私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

地理歴史科 「世界史B特講(3年普通科特進クラス)」  単 位 数 4 単 位
学科・学年・組
 普通科・3年H組(選択必修)

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
①問題演習を通じて,世界の歴史の大きな枠組みと展開を諸資料に基づき地理的
条件や日本の歴史と関連づけながら理解し,文化の多様性・複合性と現代世界の
特質を広い視野から考察することによって,歴史的思考力を培い,国際社会に主
体的に生きる日本人としての資質を養う。
②直前に控えた大学入試(大学入学共通テスト・私大個別入試)において,高得
点が取れるように基礎知識をしっかりと固める。
③大学進学後,必要となる基礎的知識・教養を身につける。
使用教科書
山川出版  『詳説世界史B 改訂版』
副教材
第一学習社 『グローバルワイド最新世界史図表』 
山川出版  『世界史B用語集』
山川出版  『世界史総合テストPlus α』
啓隆社   『世界史重要語句Check List』

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
第12章 
アジア諸地域の動揺
 1.オスマン帝国支配の動揺と
                    アラブのめざめ

 2.南アジア・東南アジアの植民地化

 3.東アジアの激動
①オスマン帝国の衰退が,アラブ民族をめざめ
させたことを理解します。また,オスマン帝国
の改革が西欧に習おうとしたものであることを
理解します。
②インド・東南アジアの国々がヨーロッパの
国々によって植民地化されていったことを理解
します。特に,インドの植民地化がイギリスの
産業革命と関わっていることを理解します。
③三角貿易の仕組みを理解したうえで,ヨーロ
ッパ諸国が清へ進出していく流れを捉えます。
 また,植民地化が進む中で太平天国の乱が起
きた理由について理解します。


①中間考査




②期末考査
             
【課題・提出物等】
問題集や授業ノートなどの提出を求めることがある。
【第1学期の評価方法】
①中間・期末考査の成績を中心に評価します。
②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価の対象となります。
学期
入試対策:問題演習と解説(基礎~応用)

・基礎から応用まで幅広いレベルの演習を実
施する。

・大学入学共通テスト対策
※大学入学共通テスト・私大入試に向けて,過
去問等の演習を積み重ね,実践力を身につけま
す。


①中間考査


②期末考査
           
【課題・提出物等】
問題集や授業用ノートの提出を求めることがある。
【第2学期の評価方法】
①中間・期末考査の成績を中心に評価します。
②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価の対象となります。
学期
     なし
     なし
   なし 
【課題・提出物等】
      なし
【第3学期の評価方法】
       なし
【年間の学習状況の評価方法】
①中間・期末考査の成績を中心に評価します。
②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価の対象となります。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
①授業に積極的に参加しているか。
②自分に合った問題集や過去問題集を選択
し,積極的に取り組んでいるか。
③世界史に関するTV番組・VTR・DVD
を積極的に視聴したり,図書館・博物館・企
画展等に足を運び意欲的に学ぼうとしている
か。
①授業中の発表,視聴覚教材の鑑賞態度,ノー
 ト提出,課題提出などをもとに評価します。
思考・判断・表現
①世界史の授業で学習したことをもとに,現代
 に起こる様々な人類の課題を,多角的・多面
 的に考察できるか。
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価し
 ます。
資料活用の
技能・表現
①様々な資料を活用して,それぞれの時代の政
 治・経済・社会・文化等の特徴について理解
 を深められるか。
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価し
 ます。
技能および知識・理解
①世界史を理解するために,必要な基本的知識
 を身につけているか。
②世界の歴史の流れをわが国の歴史と関連づけ
 ながら理解しているか。
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価し
 ます。

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
①授業を「集中」して受けることが大切です。特に、部活に加入している生徒は,勉強時
間を確保しにくいと思います。授業ですべてを理解する気持ちで臨んでください。
②板書以外にも自分が気づいたことや考えたこと,先生や他の生徒の意見を記入するなど
ノートのとり方を工夫してください。
③授業で学習したことをもとにして,「新聞」(特に国際面)を読んでください。
④『世界史重要語句Check List』を使用して基礎・基本の定着を図りましょう。
 また『世界史総合テストPlus αは入試問題の標準的なレベルを身につけるのに適して
います。適宜取り組んでいきましょう。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
①授業ノート・『最新世界史図表』・『世界史B用語集』などを必ず持参し,活用しなが
ら授業を受けてください。
②生徒と教師・生徒と生徒の「対話」がある授業(発言の多い授業)は,たいへん楽しい
ものです。正誤を気にする必要はありません。積極的な発言を期待しています。
③集中して取り組むとき,リラックスするときなど授業にメリハリをつけてください。
その他のアドバイス
①世界史の学習は,細かい年号や人物名,事件名などを暗記することだけではないので
す。基本的事項をきちんと暗記・理解しながら,歴史的出来事には「どのような背景があ
るのか」「わが国とどのような関わりをもっているのか」「世界の中でどのように位置付
けられているか」を意識して勉強してください。
②歴史を様々な角度から捉えるように意識してください。
③大学入試に対応できるような学力を身につけ,世界史を学ぶ楽しさを感じてください。
④世界史に関するTV番組・VTR・DVDを見たり,図書館・博物館・企画展等へ行く
ことにより,歴史への興味・関心が高まるので是非足を運んでみてください。