単 位 数 | 7 単 位 | |
学科・学年・組 | 普通科・3年A組(必修選択) |
学習の到達目標 | ①近現代の世界の歴史の流れ(原因と結果)を,わが国の歴史と関連づけながら, 各時代・各地域を理解する。 ②諸地域世界の接触や交流に着目し,歴史的な考察力を養う。 ③今日世界が抱える問題がどのような歴史的事象に起因しているのかを理解させ, 国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。 ④直前に控えた大学入試(センター試験)において、高得点が取れるように基礎 知識をしっかりと固める。 |
使用教科書 | 山川出版 『詳説世界史B』 |
副教材 | 第一学習社『グローバルワイド 最新世界史図表』 山川出版 『世界史B用語集』 山川出版 『詳説世界史整理ノート』 啓隆社 『世界史重要語句 Check List』 |
(1) 学習計画等
学期 | 学 習 内 容 | 学 習 の ね ら い | 備考(特記事項, 他教科との関連など) |
第1学期 | 第10章 ヨーロッパ主権国家の展開 1.重商主義と啓蒙専制主義 2.ヨーロッパ諸国の海外進出 3.17~18世紀のヨーロッパ文化 第11章 欧米における近代社会の成長 1.産業革命 2.アメリカ独立革命 3.フランス革命とナポレオン 第12章 欧米における近代国民国家の発展 1.ウィーン体制 2.ヨーロッパの再編 3.アメリカ合衆国の発展 4.19世紀欧米の文化 第13章 アジア諸地域の動揺 1.オスマン帝国支配の動揺とアラブのめざめ 2.南アジア・東南アジアの植民地化 3.東アジアの激動 |
①権利の請願の内容と,意義について理解します。 また,ピューリタン革命の経緯と意義について 理解します。 ③王と議会の関係を捉え,名誉革命が行われた理 由を理解します。 ④ルイ14世の絶対王政を中心に捉え,フランス 革命の原因を考えます。 ⑤啓蒙専制主義と絶対君主政の類似点と相違点を 理解します。 ①イギリスでなぜ産業革命が起こったかを考察し, 資本主義社会の性格・問題点を理解します。 ②アメリカ独立革命が「独立革命」と呼ばれる理 由と,独立革命後の国際関係を理解します。 ③フランス革命が起こった背景とその後の流れを 理解し,人権宣言の精神と意義について把握し ます。 ④ナポレオン登場の時代背景について理解します。 ①ウィーン会議の性格を明らかにし,自由主義運 動が起こった理由を理解します。 ②イギリス議会政治の発展が,選挙法の改正とと もに進んでいくことを理解します。 ③アメリカ独立後,国内対立が起こった経緯と経 済的繁栄について理解します。 ①オスマン帝国の衰退が,アラブ民族をめざめさ せたことを理解します。また,オスマン帝国の 改革が西欧に習おうとしたものであることを理 解します。 ②インド・東南アジアの国々がヨーロッパの国々 によって植民地化されていったことを理解しま す。特に,インドの植民地化がイギリスの産業 革命と関わっていることを理解します。 ③三角貿易の仕組みを理解したうえで,ヨーロッ パ諸国が清へ進出していく流れを捉えます。 また,植民地化が進む中で太平天国の乱が起き た理由について理解します。 |
①中間考査 ②期末考査 |
【課題・提出物等】 ①授業ノート ②課題プリント |
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【第1学期の評価方法】 ①中間・期末考査の成績を中心に評価します。 ②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価の対象となります。 |
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第2学期 | 第14章 帝国主義とアジアの民族運動 1.帝国主義と列強の展開 2.世界分割と列強対立 3.アジア諸国の改革と民族運動 第15章 2つの世界大戦 1.第一次世界大戦とロシア革命 2.ヴェルサイユ体制下の欧米諸国 3.アジア・アフリカ民族主義の発展 4.世界恐慌とファシズム諸国の侵略 5.第二次世界大戦 第16章 冷戦とアジア・アフリカ世界の自立 1.東西対立の始まりとアジア諸国の自立 2.冷戦構造と日本・ヨーロッパの復興 3.第三世界の自立と危機 4.米・ソ両大国の動揺と国際経済の危機 第17章 現代の世界 1.冷戦の解消と世界の多極化 2.ソ連・東欧社会主義圏の解体と アジア圏社会主義国の転換 3.第三世界の多元化と地域紛争 4.現代文明 |
