私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

地理歴史科 「地歴総合(3年生)」  単 位 数 6 単 位
学科・学年・組
普通科・3年C・D・E・F組(選択必修)

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
①わが国と世界の伝統文化に対する関心を高める。
②日本や世界の問題に関心をもち,国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養
う。
③世界遺産検定2級合格(ただし,3級を取得していない者は3級合格を目指す)。
使用教科書
NPO法人世界遺産アカデミー『くわしく学ぶ 世界遺産300』
副教材
配布プリント

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
【日本史分野】
 危機遺産
 無形文化遺産
 日本の遺産





【世界史分野】
 先史時代
 古代文明
 古代ギリシャとヘレニズム
 パクス・ロマーナ
 中国文明と仏教の伝播
 イスラム世界の拡大と東西交流
 ヨーロッパ中世と商業の発展
 正教会・当方諸協会の文化
 キリスト教の興隆、十字軍とレコンキスタ
 ルネサンス
 古代アメリカ文明とアフリカの文化
 東南アジアと南アジアの文化
 大航海時代とキリスト教の海外布教
【日本史分野】
①危機遺産や無形文化遺産について学ぶことで,
 世界の平和と安全などについて考察させるとと
 もに,国際的な交流と協調の必要性を理解しま
 す。
②日本固有の文化や自然を代表する日本の世界遺
 産について学習することで、自国の生活・文化
 を考察する視点や方法を見につけます。

【世界史分野】
①現存する歴史的遺構である世界遺産から,風土
 ・民族・宗教などに着目しながら,その文化的
 ・環境的特質を学びます。
②諸地域の文化的・環境的差違だけでなく,諸地
 域相互の交流に触れ,世界の一体化につながっ
 ていくことを理解します。
③世界の文化・宗教・環境について理解すること
 で,人類の生存と環境,世界の平和と安全など
 について考察させるとともに,国際的な交流と
 協調の必要性を学びます。

①将来必要となる
 教養の習得に配
 慮しつつ,世界
 遺産検定2級の
 取得を目指す。
 また,3級を取
 得していない者
 は3級取得を目
 指す。

②中間考査

③期末考査

④世界遺産検定
(7月)
【課題・提出物等】
・ノート
・授業中に課題として演習を実施します。
【第1学期の評価方法】
定期考査に平常点を加味します。
学期
【日本史分野】
 日本の遺産

【世界史分野】
 ヨーロッパ絶対王政と啓蒙主義
 産業遺産
 近・現代建築
 未来への教訓
 地球生成の歴史
 生物多様性
 2021年登録物件
【日本史分野】
1学期に同じ

【世界史分野】
1学期に同じ
①1学期に同じ。

②中間考査

③期末考査

【課題・提出物等】
・ノート
・授業中に課題として演習を実施します。
【第2学期の評価方法】
定期考査に平常点を加味します。
学期
なし
    
    
【課題・提出物等】
なし   
【第3学期の評価方法】
なし   
【年間の学習状況の評価方法】
「(2)評価の観点、内容及び評価方法」に示した観点から各学期の成績を総合し,年間の評価とします。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
①積極的に授業に参加しているか。
②世界遺産に関するTV番組・ビデオ類を積極
 的に利用したり,図書館・博物館等に足を運
 び意欲的に学ぼうとしているか。
授業中の発表,視聴覚教材の鑑賞態度,ノート
提出,課題提出から評価します。
思考・判断・表現
①地歴総合の授業で学習したことをもとに,現
 代に起こる様々な人類の課題を,多角的・多
 面的に考察できるか。
授業中の発表,定期考査から評価します。
資料活用の
技能・表現
①様々な映像や写真を活用し,それぞれの時代
 の政治・経済・社会・文化・自然等の特徴に
 ついて理解を深められるか。
授業中の発表,定期考査から評価します。
技能および知識・理解
①世界遺産をを理解するために,必要な基本的
 知識を身につけているか。
②我国の歴史の流れを世界の歴史と関連づけな
 がら理解しているか。
授業中の発表,定期考査から評価します。

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
①世界遺産の学習は,興味を持つことから始まります。興味を持つためにも,教科書や副教材には
 こまめに触れておきましょう。
②知識の積み重ねなくして思考することはできません。「重要語句」等覚えるべきことは一つでも
 多く覚えましょう。
③授業の復習は必ずしましょう。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
①授業形態は教科書・副教材を参考に,板書による講義形式が中心です。授業中,ノートは必ずと
 りましょう。
②授業には必ず副教材を持参しましょう。
③質疑応答を多用し,考える時間も多く取るように展開します。一緒に考え,思ったことは積極的
 に発言しましょう。
④検定合格のためには「家庭での復習」が不可欠です。帰宅後,必ずその日に学んだことについて
 確認をし,知識の定着をはかりましょう。
その他のアドバイス
①文化や自然に興味を持っている人は多いはずです。その興味を大切にして下さい。
②教室で行われる授業だけにとどまらず,図書館・博物館や遺跡・史跡等を訪れ,積極的に歴史に
 触れて下さい。
③現在世界で起こっている諸事象のほとんどが,その原因・理由において,授業で学ぶ内容に関連
 しています。従って,教科書に沿った進行だけでなく関連する時事問題についても学びます。
 テレビ・ラジオ・新聞のニュースには常に触れ,関心を持って下さい。
④「進路目標の実現(受験)」に向けて「検定取得を見据えた授業」であることを,自覚しましょ
 う。