単 位 数 | 1 単 位 | |
学科・学年・組 | 普通科・3年・K組(理コース) |
学習の到達目標 | 2年次に履修したプログラミング数学の内容をベースに,より多様なコンピュー タ言語の探求と理解を目指す。 量としてとらえるデータではなく,数としてとらえるデータにおける数値解析の 有用性およびその可能性を考察する。 プログラミング言語の学習を通して,論理的思考力の育成を目指す。 |
使用教科書 | 学術文献を参考にして,科で独自に作成した学内WEBのオンラインテキストお よび配付プリント |
副教材 | 単元に沿ったsampleコードおよび必要な補助プリント教材 |
(1) 学習計画等
学期 | 学 習 内 容 | 学 習 の ね ら い | 備考(特記事項, 他教科との関連など) |
第1学期 | 1.VBA(Visual Basic for Application) 1.1 単純な繰り返し処理 1.2 条件によって処理を変える 1.3 独自に関数を作成できる 1.4 データ入力画面の作成 1.5独立したソフトウエアの開発 |
1. 表計算ソフトExcelに付帯するマクロ言語であ るVBAの習熟を通しながら,フローチャートや 論理的な思考力の向上を目指す。 以下の4つのステップを経て,VBAのマクロ機能 を活用する。その過程の中でフローチャートの 概念および課題解決・問題解決を実践する。 ①繰り返し処理による多量データの一括処理 ②条件を与え,それによる処理の変遷 ③課題を解決するための独自関数の作成 ④入力フローを支援する入力フォームの作成 ⑤持続可能なプログラムの作成 |
実技テスト 期末考査 |
【課題・提出物等】 作成した全デジタルファイル。 定期的な課題ファイル。 |
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【第1学期の評価方法】 提出された課題,問題解決に対する姿勢,振り返り内容および実技課題と考査テストの内容により総合的に評価 します。 |
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第2学期 | 2.十進Basicを利用したFullBasic入門 2.1 基礎文法 2.2 関数のグラフ作成 2.3 媒介変数関数のグラフ作成 2.4 2次方程式の解法の実装 2.5 ヘロンの公式の実装 2.6 エラトステネスのふるいの実装 2.7 2分探索の実装 |
2. 数値解析の際に利用されているFullBasicとい うプログラム言語を用いて,数学の媒介変数を 用いた関数の作図処理や数々のアルゴリズムの 開数を行う。 十進Basicの利用価値の高さをサンプルプログ ラムを通して伝える。 これまで数学の授業で扱ってきた関数のグラフ のプロットへのアプローチのし易さを示す。 媒介変数表示の直感的にイメージを持ち辛い関 数のプロットを実践する。 いくつかの秀逸なアルゴリズムを紹介しなが ら,その実装を実践する。 |
実技テスト 期末考査 |
【課題・提出物等】 作成した全デジタルファイル。 定期的な課題ファイル。 |
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【第2学期の評価方法】 提出された課題,問題解決に対する姿勢,振り返り内容および実技課題と考査テストの内容により総合的に評価 します。 |
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第3学期 | なし |
なし |
なし |
【課題・提出物等】 なし |
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【第3学期の評価方法】 なし |
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【年間の学習状況の評価方法】 コンピュータを扱い,かつ,学期毎に扱う言語が異なるため言語そのものの習得を目指すには全体として厳しい面が 否めない。そのためあくまでもそれぞれの言語の特徴を捉えながら,ツールとして人工言語を活用する姿勢及び課題 解決の姿勢を振り返りシートと課題提出内容から評価していく。 なども評価の一環として組み入れていきます。 |
(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 | 評価方法 | |
関心・意欲・態度 | 数値演算や解析処理など,すべてはコンピュ ータの計算処理に任せることになるが,そう いったブラックボックスな部分を,理解しよ うとする姿勢をもてるか。 |
コンピュータに処理を与える前に,その働 きについての説明をします。次に実習に移 り,最後は類題により確認します。 定期的な課題提出の内容からも評価します。 |
思考・判断・表現 | 年間を通して,思考と判断を求められる授業 内容が続くが,それらに対ししっかりとした 自分の考えと判断を持てるか。 |
平素の授業時での,問いかけや練習問題へ の取り組み姿勢を元に評価します。 |
資料活用の 技能・表現 |
配布した資料を参考に,入力部分と実行結果 を常にコンピュータ画面に映し出すなどの工 夫をしているか。 また,適宜疑問が生じたときにテキストを元 に解決する姿勢があるか。 |
机上の巡回や画面のモニタリングなどを活用 しながら,教員側の解答や例を待たずに資料 を下にした学習が成されているかを確認し, 評価します。 |
技能および知識・理解 | 2年生のコンピュータ数学Aの授業で,既に 条件分岐と繰り返し文について学習するが, 学ぶ言語は違うものの本授業においても同様 な考え方をする。これらの知識的な体系が生 きているか。 |
考査試験による評価以外に,コンピュータ を使った実技テストも実施することで知識と 理解を評価します。 |
確かな学力を身に付 けるためのアドバイス |
すべての教科・科目にいえるのですが,特に実習科目である本授業については,欠課が 無いようにしましょう。 欠課した場合は,放課後等を利用して,必ず次の授業の前までに時間内で扱った内容の 課題に目を通し,補填を行なうようにしてください。 また,授業中に理解しきれなかった事項については,放課後のコンピュータ室の開放時 を利用して補填するようにしましょう。 |
授業を受けるに当た って守ってほしい事項 |
必ず最初にログイン認証をする手間がありますので,授業開始のチャイムがなった時点 ですでにログイン完了の状態になるようにしてください。これは必ず守ってください。 人とコンピュータの架け橋は,キーボード入力が基本になります。キータイピングの練 習時間は授業内でも与えることがありますが,授業前の休み時間などを利用して,定期 的に励んでください。 |
その他のアドバイス | コンピュータを苦手に感じる人がいます。それは,コンピュータに不慣れであることが 原因として考えられます。 ①スムースなキー入力をマスターすること ②コンピュータはツールですから,今自分が一番必要とする操作だけを覚える 以上を基本に自分のペースで少しずつ苦手意識を克服しましょう。 |