私立 千葉商科大学付属高等学校 シラバス 私立 千葉商科大学付属高等学校 シラバス| 単 位 数 | ２ 単 位 | |
| 学科・学年・組 | 普通科・２年・Ｅ組 |
| 学習の目標 | 物質とその変化に関わり，科学の見方・考え方を働かせ，見通しをもって観 察，実験を通して，物質とその変化を化学的に探究するために必 要な資質・能力を次の通り育成することを目指す。 (1) 日常生活や社会との関連を図りながら，物質とその変化について理解す る。 (2) 観察，実験などを通して，科学的に探究する力を養う。 (3) 物質とその変化に主体的に関わり，科学的に探究しようとする態度を養 う。 (4)一般選抜型入試に対応できる能力を養う。 |
| 育成する資質能力 | 「思考力」「判断力」「表現力」 |
| 学校ルーブリック項目 | 「向上心」「自律」「自己肯定感」「友愛」「創造性」「社会貢献」 |
| 評価の 観点 |
知識・技能 | 思考・判断・表現 | 主体的に学習に 取り組む態度 |
| 評価の 内容 |
自然の事物・現象についての概念や原 理・法則などを理解しているか。 |
自然の事物・現象から問題を見いだ し，見通しをもって観察，実験などを 通して，得られた結果を分析して解釈 し，表現するなど，科学的に探究して いるか。 |
自然の事物・現象に主体的に関わり， 見通しをもったり振り返ったりするな ど，科学的に探究しようとしているか。 |
| 評価 方法 |
・定期考査 ・小テスト |
・提出物 ・定期考査 |
・授業態度 ・小テスト ・提出物 |
| 配分 | 60％ |
20％ |
20％ |
| 学期 | 学 習 内 容 | 学 習 の ね ら い | 備考（特記事項， 他教科との関連など） |
| 第 １ 学 期 |
序章 化学と人間生活 第1節 物質の成分と構成元素 ①物質の成分 ②物質の構成元素 ③状態変化と熱運動 第2節 原子の構造と元素の周期表 ①原子の構造 ②イオン ③元素の相互関係 第3節 化学結合 ①イオン結合 ②共有結合 ③金属結合 ④結晶の比較 ⑤結晶と単位格子 |
・物質に関心をもち，物質の取り扱い方 を理解します。 ・物質の構造や性質に関する事象に関心 をもち，意欲的に物質を探究します。 ・身近な物質を取り上げ，混合物から純 物質を分離したり精製したりする実験に おける基本操作と科学的に探究する方法 を身に付けます。 ・身近な物質を取り上げ，元素を確認す る実験から単体や化合物について理解し ます。 ・粒子の熱運動と粒子間に働く力との関 係により，物質の状態変化が起こること を理解します。 ・原子の構造および陽子，中性子，電子 の性質を理解します。 ・元素の周期律および原子の電子配置と 周期表の族や周期との関係について理解 します。 ・原子の電子配置を理解し，原子番号20 番までの代表的な典型元素について，簡 単なモデルで表すことを学びます。 ・原子の電子配置と周期表の族や周期と の関係について理解します。 ・イオンの生成を電子配置と関連付けて 理解します。 ・イオンの生成を電子配置と関連付けて 理解し，イオンの表し方やイオン化エネ ルギーについての知識を身に付けます。 ・イオン結合やイオン結合でできた物質 の性質を理解し，知識を身に付けます。 ・共有結合を電子配置と関連付けて理解 し，共有結合の表し方や配位結合につい ての知識も身に付けます。 ・電気陰性度や結合の極性を理解し，分 子の極性についての知識を身に付けま す。 ・共有結合でできた物質の性質を理解 し，知識を身に付けます。 ・金属結合や金属結晶の性質について理 解し，知識を身に付けます。 ・イオン結晶の性質をイオンやイオン結 合にもとづいて説明します。 ・分子の極性を電気陰性度や結合の極 性，分子の形をもとに総合的に判断でき る能力を養います。 ・金属結晶の性質を金属結合にもとづい て的確に表現することを学びます。 ・化学結合と結晶の性質の関係を考察し ます。 ・物質が原子・分子・イオンなどの構成 粒子から成り立っていることを理解しま す。 |
中間考査 期末考査 |
| 第 ２ 学 期 |
第2章 物質の変化 第1節 物質量と化学反応式 ①原子量・分子量と式量 ②物質量 ③溶解と濃度 ④化学変化と化学反応式 ⑤化学反応の量的関係 ⑥化学変化における諸法則 第2節 酸と塩基の反応 ①酸と塩基 ②水素イオン濃度 |
