単 位 数 | 4 単 位 | |
学科・学年・組 | 普通科・3年・J組 |
学習の目標 | 1.さまざまな作品に触れながら,筆者が提起した問題に理解を深め,多角的な ものの見方・捉え方を学ぶ。 2.文章の内容を把握する力・思考する力,文章を構成し表現する力を向上させ る。 3.小説に描かれた世界を味わい、そこに表された人間の在り方について考えを 深 め る。また、展開や状況の変化を読み取り、現代の社会や自らの生活を捉えなお す。 4.文学の価値や意義について考える。 5.入試に対応できる論理的思考力を身につける。 |
育成する資質能力 | 「向上心」「創造性」「思考力」「判断力」「表現力」 |
学校ルーブリック項目 | 「向上心」「自律」「自己肯定感」「友愛」「創造性」「社会貢献」 |
評価の 観点 |
知識・技能 | 思考・判断・表現 | 主体的に学習に 取り組む態度 |
評価の 内容 |
・授業内容を理解しているか ・筆者の論理の展開を理解したか。 ・評論や小説の読解に必要な語彙力を 身に付けたか。 ・正しい日本語を身に付けたか。 |
・授業で身に付けた知識等を用いて、初 めて読む文章の内容を把握できるか。 ・受験に向けての読解力,表現力が身 に付いているか。 |
・授業に取り組む姿勢は整っている か。 ・提出物を期限内に提出することがで きているか。 ・誤字脱字などをせずに,授業で示さ れたルールに従って提出物を作成して いるか。 |
評価 方法 |
定期考査内の出題、全校一斉漢字テス トで評価します。 |
定期考査内の出題で評価します。 |
ノートや課題提出、授業態度等で評価 します。 |
配分 | 70%程度 |
20%程度 |
10%程度 |
学期 | 学 習 内 容 | 学 習 の ね ら い | 備考(特記事項, 他教科との関連など) |
第 1 学 期 |
【中間考査範囲】 「平等・制度」 デモクラシーと平等 「社会・体験」 現代社会における物語 小説「舞姫」 【期末考査範囲】 「メディア」 多様化するメディア・ツールと子ども 小説「葉桜と魔笛」 入試問題演習 |
・「平等」とは何かについて考えます。 ・言葉の定義について考えます。 ・情報の取り込み自己の発信に結び付け ます。 ・現代社会の現実と「物語」について知 ります。 ・仮説を検証し,社会との関連を考えま す。 ・構成や時代背景に注意しながら主人公 の葛藤を読み取り,人生の選択について 考えます。 ・文語文で書かれた小説を読み取る。 ・森鴎外について理解を深めます。 ・メディアがもたらす影響について考え ます。 ・文章の構造や展開の仕方を工夫しま す。 ・多様な表現方法を用いて書かれた小説 を読み,その世界観を味わいます。 ・物語の展開を把握しつつ,そこに浮か び上がる人間の心の奥深さを味わいます。 ・太宰治について理解を深めます。 |
・iPadを効果的に活用する。 ・進度によっては問題演習などを行う。 ・全校一斉漢字テスト ・中間考査 ・期末考査 |
第 2 学 期 |
【中間考査範囲】 「歴史」 歴史を哲学する 「言語」 消えゆく言語・方言を守るには 小説「こころ」 【期末考査範囲】 「近代・現代」 私の個人主義 評論「演技する『私』」 小説「鞄」 入試問題演習 |
・歴史の見方について学びます。 ・語彙を豊かにします。 ・多面的に検討します。 ・小説における場面展開や,人物の性 格,心理の描写を読み取ります。 ・人の心のありようについて考えを深め ます。 ・夏目漱石について理解を深めます。 ・近代から現代へどのように変化してき たかを考えます。 ・言葉の働きを理解し,効果的に使える よう学びます。 ・筆者の論を精査し,芸術作品のありよ うについて考えます。 ・筆者の主張の展開を押さえ,小説にお ける作者と 小説内の「私」との関係について考えを 深めます。 ・物語の展開や状況の変化に注意して小 説を読み, 現代の社会や自らの生活を捉え直います。 ・寓意に注しながら小説を読み,「現 代」という時 代について考えを深めます。 ・安部公房について理解を深めます。 |
・iPadを効果的に活用する。 ・進度によっては問題演習などを行う。 ・全校一斉漢字テスト ・中間考査 ・期末考査 |
第 3 学 期 |
なし |
なし |
なし |
使用教科書 | 明治書院『論理国語』 東京書籍『文学国語』 |
副教材 | 東京書籍『新総合図説国語』 いいずな書店『大学入試漢字語彙TOP2500三訂版』 桐原書店『日本文学史ノート』 |
確かな学力を身に付 けるためのアドバイス |
将来の目標に向かって土台を作る大切な授業です。現代文の学習方法や論理的な考え方を 身に付けることを心がけてください。そのためには,授業を受けるだけではなく家庭学習 が 必要になりますので,予習・復習を欠かさぬようにしましょう。 また,慣用表現や和語,評論によく出てくる語といった言葉の理解も大切です。 |
授業を受けるに当た って守ってほしい事項 |
毎時間の授業内容を確実に理解することが大切です。疑問点や,より深い内容を知るため に,必ず辞書や『新総合図説国語』を携帯しましょう。 |
その他のアドバイス | 評論文も文学的文章も,論理的な思考が大切です。「なんとなく」で読むので はなく,根拠を持って考えることを大切にしましょう。 |