①帝国主義の意味を明らかにし,列強諸国間の対 立激化と各地で起こる民族運動について理解し ます。 ①三国同盟と三国協商の成立から対立に至るまで の経緯を理解します。 ②第一次世界大戦の原因と性格について理解しま す。また,戦争中に起きたロシア革命について も理解します。 ③ヴェルサイユ体制の成果と矛盾について理解し ます。また,大戦後アメリカが繁栄し国際的地 位を高めたことを理解します。 ④中国の情勢を,日本の進出と関連させながら理 解します。 ⑤ファシズム台頭の社会的背景と特徴を理解し, ファシズムが全世界に与えた影響について理解 します。また,ドイツの侵略政策を中心にヨー ロッパの情勢について理解します。 ⑥太平洋戦争の原因と展開について理解します。 ①冷戦期の世界の動向を理解します。市場経済の グローバル化,冷戦の終結とソ連の崩壊などに よる国際間の相互依存社会が到来したことを理 解します。 ②核兵器問題・人種・民族問題・国際紛争・地域 紛争などの国際問題について考察します。 ①なぜ軍縮が進行したか,米ソ両国の内部事情と 国際世論の両面からその理由を考えます。 ②米中,日中間の国交正常化がもつ意義を理解し ます。 ③なぜ先進経済地域が統合化を目指すのか,その 意図を考察します。 ④社会主義体制がなぜ行き詰まったかのか,理由 を考察します。また,社会主義体制消滅後のロ シア・東欧地域の課題を考察します。 |
①中間考査 ②期末考査 |
【課題・提出物等】 ①授業ノート ②課題プリント |
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【第2学期の評価方法】 ①中間・期末考査の成績を中心に評価します。 ②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価の対象となります。 |
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第3学期 | なし |
なし |
なし |
【課題・提出物等】 なし |
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【第3学期の評価方法】 なし |
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【年間の学習状況の評価方法】 ①定期考査の成績を中心に評価します。 ②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価対象になりま す。 |
(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 | 評価方法 | |
関心・意欲・態度 | ①授業に積極的に参加しているか。 ②世界史に関するTV番組・VTR・DVD を積極的に視聴したり,図書館・博物館・ 企画展等に足を運び意欲的に学ぼうとして いるか。 |
①授業中の発表,視聴覚教材の鑑賞態度,ノ ートや課題の提出などをもとに評価します。 |
思考・判断・表現 | ①世界史の授業で学習したことをもとに,現 代に起こる様々な人類の課題を,多角的・ 多面的に考察できるか。 |
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価 します。 |
資料活用の 技能・表現 |
①様々な資料を活用して,それぞれの時代の 政治・経済・社会・文化等の特徴について 理解を深められるか。 |
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価 します。 |
技能および知識・理解 | ①世界史を理解するために,必要な基本的知 識を身につけているか。 ②世界の歴史の流れをわが国の歴史と関連づ けながら理解しているか。 |
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価 します。 |
確かな学力を身に付 けるためのアドバイス |
①授業を「集中」して受けることが大切です。特に,部活に加入している生徒は,勉強時 間を確保しにくいと思います。授業で全てを理解する気持ちで臨んでください。 ②板書以外にも自分が気づいたことや考えたこと,先生や他の生徒の意見を記入するなど 「ノート」のとり方を工夫してください。 ③授業で学習したことをもとにして,「新聞」(特に国際面)を読んでください。 ④『世界史重要語句 Check List』を使用して授業の復習をしましょう。問題集を繰り返 し解き,内容を理解してください。 |
授業を受けるに当た って守ってほしい事項 |
①授業ノート・『最新世界史図表』・『世界史B用語集』を必ず持参し,活用しながら授 業を受けてください。 ②生徒と教師・生徒と生徒の「対話」がある授業(発言の多い授業)は,たいへん楽しい ものです。正誤を気にする必要はありません。積極的な発言を期待しています。 ③集中して取り組むとき,リラックスするときなど授業にメリハリをつけてください。 |
その他のアドバイス | ①世界史の学習は,細かい年号や人物名,事件名などを暗記することだけではありません。 基本的事項をきちんと暗記・理解しながら,歴史的出来事には「どのような背景がある のか」「わが国とどのような関わりをもっているのか」「世界の中でどのように位置付 けられているのか」を,意識して勉強してください。 ②歴史を様々な角度から捉えるように意識してください。 ③授業内容と大学入試の内容は,かけ離れたものではありません。大学入試に対応できる ような学力を身につけつつ,世界史を学ぶ楽しさを感じてください。 ④世界史に関するTV番組・VTR・DVDを見たり,図書館・博物館・企画展等へ行く ことにより,歴史への興味・関心が高まります。是非,足を運んでみてください。 |