私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

家庭科 「家庭基礎 (2年 普通科全コース・商業科全コース)」  単 位 数 2 単 位
学科・学年・組
 普通科・商業科2年・A~H組

1 学習の目標,評価の観点,内容及び評価方法

学習の目標
生涯にわたって自立して生きていく力を養うために、お互いが協力しながら生活



課題を主体的に解決し、家庭や地域社会を創造できる能力と実践的態度を身につ



ける。

育成する資質能力
「自己肯定感」「判断力」「人間関係力」
学校ルーブリック項目
「向上心」「自律」「自己肯定感」「友愛」「創造性」「社会貢献」
「思考力」「判断力」「表現力」「人間関係力」

評価の
観点
知識・技能 思考・判断・表現 主体的に学習に
取り組む態度
評価の
内容
・生活に必要な知識と技能が習得できた
か

・授業内容をきちんと理解し、身につい
ているか

・自立して生きていくための生活課題を
主体的に解決する知識と技術が身につい
たか
・人の一生と社会とのかかわりについて
考えることができたか



・生活課題を主体的に解決するためには
どうしたらよいか、自分のこととして捉
えられたか
・調理実習の服装はきちんとしている
か



・進んで実習に取り組み、班で協力し
ているか



評価
方法
・期末考査の成績から評価します



・小テストの成績から評価します



・実習等の成果物から評価します
・定期考査の成績から評価します



・授業プリントでの記述などから評価し
ます
・実習での参加態度や意欲等から評価
します



・グループ学習での課題の取り組みな
どから評価します



・課題の内容と提出状況から評価しま
す

・授業プリントの提出から評価しま
す。

・製作記録表などから評価します
配分
70%
20%
10%

2 学習計画・使用教材

学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)



はじめに
「家庭基礎」を学ぶにあたって


第1章 生涯を見通す


・人生を展望する

・青年期をどう生きるか

・5つの自立






第2章 人生をつくる 



・家族、家庭を見つめる





第9章 経済生活を営む



・現代の消費生活の特徴

・生涯の経済生活を見通す

・生活のリスクと保障、保険

・購入、支払いのルールと方法

・消費者の契約、権利と責任

・家計資産について

・持続可能な生活を営む








第4章 超高齢社会を共に生きる


・超高齢、大衆長寿社会について

・心身の特徴と、社会保険について





〇調理実習



・授業の進め方と授業内容について確認
します


・「生きる」ことについて考えて、なぜ
家庭科を学ぶのか理解します

・自分らしい生き方をするために、自立
することの大切さ、自己実現について考
えます

・人の一生と発達課題について理解し、
職業、結婚、家庭、老後について考え、
自分の一生の生活設計を立てます





・これから先の家族形態や現状を理解
し、自分にとっての家庭のあり方につい
て考える

・結婚離婚、親子、相続など家族・家庭
に関する法律を理解します





・今の自分がどんなことにお金を使って
いるのか振りかえる

・生涯賃金や給料明細から、収入と支出
など、暮らしに必要なお金について学習
します

・契約やその責任、支払い方法やクレジ
ットカードの仕組みを知り、便利で適切
な方法を考えます

・消費者問題から悪質商法などについて
学習します

・家計資産のマネジメントとして金融商

品の特徴を学習します

・大量消費やエシカル消費について考え
ます







・高齢期と加齢に伴う心身の変化や生活
課題を理解し、家族や地域・社会が果た
す役割を考えます

・高齢者が尊厳を保ち、自分らしく生き
ていくあり方について考えます

・高齢化にともなう、家族・社会の抱え
る今後の課題について理解します

・高齢期の豊かな過ごし方を考えます




・食品ロスの削減や地産地消を目指した
調理実習を行います

・調理器具の使い方についての技術を習
得します
・人生100年自分の将来生活設計を立て
る


・今自分自身がどのくらい自立している
かを知り、今後自分の自立を確立してい
く事の大切さを知る











・成年年齢の民法改正にともない、契約
の意味、未成年と成年の権利と義務の違
い等を学ぶ

・消費者の権利と義務を学び、消費者教
育を徹底する












・ライフサイクルの現状を知り、社会全
体の問題として考えていく重要性を知る

・充実した高齢期を送るために必要な自
立を知る

・自分の周りの高齢者に対する配慮を学
ぶだけでなく、将来の進路の選択肢とし
て介護に関連した学校や職場に関心を持
つ











・記録表の提出



・SDGs



柏葉祭に備え、食中毒について先行学習



第6章 食生活をつくる

・食生活の課題について考える
・食事と栄養、食品
・炭水化物の働きとそれを多く含む食品
・脂質の働きとそれを多く含む食品
・たんぱく質の働きとそれを多く含む食
品
・ミネラルの働きとそれを多く含む食品
・ビタミンの働きとそれを多く含む食品
・SDGsからみるこれからの食生活
(食料生産と食料問題)
・何をどれだけ食べるのかを知るワー
ク)



