単 位 数 | 2 単 位 | |
学科・学年・組 | 商業科・2年・I・J・K組 |
学習の到達目標 | ①近代・現代における我国の歴史の流れ(原因と結果)を,世界の歴史と関連づけなが ら, 各時代の歴史を学びます。 ②今日我国が抱える問題がどのような歴史的事象に起因しているのかを理解させ,国際社 会 に主体的に生きる日本人としての資質を養います。 ③大学進学後の授業,就職・資格試験を受験する際に必要となる基礎的知識・教養を身に つ けます。 |
使用教科書 | 山川出版社『現代の日本史』 |
副教材 | 山川出版社『現代の日本史ノート(改訂版)』 |
(1) 学習計画等
学期 | 学 習 内 容 | 学 習 の ね ら い | 備考(特記事項, 他教科との関連など) |
第1学期 | 授業開始に当たって 明治維新~昭和初期の日本 第5章 第二次世界大戦と日本 3.満州事変から国際的孤立へ 4.軍部の政治的台頭 5.中国との戦い 6.第二次世界大戦と世界新秩序 7.太平洋戦争 8.日本の敗北 |
①『日本史』の学習を通じて何を学ぶのかを明らか にし,授業に臨む心構えを確立します。 ②明治~昭和初期の歴史を概観します。 ②世界情勢や軍部の政治的進出に着目して、日本の 国際的孤立の過程について考察します。 ③国家主義が高揚するなかで、五・一五事件から 二・二六事件にかけて、軍部の影響力が政治面・ 外交面で増大していく過程を考察します。 ④日中戦争の勃発から太平洋戦争の突入にいたる過 程について、国民生活の変化や諸統制に着目して 全体主義的な国家体制の進展を考察します。 ⑤第二次世界大戦について、国家間の提携やその性 格の相違を考察します。 ⑥国内の総力戦体制の構築に向け、新体制運動・大 政翼賛会などが組織されたことを理解します。 ⑦日中戦争の長期化と国際関係の悪化が、米英諸国 との戦争に拡大していった過程を考察します。 ⑧東南アジア地域における戦争の推移、占領地帯で の軍政の在り方と住民の反応について考察しま す。 ⑨戦局の悪化に伴う勤労動員・強制連行・学徒出 陣・学童疎開などの措置を考察します。 ⑩この戦争がもたらした惨禍に着目して、平和で民 主的な国際社会の実現に努める重要性を認識しま す。 |
視聴覚教材を多 く用い,印象に残 る授業を心がけ ます。 中間考査 期末考査 |
【課題・提出物等】 ①ノート・ワークブック |
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【第1学期の評価方法】 ①期末考査の点数にに平常点(授業態度・提出物の状況等)を加味します。 |
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第2学期 | 第6章 占領下の日本 1.占領政策の展開 2.戦後民主主義の定着 3.政治・経済の再建 4.独立の回復 第7章 日本の自立と経済成長 1.55年体制の成立 2.安保体制下の日本 3.高度成長の光と影 |
①戦後の世界秩序を踏まえ、占領政策及び民主化政 策と、それに伴う諸改革について、その経過と内 容を考察します。 ②戦後政治の動きを踏まえて、集大成となる日本国 憲法制定の意義を理解します。 ③民主主義の定着に向け、教育制度の改革が実施さ れると同時に、敗戦により日本人の価値観に大き な変化があった点を理解します。 ④戦後政治の動きと、経済の安定化を求める施策を 関連づけて考察します。 ⑤東アジア情勢の変化を踏まえ、連合国による占領 が終結し、日本が独立した意義を考察します。 ⑥連合国による日本の占領が終結したことと、その 後の日米関係の継続について、様々な国の立場か ら考察します。 ⑦独立後の日本国内政治について、衆議院を保守・ 革新の二大勢力が占める55年体制が成立した意 義を考察します。 ⑧日本の国際連合加盟の経緯を理解します。 ⑨自民党内閣が長期継続するなか、アメリカ・大韓 民国・中華人民共和国との関係に着目して、日本 の外交・政治の動向を考察します。 ⑩朝鮮特需による経済復興とその後の高度経済成長 について、経済の国際化の側面に着目して考察し ます。 ⑪消費革命による社会の変貌と経済成長がもたらし たひずみである社会問題について考察します。 ⑫ドル=ショック、石油危機を踏まえて、主要先進 国首脳会議が開かれた意義を考察します。 |
第1学期に同じ |
【課題・提出物等】 ①ノート・ワークブック |
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【第2学期の評価方法】 ①期末考査の点数にに平常点(授業態度・提出物の状況等)を加味します。 |
