではなく「今」を大切にして取り組みましょう。今の自分の頑張りが未来の自分を形
作ります。
・英文法の理解は長文を読むときや英作文を書く時の支えとなります。使いこなせるレベ
ルで習得することがこの授業のゴールです。「生涯使える道具」として身につけることを
目
標に頑張りましょう。
・最後に…。脇道にそれることが本質の理解につながることがあります。そのために,脇
道の脇道に入り込む必要があることもあります。皆さんの「絶対学力」を挙げるために最
善と思われることをやります。よって,シラバス通りに授業を進めるとは限りません。