私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

地理歴史科 「世界史A(1年普通科選抜進学・進学)」  単 位 数 2 単 位
学科・学年・組
 普通科・1年・A~I組

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
①世界の歴史について,いくつかのテーマを選択し,わが国の歴史と関連づけながら,各
 時代・各地域を理解する。
②諸地域世界の接触や交流にも着目し,歴史的な考察力を養う。
③今日世界が抱える問題がどのような歴史的事象に起因しているのかを理解させ,
  国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。
④3年後に控えた大学入試(センター試験等)において,高得点を取れるような
  基礎知識をしっかりと固めつつ,各自の進路目標決定の一助とする。
⑤大学進学後,必要となる基礎的知識・教養を身につける。
使用教科書
山川出版社 『要説世界史A』
副教材
第一学習社 『グローバルワイド最新世界史図表』

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
第6章 三つの世界の世界の形成

1 冷戦期の世界と日本
 
 1 東西対立と両陣営の形成
 
  2 ヨーロッパ・日本の復興
①『世界史』を学ぶ意義や授業の進め方・定期考査
 等について理解します。

②冷戦とはどのような状況のことで,いつ頃まで続
 いたのかを理解する。また,この時期に日本は
 どのような立場にあったのかを理解します。

③ヨーロッパ・日本の復興と成長は,どのように進 
 み,世界にどのような影響を及ぼしたのか理解しま
 す。
①中学校で学習し
 た内容との関連
 をはかり,学習
 効果をあげる。

②中間考査

③期末考査
【課題・提出物等】
①定期考査対策プリント
②授業ノート
③調べ学習プリント
【第1学期の評価方法】
①定期考査の成績を中心に評価します。
②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価対象となります。
学期
第6章 三つの世界の世界の形成

 2 アジア・アフリカ・ラテンアメリカの
   自立と課題
 

 3 米ソ両大国の動揺


第7章 グローバル化する世界

 1 大国の動揺と国際経済の危機

 
 2 社会主義の後退と冷戦の終結
④第二次世界大戦後に独立した国々は,その後どの
 ような問題に直面したのかを理解する。また, 
 「三つの世界」とはどのようなことなのかも理解
 します。

⑤アメリカとソ連の威信低下はなぜ起こり,その結
 果,世界はどのように変化していったのか理解し
 まする。

①米ソ2大国の指導力がうすれていったことで,世
 界の多極化がどのようにすすんだのか理解しま 
 す。

②世界経済がグローバル化するなか,冷戦はどのよ
 うに終結していったのか理解します。
①中学校で学習し
 た内容との関連
 をはかり,学習
 効果をあげる。


②中間考査


③期末考査
【課題・提出物等】
①定期考査対策プリント
②授業ノート
③調べ学習プリント
【第2学期の評価方法】
①定期考査の成績を中心に評価します。
②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価対象となります。
学期
第7章 グローバル化する世界


 3 グローバル化と多極化


 4 地球社会への歩み
  
  1 貧困のない社会の実現に向けて

  2 平和の実現に向けて

  3 科学技術と現代社会
③1980年代以降,多極化に向かった世界各地の動向
 には,どのような特徴が見られるのか理解しま 
 す。


④現代社会における地球規模での課題には,どのよ
 うなものがあるのか理解します。


①中学校で学習し
 た内容との関連
 をはかり,学習
 効果をあげる。



②学年末考査
【課題・提出物等】
①定期考査対策プリント
②授業ノート
③調べ学習プリント
【第3学期の評価方法】
①定期考査の成績を中心に評価します。
②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価対象となります。
【年間の学習状況の評価方法】
①定期考査の成績を中心に評価します。
②授業への取り組み・提出物の内容・期限についても評価対象となります。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
①授業に積極的に参加しているか。
②世界史に関するTV番組・VTR・DVDを積
 極的に視聴したり,、図書館・博物館・企画展
 等に足を運び意欲的に学ぼうとしているか。
①授業中の発表,視聴覚教材の鑑賞態度,ノ
 ート・課題提出などをもとに評価します。
思考・判断・表現
①世界史の授業で学習したことをもとに,現代に
 起こる様々な人類の課題を,多角的・多面的に
 考察できるか。
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価
 します。
資料活用の
技能・表現
①様々な資料を活用して,それぞれの時代の政 
 治・経済・社会・文化等の特徴について 理解
 を深められるか。
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価
 します。
技能および知識・理解
①世界史を理解するために,必要な基本的知識を
 身につけているか。
②世界の歴史の流れをわが国の歴史と関連づけな
 がら理解しているか。
①授業中の発表,定期考査などをもとに評価
 します。

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
①授業を「集中」して受けることが大切です。特に,部活動に加入している生徒は,勉強時間を確保
 しにくいと思います。授業で全てを理解する気持ちで臨んでください。
②板書以外にも自分が気づいたことや考えたこと、先生や他の生徒の意見を記入するなど 「ノー 
 ト」のとり方を工夫してください。
③授業で学習したことをもとにして,「新聞」(特に国際面)を読んでください。
④テスト対策プリントを有効に活用してください。最低3回は解き直しましょう。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
①授業ノート・『要説世界史A』・『グローバルワイド最新世界史図表』などを持参し,活用しなが
 ら授業を受けてください。
②生徒と教師・生徒と生徒の「対話」がある授業(発言の多い授業)は、たいへん楽しいものです。
 正誤を気にする必要はありませんので,積極的な発言を期待します。
③集中して取り組むとき,リラックスするときなど授業にメリハリをつけて下さい。
その他のアドバイス
①世界史の学習は,細かい年号や人物名,事件名などを暗記することだけではありません。基本的事
 項をきちんと暗記・理解しながら,歴史的出来事には「どのような背景があるのか」「わが国とど
 のような関わりをもっているのか」「世界の中でどのように位置付けられているのか」を意識し 
 て,勉強してください。
②歴史を様々な角度から捉えるように意識してください。
③授業内容と大学入試の内容は,かけ離れたものではありません。大学入試に対応できるような学力
 を身につけつつ,世界史を学ぶ楽しさを感じてください。
④世界史に関するTV番組・VTR・DVDを見たり,図書館・博物館・企画展等へ行くことによ 
 り,歴史への興味・関心が高まります。是非,足を運んでみてください。