私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

家庭科 「家庭基礎」  単 位 数 2 単 位
学科・学年・組
 普通科・商業科2年・A〜L組

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
生涯にわたって自立して生きていく力を養うために、生活課題を主体的に解決し、男女が
協力し解決して家庭や地域社会を創造できる能力と実践的態度を身につける。
使用教科書
家庭基礎 (東京書籍)
副教材
生活ハンドブック資料&成分表(第一学習社)

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
はじめに
「家庭基礎」を学ぶにあたって

第1章 自分らしい人生をつくる
・青年期をどう生きるか
・人生をつくる
・家族,家庭の機能
・家族,家庭の法律








第6章 衣生活をつくろう
・なぜ着るのか
・着ごこちのよい被服
・衣類の保菅



○被服実習
−エプロンの製作−





第2章 子どもと共に育つ
・子どもの育つ力を知る
・子どもの発達について知る
・子どもの生活と親としての役割をしる
・授業の進め方と授業内容について確認します

・「生きる」ことについて考えて、なぜ家庭科
 を学ぶのか理解します
・自分らしい生き方をするために、自立するこ
 との大切さ、自己実現について考えます
・人の一生と発達課題について理解し、職業、
 結婚、家庭、老後について考え、自分の一生の
 生活設計を立てます
・自分にとっての家庭のあり方について考える
・結婚離婚、親子、相続など家族・家庭に関す
 る法律を理解します




・毎日着ている衣服についての意味を学びます。
・基本的な繊維・糸・織り方・編み方について学びま 
 す。
・洗剤の働きと衣服の保管方法を学びます。


・2学期の調理実習に使用するため、エプロン、巾着
 袋をミシンで製作します。
・布の裁断、縫製の仕方を学び、自分で物を作り完
 成させる「もの作りの喜び」を学びます。


・乳児・幼児の成長と発達の特徴を理解します
・子どもの自立と生活習慣の形成について知ります
・子どもの病気と健康管理と事故防止のチェックポ
 イント理解します
・家庭保育と集団保育の意義について学びます
・子どもの人権と児童福祉について理解します
・人生80年自分の
将来の生活設計を
立てる。
・今自分自身がど
のくらい自立して
いるかを知り、今
後自分の自立を確
立していく事の大
切さを知る。
・旧民法と現行民
法の比較
・民法改正案の必
要性を知る。















・近い将来に保育
をする時のため、
子どもの育児につ
いて学ぶ。
・将来の進路の選
択肢として保育に
関連した学校や職
場に関心を持つ。


【課題・提出物等】
1.毎時間プリント学習で、授業後プリント提出
2.課題提出
【第1学期の評価方法】
・期末考査の成績を中心に評価しますが、毎時間の授業プリントの提出、課題点、授業態度にも比重を置いて評
価します。
・教科書忘れや提出物の期限を守れない場合は、減点とします。エプロンの製作を通じて、作品点を加味しま
す。」
学期
柏葉祭の備え、食中毒について先行学習


第5章 食生活をつくる
・食生活の課題について考える
・栄養と栄養素について
・炭水化物の働きとそれを多く含む食品
・脂質の働きとそれを多く含む食品
・たんぱく質の働きとそれを多く含む食品
・ミネラルの働きとそれを多く含む食品
・ビタミンの働きとそれを多く含む食品
・SDGsからみるこれからの食生活
(食料生産と食料問題)

・何をどれだけ食べるのかを知るワーク





第7章 住生活を作る
・なぜ住まうのか
・住むひとの生活に合った住空間
・健康な住生活
・安全な住生活
・環境に調和した住生活
・SDGsからみるこれからの住生活
(持続可能な住居)

・一人暮らしを想定した間取りについての
  ワーク


○調理実習(和食)



○調理実習(洋食)
・食中毒のDVDを通して、食品管理の方法と




・人間は食べないとどうなるか考え、生命保持
 のために食物が重要であることを理解します
・5大栄養素の働きと欠乏症を理解します
・各栄養素を多く含む食品を具体的に確認し、
 何を食べたらよいか理解します
・大豆食品などの加工方法と加工食品の素材に
 ついて理解します



・栄養所要量と食品郡別摂取量のめやすを知り、
 1日に何をどれだけ食べなければいけない
 か理解します


・住居の間取りの基本的条件を理解し、住居の
 構成について考えます
・住宅広告の見方と住宅選びのチェックポイン
 トを学びます
・将来の一人暮らしを想定して部屋選びや部屋の使
 い方について学びます。
・住居の平面図を詳細に読み取る能力を養い住
 空間に対する認識を深めます




