単 位 数 | 1 単 位 | |
学科・学年・組 | 普通科・2年(理コース) |
学習の到達目標 | ネットワークコンピューティングにおけるドキュメント管理,データベースシ ステムの実践活用などを通し,コンピュータを活用した情報の整理と活用を目 指す。また,各種の人工言語を体系的に学ぶことを通して,論理的な思考によ る問題解決の力を養う。 |
使用教科書 | 数学科で作成したオンラインテキスト |
副教材 | 授業内で用意されたデジタルデータ等 |
(1) 学習計画等
学期 | 学 習 内 容 | 学 習 の ね ら い | 備考(特記事項, 他教科との関連など) |
第1学期 | XHTML言語とDOM+JavaScript によるドキュメント管理(前編) 1.序章 1.1 授業のねらい 1.2 授業の準備と必要な文具 2.HTMLの基本 2.1 webページとHTML 2.2 webページのしくみ 2.3 入力の基本 2.4 箇条書き 2.5 表 2.6 画像 |
1. 本授業の主旨と到達目標への理解を共有しま す。 授業時に配布されるテキスト(プリント)の整 理の仕方を説明し,実践します。 2. 将来は,web上のドキュメントとして,レポー トや課題提出が行えるための言語知識として, HTMLの構造理解と具体的なタグと呼ばれる命令 単語を実際に利用しながら,理解を深めます。 |
実技課題の提出 実技テスト 期末考査 |
【課題・提出物等】 授業時に作成したHTMLファイルやJavaScriptのプログラムソースの提出。 |
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【第1学期の評価方法】 授業時に提出されたファイル,課題を平常点とします。実技テスト+定期考査から評価点を算出します。 |
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第2学期 | 2.7 ハイパーリンク 2.8 フォーム 3.DOMによるドキュメント管理 3.1 DOMとは 3.2 DOM+JavaScript 3.3 実践JavasScript |
3. DOM(Document Object Model)の必要性と利便 性,およびJavaScriptでドキュメントを管理す る方法を理解します。 |
実技課題の提出 実技テスト 期末考査 |
【課題・提出物等】 授業時に作成したHTMLファイルやJavaScriptのプログラムソースの提出。 |
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【第2学期の評価方法】 授業時に提出されたファイル,課題を平常点とします。実技テスト+定期考査から評価点を算出します。 |
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第3学期 | XHTML言語とDOM+JavaScript によるドキュメント管理(後編) 4.理数系のJavaScriptプログラミング 4.1 約数,素数,完全数 4.2 ヘロンの公式 |
4. 約数の抽出を数値解析的に行うとどのような手 法が考えられるかを考察を通しながら,導いて いきます。 また,逆に1と自分自身の数以外に約数を持た ない素数の抽出を実践します。 すべて1学期で既習のDOMによる解法表記を実践 します。 ヘロンの公式をJavaScriptを用いてプログラミ ングします。その際に,三角形の成立条件など を再確認しながらコーディングする過程の中 で,数学で学んだ事項がこういった場面に活か されることに気づきます。 |
実技課題の提出 実技テスト 期末考査 |
【課題・提出物等】 授業時に作成したHTMLファイルやJavaScriptのプログラムソースの提出。 |
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【第3学期の評価方法】 授業時に提出されたファイル,課題を平常点とします。実技テスト+定期考査から評価点を算出します。 |
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【年間の学習状況の評価方法】 同じコンピュータを扱う授業ですが,学期毎に内容が大きく異なるため学期間での得手不得手が評価に反映される ことが考えられます。年間を通じ,平素の授業への出席状況,欠席等のあった際の自主的な放課後を利用した補習状 況なども評価の一環として組み入れていきます。 |
(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 | 評価方法 | |
関心・意欲・態度 | 数値演算や解析処理など,すべてはコンピュ ータの計算処理に任せることになるが,そう いったブラックボックスな部分を理解しよう とする姿勢をもてるか。 |
処理に移る前に,その働きについての説明を します。その後,実習に移るため,必ず最後 に類題による確認をします。また,定期的な 課題提出の内容についても評価します。 |
思考・判断・表現 | 年間を通して,思考と判断を求められる授業 内容が続くが,それらに対ししっかりとした 自分の考えと判断を持てるか。 |
平素の授業時での,問いかけや練習問題への 取り組み姿勢を元に評価します。 |
資料活用の 技能・表現 |
配布した資料を参考に,入力部分と実行結果 を常にコンピュータ画面に映し出すなどの工 夫をしているか。 また,適宜疑問が生じたときにテキストを元 に解決する姿勢があるか。 |
机間巡視や画面のモニタリングなどを活用し ながら,教員側の解答や例を待たずに資料を 下にした学習が成されているかを確認し,評 価します。 |
技能および知識・理解 | 授業時に出題された課題に対する解決ができ ているか。 |
実技テストの結果,定期考査の結果から評価 します。 |
確かな学力を身に付 けるためのアドバイス |
すべて手作りなテキストは,思考の流れを重視しながら,できるだけやさしい言葉をつか って作成しています。 ですので,常に受け身な姿勢での授業参加でなく,自ら進んでテキストを読み進めなが ら,絶えず先に進んだ状態で授業に臨めることが,論理的な思考を主体にする数学の授業 では有効かつ不可欠です。 |
授業を受けるに当た って守ってほしい事項 |
必ず最初にログイン認証をする手間がありますので,授業開始のチャイムがなった時点で すでにログイン完了の状態になるようにしてください。これは必ず守ってください。 また,チャイムと同時に授業開始時にタイピング練習を5分間行います。 |
その他のアドバイス | コンピュータを使った授業が難しいと感じる人がいます。 コンピュータを苦手に感じるから,その全ての授業が難しく感じているケースが多いで す。本当は,問題を解決するための考え方を理解しようとしていない,解決策を探そうと しない姿勢にある場合がほとんどです。問題解決の姿勢をしっかりもちましょう。 |