第7章 衣生活をつくる

・なぜ着るのか
・着ごこちのよい被服
・衣類の保菅




○調理実習



○被服実習
・食中毒のDVDを通して、食品管理の方
法について学習します


・人間は食べないとどうなるか考え、生
命保持のために食物が重要であることを
理解します
・5大栄養素の働きと欠乏症を理解しま
す
・各栄養素を多く含む食品を具体的に確
認し、何を食べたらよいか理解します
・大豆食品などの加工方法と加工食品の
素材について理解します
・栄養所要量と食品郡別摂取量のめやす
を知り、1日に何をどれだけ食べなけれ
ばいけないか理解します





・毎日着ている衣服についての意味を学
びます
・基本的な繊維・糸・織り方・編み方につ
いて学びます
・洗剤の働きと衣服の保管方法を学びま
す



・和食の基本となの物など、一
汁三菜を作り、簡単な調理実習を通し
て、器具等の使い方を学びます
・オーブンを使った料理を通して、調理
の工夫と自分で作る楽しさを学びます
・環境に配慮した生活の取り組みの1つ
として作成します
・布の裁断、縫製の仕方を学び、自分で
物を作り完成
させる「もの作りの喜び」を学びます
・食品の管理、販売に責任を持てるよう
になる


・調理に興味を持ち、将来の進路に関係
した学校や職場に関心を持つ



・SDGs
















・調理実習記録表



  提出










第2章 人生をつくる


・「人生100年」時代を生きる
・家庭生活と社会



第3章 子どもと共に育つ

・子どもの育つ力を知る
・子どもと関わる



第8章 住生活をつくる


・住居の変遷と機能
・安全で快適な住生活の計画
・これからの住生活(持続可能な住居)
・一人暮らしを想定した間取りについて
のワーク


○調理実習
・家庭生活を担うものとしてどのように
にしていきた
いか考えます。
・これからの家庭生活と社会の関係性に
ついて学びま
す。


・乳児・幼児の成長と発達の特徴を理解
します



・子どもの自立と生活習慣の形成、病気
と健康管理と事故防止のチェックポイン
トを理解します
・家庭保育と集団保育の意義について学
びます
・子どもの人権と児童福祉について理解
します



・住居の間取りの基本的条件を理解し、



住居の構成について考えます。
・住宅広告の見方と住宅選びのチェック
ポイントを学びます
・将来の一人暮らしを想定して部屋選び
や部屋の使い方について学びます
・住居の平面図を詳細に読み取る能力を
養い住空間に対する認識を深めます


・ニュースなどから家族の在り方に
ついて考えてみる






・近い将来に保育をする時のため、子ども
の育児について学ぶ
・将来の進路の選択肢として保育に関連し
た学校や職場に関心を持つ






・自分の生活空間と照らし合わせる















・実習記録表提出

使用教科書
家庭基礎 (東京書籍)
副教材
家庭科55デジタル+ (教育図書)

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
高校時代は、今まで17年間の個々の成長過程の中で培われた、人間としての基本的生活習
慣を改めて見直すもっとも大切な時期です。さまざまな能力を身につけ自立し、色々な人
生観や価値観があることを認め、尊重かつ共生していくことが大切と考えます。さらに生
涯生きていく上で必要な知識と技術を身につけるために学ぶ教科です。机上の理論として
表面的に理解するのではなく、すべて自分のこととして主体的に捉え、授業や課題に取り
組み、実践するように心がけてください。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
授業はプリント学習で、知識を整理し、テーマごとにどうしたらよいかを考えながら進め
ていきます。自分の意見を書くところは、よく考えてしっかり記入してください。
自分の考えを人に伝えるのは難しい事ですし、知らないことが沢山あって当たり前です。
一緒に頑張りましょう。



その他のアドバイス
教科書、資料集、調理実習でのエプロン・三角巾等、すべて忘れ物は減点対象となるので
忘れ物をしないようにしてください。課題の提出は期限を守り、内容も充実したものにな
る
ように意欲的に取り組んでください。
被服実習や調理実習が苦手でもできることはたくさんあります。失敗してもよいので怪我
の無いようチャレンジしていきましょう。