単 位 数 | 1 単 位 | |
学科・学年・組 | 普通科・2年(総合進学コース) |
学習の到達目標 | ・1年次に履修した情報科「社会と情報」の基礎的な知識を基に,より高度で実 践的な コンピュータの活用を目指す。 ・処理の自動化を可能にするマクロ言語の修得,ホームページを生成するHTM L言語 の利用,そして実用的なプログラム開発が可能なプログラミング言語の 学習を通しながら,論理的思考力の育成を目指す。 |
使用教科書 | 学術文献を参考にして,科で独自に作成したWEB上のオンラインテキスト |
副教材 | 教員の作成したsampleファイル等 |
(1) 学習計画等
学期 | 学 習 内 容 | 学 習 の ね ら い | 備考(特記事項, 他教科との関連など) |
第1学期 | HTMLの基本構造 HTMLファイルの保存と更新方法 HTMLによるホームページの作成 |
・HTML文の基本的な文法構造を学びます。 ・作成したHTMLファイルをWEBページとして配 信するためのメカニズムの理解をします。 |
期末考査 |
【課題・提出物等】 授業でのHTML課題 |
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【第1学期の評価方法】 課題作成と期末考査を元に評価します。 |
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第2学期 | HTMLの続き(ハイパーリンク・フォーム) データの回収と集計 クラスと度数 度数分布 ヒストグラム 四分位範囲と箱ひげ図 散布度(バラツキ)と標準偏差 |
・作成したHTMLファイルをWEBページとして配 信するためのメカニズムの理解をします。 ・座学だけでは,なかなか理解の難しい統計解 析について,級友の身長,靴のサイズのデータ 回収とその集計作業の実践からの見識を深めま す。 ・表計算ソフトExcelの計算処理の助けを借り ながら,クラスと度数を調べることでコンピュ ータの処理の効果を実感します。 ・ヒストグラムを手書きで作成すること,デー タの散らばりを推測します。 ・データを整理し,数学的に考察し説明できる ようにします。単に統計量を求めるだけではな く,意味を理解させるとともにそれらを利用し て,データの傾向を的確にとらえ説明できるよ うにします。 ・中学校での学習をさらに発展させて四分位 数,四分位範囲,分散及び標準偏差などの用語 を知り,意味を理解させるとともに,それらを 利用してデータの傾向を的確にとらえ説明でき るようにします。 ・分散,偏差の理解は,データのバラツキを数 値的に表すことを理解します。 |
実技テスト 期末考査 |
【課題・提出物等】 作成した全デジタルファイル 実技テストで作成したファイル |
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【第2学期の評価方法】 提出された課題の内容と実技テスト,および考査テストの内容により総合的に評価します。 |
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第3学期 | 散布図と相関 正規分布 プログラム言語Perlでできること Perlの基本構造 演算子 スカラ変数と配列変数 連想配列変数 条件分岐 繰り返し文 ファイル操作 |
・2つの変量の間にどのような関連があるかを 考えます。1つの変量がもう1つの変量に強い 関連がある場合と,ない場合があります。 相関係数を用いて,その度合を計算します。 ・相関係数と散布図の関連を考察し,変量XとY の間の相関関係を調べます。 ・正規分布とは何かを考察します。 ・十分に大きなデータ集積が得られない状況下 でも,検定を行なうことで得ることができるこ とを実践します。 ・WEBベースプログラムの開発言語Perlの具体 的な事例を紹介します。 ・Perlでの開発に向け,基本文法を学びます。 ・プログラム言語固有の等号記号の意味を,演 算子を通しながら学びます。 ・変数には色々なスタイルがあり,それぞれに 一長一短があります。それらについて考察しま す。 ・条件によっては処理の内容を変化させる論理 文の理解を目指します。 ・コンピュータ処理が得意とする分野である多 量解析を可能にする繰り返し文の理解を目指し ます。 ・ファイルの入出力の方法を学ぶことで,作成 したデータの記録ができるようになります。 |
実技テスト 学年末考査 |
【課題・提出物等】 作成した全デジタルファイル 実技テストで作成したファイル |
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【第3学期の評価方法】 提出された課題の内容と実技テスト,および学年末考査の内容により総合的に評価します。 |
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【年間の学習状況の評価方法】 同じコンピュータを扱う授業ですが,学期毎に内容が大きく異なるため学期間での得手不得手が評価に反映される ことが考えられます。年間を通じ,平素の授業への出席状況,欠席等のあった際の自主的な放課後を利用した補習状 況なども評価の一環として組み入れていきます。 |
(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 | 評価方法 | |
関心・意欲・態度 | 数値演算や解析処理など,すべてはコンピ ュータの計算処理に任せることになるが,そ ういったブラックボックスな部分を,理解し ようとする姿勢をもてるか。 |
コンピュータに処理を与える前に,その働 きについての説明をします。次に実習に移 り,最後は類題により確認します。 定期的な課題提出の内容からも評価します。 |
思考・判断・表現 | 2学期のホームページ作成を除き,年間を 通して,思考と判断を求められる授業内容が 続くが,それらに対ししっかりとした自分の 考えと判断を持てるか。 |
平素の授業時での,問いかけや練習問題へ の取り組み姿勢を元に評価します。 |
資料活用の 技能・表現 |
オンライン化されたテキストを常にコンピ ュータ画面に映し出すなどの工夫をしている か。また,適宜疑問が生じたときにテキス トを元に解決する姿勢があるか。 |
机上の巡回や画面のモニタリングなどを活 用しながら,教員側の解答や例を待たずに資 料を下にした学習が成されているかを確認 し,評価します。 |
技能および知識・理解 | 1学期の授業で,既に条件分岐と繰り返し 文について学習するが,学ぶ言語は違うもの の2学期,3学期においても同様な考え方を する。これらの知識的な体系が生きている か。 |
考査試験による評価以外に,コンピュータ を使った実技テストも実施することで知識と 理解を評価します。 |
確かな学力を身に付 けるためのアドバイス |
すべての教科・科目にいえるのですが,特に実習科目である本授業については,欠課が 無いようにしましょう。 欠課した場合は,放課後等を利用して,必ず次の授業の前までにWEB上にあるオンライン テキストに目を通し,内容の補填を行なうようにしてください。 また,授業中に理解しきれなかった事項については,放課後のコンピュータ室の開放時 を利用して補填するようにしましょう。 |
授業を受けるに当た って守ってほしい事項 |
必ず最初にログイン認証をする手間がありますので,授業開始のチャイムがなった時点 ですでにログイン完了の状態になるようにしてください。これは必ず守ってください。 人とコンピュータの架け橋は,キーボード入力が基本になります。授業前の休み時間を 利用して,キータイピングの練習に励んでください。 |
その他のアドバイス | コンピュータを苦手に感じる人がいます。それは,コンピュータに不慣れであることが 原因として考えられます。 ①スムースなキー入力をマスターすること ②コンピュータはツールですから,今自分が一番必要とする操作だけを覚える 以上を基本に自分のペースで少しずつ苦手意識を克服しましょう。 |