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第3学期 | 第8章 現代の世界と日本 1.激動する世界 2.国内政治の再編成 3.アジア・太平洋地域と日本 4.21世紀の課題 |
①冷戦の終結・ドイツの統一・ソ連の崩壊を踏まえ て、世界構造の変化について考察します。 ②石油危機を乗り越え、経済大国としての道を歩み 始めた日本の状況を多面的・多角的に考察しま す。 ③1980年代以降の国内状況について、日本の政 治・外交・財政を踏まえて多面的・多角的に考察 します。 ④1980年代以降の国内状況について、経済状 況・地域協力の在り方を踏まえて多面的・多角的 に考察します。 ⑤同時多発テロ以降の国際協力の在り方や、地球 環境問題に対して考察します。 |
第1学期に同じ |
【課題・提出物等】 ①ノート・ワークブック |
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【第3学期の評価方法】 ①期末考査の点数にに平常点(授業態度・提出物の状況等)を加味します。 |
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【年間の学習状況の評価方法】 「(2)評価の観点,内容及び評価方法」に示した観点から各学期の成績を総合し,年間の評価とします。 |
(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 | 評価方法 | |
関心・意欲・態度 | ①積極的に授業に参加しているか。 ②日本史に関するTV番組・ビデオ類を積極的に 利用したり,図書館・博物館などに足を運び意欲 的に学ぼうとしているか。 |
授業中の発表,視聴覚教材の鑑賞態度,ノート提 出,課題提出から評価します。 |
思考・判断・表現 | ①日本史の授業で学習したことをもとに,現代に 起こる様々な人類の課題を,多角的・多面的に思 考できるか。 |
授業中の発表,単元終了毎の考査から評価しま す。 |
資料活用の 技能・表現 |
①様々な資料を活用して,それぞれの時代の政 治・経済・社会・文化等の特徴について理解を深 められるか。 |
授業中の発表,単元終了毎の考査から評価しま す。 |
技能および知識・理解 | ①日本史を理解するために,必要な基本的知識を 身につけているか。 ②我国の歴史の流れを世界の歴史と関連づけなが ら理解しているか。 |
授業中の発表,単元終了毎の考査から評価しま す。 |
確かな学力を身に付 けるためのアドバイス |
①歴史の学習は興味を持つことから始まります。興味を持つためにも教科書や副教材にはこまめに 触 れておいて下さい。 ②興味を持ったら,「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どうした」「なぜ」[結果は」と考 え を進め,論理的に考えて下さい。 ③知識の積み重ねなくして思考することはできません。「歴史用語」等覚えるべきことは一つでも多 く覚えて下さい。従って,授業の復習は必ず行なって下さい。 |
授業を受けるに当た って守ってほしい事項 |
①授業は教科書・副教材を参考に,板書による講義形式が中心となる。授業中,ノートは必ずとって 下さい。また,帰宅後,ワークブック等で復習をして下さい。 ②授業には必ず副教材を持参して下さい。 ③質疑応答を多用し考える時間を多く取るように展開するので一緒に考え,思ったことは積極的に発 言して下さい。 |
その他のアドバイス | ①近代・現代の我国が歴史的にどのような役割を果たしてきたのかを理解し,将来,我々が国際社会 においてどんな役割を果たさねばならないのかについてそれぞれの考えを持って下さい。 ②歴史の勉強は過去の人物・出来事をいたずらに暗記することではない。昔の人が何を考えながら生 きていたのか,よく味わって下さい。そのためには教室で行われる授業だけにとどまらず,図書 館・ 博物館や遺跡・史跡等を訪れ積極的に歴史に触れて下さい。 ③現在世界でおこっている諸事象のほとんどが,その原因・理由が授業で学ぶ内容に関連していま す。従って,臨機応変に教科書に沿った進行から多少離れることもあります。また,テレビやラジ オ・新聞のニュースには常に触れ,関心を持って下さい。 ④史料(資料)集を用いることにより,史料(資料)の活用法を学んで下さい。 |