・和食の基本となるだしを取り、丼物、お吸い物、
 香の物など、一汁三菜(内2品)を作り、簡単な 
  調理実習を通して、実習室の使い方を学びます。

・オーブンを使った料理を通して、調理の工夫と自 
  分で作る楽しさを学びます。
調理に興味を持
ち、将来の進路に
関係した学校や職
場に関心を持つ



























・調理実習記録表
  提出

【課題・提出物等】
1.毎時間プリント学習で、授業後プリント提出
2.課題提出・・・調理実験実習記録表2回
【第2学期の評価方法】
・期末考査の成績を中心に評価しますが、毎時間の授業プリントの提出、課題点、授業態度にも比重をおいて評価します。
・教科書忘れや調理実習のエプロン・三角巾忘れ、提出物の期限を守れない場合は、減点とします。
学期
第8章 経済生活を営む
・現代の消費生活の特徴
・見えなくなるお金の動き
・消費者問題について
・主体的な消費行動をめざして
・家庭のお金の流れ
・将来を見通した経済計画






○調理実習(お菓子作り)





第3章 高齢社会を生きる
・私たちの生活と福祉
・社会保障の考え方







・家庭の経済生活
・経済のしくみと家計
・消費生活について
・販売方法の多様化と消費行動の意思決定
・消費者の権利と責任について調べます
・消費者行動をめぐる問題
・消費者信用の利用
・クレジットカードの仕組みを知り、カード社
 会問題を考えます




・お菓子作りの楽しさ学び、実習します。




・高齢期と加齢に伴う心身の変化
・高齢期の生活課題を理解し、家族や地域・社 
  会が果たす役割を考えます
・高齢者が尊厳を保ち、自分らしく生きていく 
  あり方について考えさせます
・高齢化にともなう、家族・社会の抱える今後 
  の課題について理解します
・高齢期の豊かな過ごし方を考えます

成年年齢の民法改
正に備え、契約の
意味、未成年と成
年の権利と義務の
違い等を学ぶ。
消費者の権利と義
務を学び、消費者
教育を徹底する。





・調理実習記録表
  提出



・高齢化の問題を
考えさせる。
・ライフサイクル
の変化を知り、社
会的サポートシス
テムが進んでいな
い現状を知り、社
会全体の問題とし
て考えていく重要
性を知る。
・充実した高齢期
を送るために必要
な自立を知る。
・自分の周りの高
齢者に対する配慮
を学ぶだけでな
く、将来の進路の
選択肢として介護
に関連した学校や
職場に関心を持
つ。
【課題・提出物等】
1.毎時間プリント学習で、授業後プリント提出
2.課題提出・・・調理実習記録表
【第3学期の評価方法】
・期末考査の成績を中心に評価しますが、毎時間の授業プリントの提出、課題点、授業態度にも比重をおいて評価 
  します。
・教科書忘れや調理実習のエプロン・三角巾忘れ、提出物の期限を守れない場合は減点とします。
【年間の学習状況の評価方法】
1,2,3学期の評価を総合して、年間の評価とします。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
・授業中、集中して取り組めているか。
・授業プリントをきちんと記入して提出しているか。
・課題に真剣に取り組み、きちんと提出しているか。
・調理実習の服装はきちんとしているか。
・進んで実習に取り組み、班で協力しているか。
・毎時間、授業プリントを提出して確認します。
・課題の内容と提出状況から評価します。
・エプロン、三角巾の着用を確認します。
・実習の参加態度と実習記録表の提出から評価
 します。
思考・判断・表現
・生活に必要な知識と技術が習得できたか。
・人の一生と社会とのかかわりについて考えることが
できたか。
・生活課題を主体的に解決するためにはどうしたらよ
いか、自分のこととして捉えて考えられたか。
・定期考査の成績から評価します。
・課題の内容から評価します。
・授業中の発問に対する応答で確認します。
資料活用の
技能・表現
・資料集や教科書の統計資料から、人の一生
と社会問題の現状を知り、分析できたか。
・授業中の発問に対する応答で確認します。
技能および知識・理解
・授業の内容をきちんと理解し、身につけて
いるか。
・自立して生きていくために生活課題を主体
的に解決する知識と技術が身についたか。
・定期考査の成績から評価します。
・課題の内容から評価します。
・実習での取り組みを観察します。

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
高校時代は、今まで17年間の個々の成長過程の中で、つちかわれた人間としての基本的生活習慣を改
めて見直すもっとも大切な時期です。さまざまな能力を身につけ自立し、色々な人生観や価値観があ
ることを認め、尊重又かつ共生していくことが大切と考えます。さらに生涯生きていく上で必要な知
識と技術を身につけるために学ぶ教科です。机上の理論として表面的に理解するのではなく、すべて
自分のこととして主体的に捉え、授業や課題に取り組み、実践するように心がけてください。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
授業はプリント学習で、知識を整理して、テーマごとにどうしたらよいかを考えながら進
めていきます、自分の意見を書くところは、よく考えてしっかり記入してください。
その他のアドバイス
教科書、資料集、調理実習でのエプロン・三角巾等、すべて忘れ物は減点対象となるので忘れ物をしな
いようにしてください。
課題の提出は期限を守り、内容も充実したものになるように意欲的に取り組んでください。