私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

商業科 「簿記(1年)」  単 位 数 5 単 位
学科・学年・組
 商業科 1年K組・Ⅼ組

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
・企業における日常発生する取引を合理的・能率的に記帳する知識と技術を身に付ける。
・取引の仕訳から勘定の記入を経て、決算に至までの簿記の基本的な仕組みを理解し、ま
た作成した帳簿や貸借対照表や損益計算書を作成する。
使用教科書
「高校簿記 新訂版」(実教出版)
副教材
「最新段階式簿記検定問題集3級」(実教出版)

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
4月 簿記の基礎  企業会計と簿記
5月 全商簿記3級全範囲の学習
6月 全商簿記検定3級受験(簿記補習開始)
7月 全商簿記検定振り返りと日商3級にむけて
個人企業における簿記の基礎を理解する。決算の意
味と手続き,締切を理解する。資産・負債・資本の
基本的概念とそれらの相互関係及び貸借対照表の作
成について理解する。収益・費用の基本的概念とそ
れらの相互関係及び損益計算書の作成について理解
する。各取引における知識・記録・計算を理解す
る。
全商簿記検定3級の合格率をあげる。
「ビジネス基礎」
における商業を学
ぶ目的と学び方の
内容と関連しま
す。
・中間考査期末
考査
【課題・提出物等】
中間・期末考査後、授業の板書内容と興味・関心を持った事柄,仕訳などをノートに記入し提出します。随時、問題集を回収
してチェックします。
【第1学期の評価方法】
中間考査と期末考査の点数,小テスト(学期に5回程度実施)で80%,プリント・問題集などの提出物の内容,検定試験の
合格状況20%で評価します。
学期
9月 第Ⅲ編 取引の記帳と決算Ⅱ・決算そのⅡ
10月 手形取引の記帳・その他の債券債務の記帳
11月 販売費及び一般管理費の記帳
12月 株式会社の記帳(日商3級)
主要簿以外の様々な補助簿の計算・作成・締切を理
解します。簿記上の現金の入金・出金,当座預金の
預け入れ・引出しなどの基本的な取引を理解しま
す。手形のの振り出し・受け取り・裏書きなどの基
本的な取引を理解します。決算整理の意味と必要性
を理解します,また貸借対照表・損益計算賞の記帳
法を身に付けます。
教科書と連動し,
問題集の問題を解
き,内容の理解を
はかります。
・中間考査期末考
査
【課題・提出物等】
中間・期末考査後、授業の板書内容と興味・関心を持った事柄,仕訳などをノートに記入し提出します。随時、問題集を回収
してチェックします。
【第2学期の評価方法】
中間考査と期末考査の成績,小テスト(学期に5回程度実施),プリント・問題集などの提出物の内容,学習活動への意欲,
態度で評価します。
学期
1月 日商簿記3級全範囲
2月 日商簿記3級受験(簿記補習開始)
3月 日商簿記検定振り返りと全商簿記原価計算
全商簿記検定試験をはじめとする,検定取得を目指
します。日商簿記3級の合格率をあげる。
教科書と連動し,
問題集の問題を解
き,内容の理解を
はかります。
・学年末考査
【課題・提出物等】
学年末考査終了時にノート・問題集などを提出します。
【第3学期の評価方法】
学年末考査の成績と検定取得状況と問題集などの提出物,学習活動への意欲,態度で評価します。
【年間の学習状況の評価方法】
1学期の成績,2学期の成績及び3学期の成績を総合し,年間の学習成績とします。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
・企業における取引を,帳簿に記録・計算・整理
する技術である簿記に興味を持ち,簿記一巡の手
続きの学習に自分から進んで取り組むとともに,
学んだことをまとめたり,確認しようとしている
か。
・学習活動への参加や態度・練習問題・ノート・
配布物の整理
思考・判断・表現
・企業における取引の記帳・計算・整理に関する
諸問題の解決を目指し,自ら思考を深め,基礎
的・基本的な知識と技術を活用して,適切に判
断し,創意工夫する能力を身に付けているか。
・発表の内容や仕方・授業中で使用するプリン
ト・練習問題
資料活用の
技能・表現
・企業における取引の記帳・計算・整理に関する
基礎的・基本的な知識を身に付け,ビジネスの諸
活動を計数的に把握し,適切に処理するととも
に,その成果を的確に表現しているか。
・計算能力・帳簿記入への正確性と明瞭性・問題
集の提出物
技能および知識・理解
・簿記に関する基礎的・基本的な知識を身に付け
作成した貸借対照表と損益計算書の意義や役割を
理解しているか。
・定期考査
・各種提出物

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
 企業における取引を合理的・能率的に記帳する知識と技術を習得するために取引を分解し,取引要
素の結合関係をしっかり身につけることが大切です。ノートは,板書をそのまま写すのではなく,自
分で考えたことや感じたこと興味をもったことをメモしたり,整理すること,後に役立ち学習が広が
りが生まれてきます。記帳練習や例題を通じて問題を多く解くことが大切です。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
 授業では,計算処理を行いますので,電卓を必ず用意してください。その他,教具としては定
規・赤色の筆記用具を使用します。欠席した場合は,必ず級友からノートを借りて写させてもらい,
わからない点は担当者に聞きに行って下さい。
その他のアドバイス
・1年生で全商簿記3級を取得し、目標は日商簿記3級取得を目指してがんばりましょう。