私立　千葉商科大学付属高等学校　　シラバス

普通科・３年・Ｈ組（国立理系）

１　学習の到達目標等

大学入試共通テストに対応できる実力を養成する。

東京書籍『精選古典Ｂ　古文編』，『精選古典Ｂ　漢文編』

第一学習社『完全マスター古典文法』
浜島書店『漢文の習得』
いいずな書店『Ｋｅｙ＆Ｐｏｉｎｔ古文単語３３０』
東京書籍『新総合図説国語』
尚文出版『共通テスト対策古典完答２４』
桐原書店『日本文学史ノート』

２　学習計画及び評価方法等

（１）　学習計画等

学期	学　習　内　容	学　習　の　ね　ら　い	備考（特記事項， 他教科との関連など）
第１学期	（中間考査まで） 〔古文編〕 　　『蜻蛉日記』 〔漢文編〕 　　文・韓愈他 　　 （期末考査まで） 〔古文編〕 　　『平家物語』 〔漢文編〕 　　『十八史略』	・日記文学を通して，作者の境遇を確かめなが ら， 　その心情を理解します。 ・世の中の批判にめげることなく、自己の信念 を貫 　き通そうとする作者の力強い情熱について理 解し 　ます。 ・戦いのさなか，歌道に思いを馳せた平忠度の 姿 　や，毅然と振舞う二位の尼に導かれて入水す るい 　たいけな安徳天皇の姿について理解します。 ・登場人物の置かれた状況と行動を理解しま す。	日本史・世界史の 知識と関連付けま す。
	【課題・提出物等】 事前学習（予習）の徹底
	【第１学期の評価方法】 授業の理解，図説の内容．古文単語に関する定期考査や実力テストなどによる総合評価
第２学期	（中間考査まで） 〔古文編〕 　　『無名草子』他 〔漢文編〕 　　思想 （期末考査まで） 共通テスト対策演習	・物語評論に書かれている『源氏物語』制作の 経緯 　について，読解します。 ・人間や政治をめぐるさまざまな思想を理解し ま　 　す。 ・共通テスト対策の問題演習を行います。	日本史・世界史の 知識と関連付けま す。
	【課題・提出物等】 事前学習（予習）の徹底
	【第２学期の評価方法】 授業の理解，図説の内容，古文単語，実力テストなどによる総合評価
第３学期	なし	なし	なし
	【課題・提出物等】 なし
	【第３学期の評価方法】 なし
【年間の学習状況の評価方法】 授業の理解，図説の内容，古文単語に関する定期考査や実力テストなどによる総合評価

（２）評価の観点、内容および評価方法

評価の観点および内容		評価方法
関心・意欲・態度	・予習・復習の有無，提出物を期限内に提出し ているか。	平常授業の取り組み姿勢，提出物で評価しま す。
思考・判断・表現	・本文の内容をしっかりと把握し，主題を導き 出せたか。	授業中の発言や，ノートの内容，古文単語テ スト や考査の成績などで評価します。
資料活用の 技能・表現	・図説や図書館資料などで，古典の時代背景 　を調べ，理解したか。	授業中の発言や，ノートの内容で評価しま す。
技能および知識・理解	・古典を正しく解釈できるようになったか。 ・古文単語や文学史などの知識が身についた 　か。	古文単語テストや考査の成績などで評価しま す。

３　担当者からのメッセージ

継続的な学習が大切な科目ですので，何度も繰り返して単語の暗記や文法の定着を図りまし
ょう。多くの文章を読み，文中の語句や句法を把握してください。
また，大学入試問題は設定された時間内で解答し，できなかった箇所を必ず復習してくだ
さい。

古典の基礎知識から応用的な文法まで体系的に学習しますので，毎時間の授業内容を確実
に理解することが大切です。予習・復習を欠かさないようにして下さい。特に，教科書の
本文は，必ず自分で口語訳することによって，理解不足のないようにしましょう。

古文は現在使われている言語のルーツです。決して難解な言語を学ぶ科目ではありませ
ん。苦手意識をなくし，着実な学習を心掛けて下さい。地道な努力を続ければ，必ず結果
が出る科目です。