・物質の構成粒子の質量の表し方とし て，原子量・分子量・式量を理解しま す。 ・物質量が粒子の数にもとづく量である ことを理解し，物質量と質量，気体の体 積との関係も理解します。 ・物質量を介して，物質の質量や気体の 体積を相互に変換することを学びます。 ・水溶液の濃度をモル濃度を用いて表し たり，濃度のわかっている水溶液中の溶 質の物質量を計算によって求めることを 学びます。 ・化学変化と物理変化の違いを理解し， 化学反応を化学反応式を用いて表すこと を学びます。 ・物質量の概念で化学変化の量的関係を 把握する方法を理解し，知識を身に付け ます。 ・化学変化では，一定の量的関係が成り 立つことを理解し，化学反応式をもとに 物質の量的関係を判断します。 ・化学変化の量的関係を物質量と関連付 けて考察します。 ・酸と塩基の定義や分類を理解し，酸と 塩基を価数や強弱にもとづいて分類する ことを学習します。 ・水溶液の性質(酸性・中性・塩基性)と 水素イオン濃度やpHとの関係を理解し， 知識を身に付けます。 |
中間考査 期末考査 |
| 第 ３ 学 期 |
第2節 酸と塩基の反応 ③中和と塩 ④中和滴定 第3節 酸化還元反応 ①酸化と還元 ②酸化剤と還元剤の反応 ③酸化還元の量的関係 ④金属のイオン化傾向 ⑤電池 ⑥金属の製錬 ⑦電気分解 |
・中和反応について理解し，塩のなりた ちや塩の水溶液の性質を理解します。 ・中和反応に関与する物質の量的関係を 理解し，中和反応における酸と塩基の量 的関係を計算によって求めることを学び ます。 ・中和滴定の操作や中和滴定曲線を理解 し，実験器具の適切な取り扱いやグラフ の見方などの知識を身に付けます。 ・酸，塩基や中和反応に関心をもち，そ れらを日常生活に関連付けて，意欲的に 探究します。 ・酸と塩基の反応の量的関係を物質量と 関連付けて考察します。 ・酸化・還元の定義を理解し，知識を身 に付けます。 ・酸化還元反応を酸化数の増減によって 判断することを学びます。 ・酸化剤，還元剤のはたらきを理解し， 半反応式をもとに酸化還元反応を組み立 てることを学びます。 ・酸化還元反応の量的関係を理解しま す。 ・金属のイオン化傾向や金属の反応性を 理解し，知識を身に付けます。 ・酸化還元反応の利用例として，電池や 電気分解などがあることを理解し，電池 の構成などの基本的な知識を身に付けま す。 ・代表的な酸化剤・還元剤の観察から電 子の授受としての規則性を見いだし，自 らの考えで表現します。 ・燃焼，金属の溶解や腐食などの反応に 興味をもち，電子の授受という観点か ら，それらを意欲的に探究します。 ・酸化還元反応の量的関係を物質量と関 連付けて考察します。 |
学年末考査 |
| 使用教科書 | 第一学習社 『高等学校 化学基礎』 |
| 副教材 | 第一学習社 『セミナー化学基礎・化学』・第一学習社 『スクエア最新図説 化学』 |
| 確かな学力を身に付 けるためのアドバイス |
毎回学習したことを確実に理解する事が一番大切な事です。その為には授業中はしっかり と集中し，確実にノートを取り，分からないことはその日の内に処理しておくことが肝心 です（復習・予習）。自分が調べて分からないことは，積極的に教員・分かる友人に質問 しましょう。決して恥ずかしい事ではありません。 |
| 授業を受けるに当た って守ってほしい事項 |
ノートは主体的に学習に取り組む態度を評価をする際のポイントになりますので毎回確実 に取り，特に板書内容の言葉や文章だけでなく，教科書や参考書等を積極的に利用して自 分なりの分かり易いノートを作成してください。 また，提出物は毎回確実に期限を守って提出してください。 |
| その他のアドバイス | 私達の身のまわりには，いろいろな化学物質が充満しており，これらなしには私達の生 活 は成り立ちません。これらの物質はどんな性質を持っており，その性質は化学構造とどの ように関係しているのでしょうか。また，それらはどのようにして作られるのだろうか 等の疑問に答えてくれるのが化学です。 授業中しっかりと話を聞き，分からないことは積極的に質問して理解しておくことが 好成績に繋がります。決して難しい科目ではありません。 楽しく学習しましょう。皆さんの努力を期待します。 |