私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

数学科 「数学B(2年普通科特進クラス理系)」  単 位 数 4 単 位
学科・学年・組
普通科特進・2年・H組(理系選択)

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
数学Bでは平面上のベクトル,空間のベクトル、数列について学び,数学における基本的
な
概念や法則の理解を深めるとともに数学的な見方や考え方のよさを認識することを目標と
し
ています。
それを踏まえて創造性の基礎を培う。学習により身につけた思考法をすすんで活用しよう
と
する態度を持ってもらいたい。

使用教科書
第一学習社 数学B
副教材
第一学習社 プログレス数学II・B

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
第1章平面上のベクトル

第1節ベクトルとその演算
1 ベクトルの意味
2 ベクトルとその演算
3 ベクトルの成分
4 ベクトルの内積

第2節平面図形とベクトル
5 位置ベクトル
6 平面図形への応用
7 ベクトル方程式

第2章空間のベクトル

第1節空間のベクトル
1 空間における直線・平面の位置関係
2 空間の座標
3 空間のベクトルの演算
4 空間のベクトルの成分
5 空間のベクトルの内積

第2節空間図形とベクトル
6 空間の位置ベクトル
7 空間図形への応用
1 向きと大きさをもつベクトルの考え方にふれ,
和,差,実数倍を定義し,種々の演算に慣れる。ベ
クトルを成分で表すことを学び,その演算法則を理
解します。ベクトルの内積を定義し,更に垂直条件
を
導き利用できます。また,直線のベクトル方程式を
導
き,成分による直線の方程式との対応について理解
し
ます。

2 位置ベクトルの考え方を導入し,既習したベク
トルの考え方,性質を利用して平面図形の性質を
調べることができます。

3平面上の座標の考えを空間へも拡張します。空間
ベ
クトルを定義しますが,その性質や演算方法が平面
ベ
クトルの場合と同様に 成立することを確認しま
す。
ベクトルの大きさ,内積の定義も確認する。位置ベ
クトルを利用して空間の点をとらえ、図形の性質
を調べることができます。








スカラーとベクト
ル
の違いを明確にす
る。

物理学におけるベ
ク
トルを紹介して興
味
を引く。

中間考査

十分な演習でベク
トルの全容をつか
む。













期末考査
【課題・提出物等】
新学期前の春期休暇中の課題レポート提出,MetaMojiClassRoom,Classiでの課題や授業への取り組み姿勢(出席状況や提
出物)も平常評価に入れます。
【第1学期の評価方法】
小テスト,中間考査、期末考査を中心に,課題や授業への積極的な取り組みや態度(出席状況や提出物)を評価に入れる。
した
がって,課題や提出物は必ず期限を守って提出させる。
学期
第3章数列

第1節等差数列と等比数列
1 数列と一般項
2 等差数列
3 等差数列の和
4 等比数列
5 等比数列の和

第2節いろいろな数列
6 いろいろな数列の和
7 階差数列

第3節数学的帰納法
8 漸化式
9 数学的帰納法
ある規則にしたがって得られる数列を扱う。主に等
差数列,等比数列を扱いその性質を理解し,それら
の一般項および和を求められるようにします。いろ
い
ろな数列の一般項や和について,その求め方を理解
し,事象の考察として活用します。漸化式について
理
解し,一般項を求められるようにします。また,漸
化
式を事象の考察として活用します。数学的帰納法の
手
法について理解し,簡単な命題などの証明に当てま
す
。特に数学Aで扱った「整数の性質」の命題などの
証明を行います。







数列の意味を理解
す
る。

等差数列や等比数
列
の一般項や和求め
ら
れるようにする。

Σk,Σk2を理解し
応用できるように
す
る。

中間考査





期末考査
【課題・提出物等】
夏季休暇中の課題レポート提出,MetaMojiClassRoom,Classiでの課題や授業への取り組み姿勢(出席状況や提
出物)も平常評価に入れます。
【第2学期の評価方法】
小テスト, 中間考査,期末考査を中心に,課題や授業への積極的な取り組みや態度(出席状況や提出物)を評価に入れる。
した
がって,課題や提出物は必ず期限を守って提出させる。
学期
総合復習(ベクトル,数列)



大学入試に慣れ,数学Bの内容を深く理解します。



学年末考査



【課題・提出物等】
冬季休暇中の課題レポート提出,MetaMojiClassRoom,Classiでの課題や授業への取り組み姿勢(出席状況や提
出物)も平常評価に入れます。
【第3学期の評価方法】
小テスト,学年末考査を中心に,課題や授業への積極的な取り組みや態度(出席状況や提出物)を評価に入れる。した
がっ
て,
課題や提出物は必ず期限を守って提出させる。
【年間の学習状況の評価方法】
小テスト,中間考査,期末考査を中心に,課題や授業への積極的な取り組みや態度(出席状況や提出物)を評価に入れる。した
がっ
て,課題や提出物は必ず期限を守って提出させる。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
数学的活動を通して、数学の理論や体系に関心
を
もつとともに,数学的な見方や考え方のよさを
認
識し,それらを事象の考察に積極的に活用しよ
う
とする。


出席状況や授業中の発問,問題解決への積極的
な
取り組みなど,定期考査を含めて総合的に判断
し
ます。

思考・判断・表現
数学的活動を通して, 数学的な見方や考え方を
身
に付け,事象を数学的にとらえ,論理的に考え
る
とともに思考の過程を振り返り多面的・発展的
に
考える。


出席状況や授業中の発問,問題解決への積極的
な
取り組みなど,定期考査を含めて総合的に判断
し
ます。

資料活用の
技能・表現
事象を数学的に考察し,表現し処理する仕方や推
論の方法を身に付け,よりよく問題を解決する。
出席状況や授業中の発問,問題解決への積極的
な
取り組みなど,定期考査を含めて総合的に判断
し
ます。

技能および知識・理解
数学における基本的な概念,原理・法則、用語・
記号などを理解し,知識を身に付けている。
出席状況や授業中の発問,問題解決への積極的
な
取り組みなど,定期考査を含めて総合的に判断
し
ます。

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
授業の内容を確実に理解し,分からないことをそのままにしないで,必ず質問しましょう。演習問題
などを
活用して,確実に解法し,その演習を多くすれば必ず力はつきます。さらに難問に挑戦し,解法でき
る問題
の質を高めると自信につながります。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
話は集中して聞き,学習ノートを充実させましょう。聞くときは聞き,解くときは解きましょう。数
学は内
容が連続しているので,欠席した場合は早い時期に学習し,遅れを取り戻しましょう。
その他のアドバイス
参考書のや問題集は各自の目標(モチベーション)によって違いますが,自分がもっとも得意な問題
の解説を見て,その内容の記述の善し悪しで決めるのも1つの方法です。