私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

国語科 「古典(2年普通科 文コース)」  単 位 数 4 単 位
学科・学年・組
 普通科・2年A組

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
1,古典に対する親しみを深め,古典を心の糧として読み取る姿勢を作る。
2,入試問題を解く力の基礎を作る。
使用教科書
東京書籍『精選古典B』古文編・漢文編
副教材
・東京書籍『新総合図説国語』
・第一学習社『完全マスター古典文法』
・いいずな書店『Key&Point古文単語330』
・いいずな書店『プログレス古典基本編』
・浜島書店『漢文の習得』
・桐原書店『日本文学史ノート』

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
中間考査範囲
古文編Ⅰ部
【5】随筆2『方丈記』


漢文編Ⅰ部 
【1】小話  



期末考査範囲
古文編Ⅰ部  
【6】日記1『更級日記』








漢文編Ⅰ部
【3】史記1 項羽「四面楚歌」
・用言の活用の復習をします。
・『方丈記』とその時代背景について学びます。
・無常観について学びます。
・助動詞を学習し,古典文法の定着を図ります。

・漢文訓読の基礎を復習します。
・上代の文学史について学びます。



・筆者の境遇と『源氏物語』に対する思いを読み取
 ります。
・平安時代について確認します。
・日記を読み,作者の境遇や出来事を的確に捉えま
 す。
・日記に表れている作者のものの見方や感じ方、考
 え方を理解します。
・助動詞について総復習をします。
・敬語について基本的事項を学びます。
・中古の文学史について学びます。


・項王と時代背景について確認します。
・項王の人間性や心情を理解します。
古文単語テスト


中間考査 







古文単語テスト




期末考査
【課題・提出物等】
プリント・ノートなど
【第1学期の評価方法】
定期考査成績,古文単語テスト成績,ノート・プリントなどの提出物の内容,学習活動への参加の姿勢や態度を総合して評価
します。
学期
中間考査範囲
古文編Ⅰ部
【7】物語2『大鏡』


漢文編Ⅰ部
【7】文1「漁父辞」



期末考査範囲
古文編Ⅰ部
【3】随筆1 『枕草子』







漢文編Ⅰ部
【2】詩1「近体詩」
・内容を的確に読み取り,登場人物の行動や心情を
 捉えます
・敬語全般について学習します。
・作品の時代背景について確認します。
・中世の文学史について学びます。

・文章の構成や展開を理解し,論旨を的確に捉えま
  す。
・筆者の主張を捉え,さまざまなものの見方,考え
  方に触れます。


・随筆に書かれている情景や出来事を的確に捉えま
 す。
・随筆を読み,自然や人間に対する古人の優れた感
 性に触れます。
・中関白家の視点を通し,一条帝をとりまく文学環
 境について学びます。
・近世の文学史について学びます。


・唐詩の形式・押韻について学びます。
・李白・杜甫の生きた時代について学習します。
古文単語テスト





中間考査





古文単語テスト






期末考査
【課題・提出物等】
プリント・ノートなど
【第2学期の評価方法】
定期考査成績,古文単語テスト成績,ノート・プリントなどの提出物の内容,学習活動への参加の姿勢や態度を総合して評価
します。
学期
学年末考査範囲
古文編Ⅰ部
【7】物語2『源氏物語』





漢文編Ⅰ部
【4】思想1



・敬語全般について学習します。
・内容を的確に読みとり,登場人物の行動や心情に
 ついて理解をします。
・『源氏物語』を通し,中国古典作品からの影響や
 後代の日本文学への影響を考えます。
・作品を通じ,平安時代の結婚制度について理解し
 ます。
・古典文学史の総復習をします。


・諸子百家,特に儒家・道家について学習します。
・人間を巡るさまざまな思想を読みとります。
・異なる二つの中国の思想を通して,人間の生き方
 や日本への影響についての思索を深めます。




古文単語テスト


学年末考査
【課題・提出物等】
プリント・ノートなど
【第3学期の評価方法】
定期考査成績,古文単語テスト成績,ノート・プリントなどの提出物の内容,学習活動への参加の姿勢や態度を総合して評価
します。
【年間の学習状況の評価方法】
考査などの成績以外に,提出物の内容や完成度なども点数化し,取り組み姿勢も考慮に入れ総合的に評価します。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
・予習・復習を欠かさないか。
・ノートや課題などは提出しているか。
課題の提出や,平常授業への取り組み姿勢で評価
します。
思考・判断・表現
・本文の内容をしっかりと把握し,主題を導き出
せたか。
授業中の発言や,ノートの内容,考査の成績など
で評価します。
資料活用の
技能・表現
・図説や図書館資料などで,古典の時代背景を調
べ,理解したか。
授業中の発言や,ノートの内容で評価します。
技能および知識・理解
・古典を正しく解釈できるようになったか。
・古文単語や文学史などの知識が身についた 
か。
考査の成績などで評価します。

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
学習の積み重ねが大切です。何度も何度も繰り返して単語の暗記や文法の定着を図りましょう。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
古典の基礎を体系的に学習しますので,毎時間の授業内容を確実に理解することが大切です。予習・
復習を欠かさないようにして下さい。特に,教科書の文は,必ず自分で口語訳することによって,理
解不足のないようにしましょう。
その他のアドバイス
古文は現在使われている言語のルーツです。決して難解な言語を学ぶ科目ではありません。苦手意識
をなくし,着実な学習を心掛けて下さい。地道な努力を続ければ,必ず結果の現れる科目です。