私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

商業科 「ビジネス法規(3年商業科)」  単 位 数 2 単 位
学科・学年・組
 商業科・3年・K〜N組

1 学習の目標,評価の観点,内容及び評価方法

学習の目標
商業の見方・考え方を働かせ,実践的・体験的な学習活動を行うことなどを通して,
法規に基づくビジネスの展開に必要な資質・能力を次のとおり育成することを目指
す。

育成する資質能力
「向上心」「自律」「社会貢献」「人間関係力」
学校ルーブリック項目
「向上心」「自律」「自己肯定感」「友愛」「創造性」「社会貢献」
「思考力」「判断力」「表現力」「人間関係力」

評価の
観点
知識・技能 思考・判断・表現 主体的に学習に
取り組む態度
評価の
内容
ビジネスに関する法規について実務に即
して体系的・系統的に理解できている
か。
法的側面からビジネスに関する課題を発
見し,ビジネスに携わる者として法的な
根拠に基づいて創造的に解決する力を養
えているか。
ビジネスを適切に展開する力の向上を
目指して自ら学び,法規に基づくビジ
ネスに主体的かつ協働的に取り組む態
度を養えるか。
評価
方法
定期考査・小テスト
定期考査・授業課題
課題提出等
配分
70%
20%
10%

2 学習計画・使用教材

学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)



第1章 法の概要
1節 ビジネスにおける法の役割
2節 法の体系と解釈・適用

第2章 権利・義務と財産権
1節 権利・義務とその主体
2節 物と物権・債権
3節 知的財産権

第3章 財産権の変動
1節 契約
2節 物の売買
3節 物の貸借
・ビジネスを適切に行うための法の役割
について理解させます。
・ビジネスを円滑に行うことができるよ
うにするため,経済のグローバル化,情
報化・サービスの多様化,規制緩和など
経済環境の変化に伴って法規の改正など
が行われている現状について学び,具体
的な事例と関連付けて分析し,考察する
学習活動に取り組みます。

・権利・義務の概要,権利行使の制限及
び物権や債権など財産権の概要につい
て,法規と関連付けて理解させます。
・国際競争力の強化とビジネスを持続的
に展開する際の知的財産の保護と活用の
重要性及び知的財産を活用したビジネス
の現状について学びます。
・知的財産権が侵害されたときの対抗手
段について扱い,具体的な事例を用い
て,法規と関連付けて分析し,考察する
学習活動に取り組みます。

・契約全般について,また雇用契約,売
買契約,不動産賃貸契約など企業活動に
おける契約について,法規と関連付けて
理解させます。
・契約当事者の権利・義務関係につい
て,企業活動における具体的な事例を用
いて,法規と関係付けて理解させます。
・売買契約、不動産賃貸契約など企業活
動における契約について扱い,具体的な
事例を用いて,法規と関連付けて分析
し,考察する学習活動に取り組みます。
・教科書と連動して問題集の問題を解
き,内容の理解をはかります。



第3章 財産権の変動
 4節 不法行為
 5節 時効

第4章 企業活動と法規
 1節 企業活動の主体
 2節 株式会社の特徴と機関
 3節 資金調達と金融取引
 4節 組織再編と清算・再建
 5節 競争秩序の確保

第5章 企業責任と法規
 1節 法令遵守と説明責任
 2節 労働者の保護
 3節 消費者の保護
 4節 情報の保護
 


・契約当事者の不法行為や時効の各関係
に
ついて,企業活動における具体的な事例
を
用いて,法規と関係付けて理解させま
す。

・株式会社の意義,株主の責任,株式の
譲
渡,資本と経営の分離及び株式会社の機
関
とその責任について法規と関連付けて理
解
させます。
・資金の調達や運用と金融取引の現状・
課
題及び金融に関するセーフティーネット
に
ついて学び、具体的な事例を用いて、法
規
と関連付けて分析し、考察する学習活動
に
取り組みます。

・競争秩序を確保する意義及びそのため
の
企業活動の制限について,法規と関連付
け
て理解させます。
・競争秩序の確保の現状・課題について
学
び,具体的な事例を用いて,法規と関連
付
けて分析し,考察する学習活動に取り組
み
ます。

・法令遵守(コンプライアンス)と説明
責任(アカウンタビリティ)の意義と重
要性について学び、具体的な事例と関連
付けて分析し、考察する学習活動に取り
組みます。

・労働三権の概要及び労働三法、労働者
派遣法など労働者の権利の保護に関する
法規の概要について理解させます。

・労働者の保護の重要性及び日本におけ
る労働者の保護に関する課題について学
び、具体的な事例を用いて、法規と関連
付けて分析し、考察する学習活動に取り
組みます。

・消費者基本法、消費者契約法、不当景
品類及び不当表示防止法、特定商取引法
など消費者の保護に関する法規の概要に
ついて理解させます。

・個人情報保護法、不正アクセス禁止
法、不正競争防止法など企業が扱う情報
の保護に関係する法規の概要について学
び、具体的な事例を用いて、法規と関連
付けて分析し、考察する学習活動に取り
組みます。
・教科書と連動して問題集の問題を解き,
内容の理解をはかります。



なし
なし
なし

使用教科書
実教出版「ビジネス法規」
副教材
実教出版「ビジネス法規準拠問題集」

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
・「社会あるところ法あり」ということわざがあるように,法律を学ぶ大切さを考え,授
業に真剣に取り組み,復習を行って下さい。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
・欠席をせず、授業を受けて下さい。
・忘れ物をしないで下さい。
その他のアドバイス
特になし