私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

公民科 「現代社会(1年特進)」  単 位 数 2 単 位
学科・学年・組
普通科・1年J組

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
 現代社会のしくみについて理解を深め,現代社会の問題点について自分なり
の考えを持ち,一人一人がどのように生きるべきなのかを考えることが出来る
ようになる。また,センター試験で高得点を取れる知識の養成を目標とする。
使用教科書
第一学習社『現代社会』
副教材
第一学習社『最新現代社会資料集』

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
『現代社会』の学習について


第1編 私達の生きる社会
1.地球環境問題


2.資源・エネルギー問題


3.科学技術の発達と生命倫理


4.高度情報社会と私たちの生活




第2編 現代社会と人間としてのあり方生き方
 第3章
  1.日本国憲法の基本原理
  
  2.平和主義と安全保障
  
  3.基本的人権の保障と新しい人権
・『現代社会』の授業の進め方・学ぶ内容に
 ついて理解します。


・地球規模の環境問題について,その原因を
 理解し,どのような対策が必要かを考えま
 す。
・現代の資源・エネルギー問題について理解
 を深め,どのような対策が必要か,考えま
 す。
・科学技術の発達が社会や生活をどのように変えて
 きたか,また,科学技術の発達にともなうさまざ
 まな問題について考えます。
・高度情報社会とは何かを理解し,情報化の進展が
 社会に及ぼす影響について考えます。



・核兵器禁止条約について学び,実際に議論しなが
 ら現代意見が分かれている問題について考えま 
 す。
・民主政治の基本的原理を学び,日本国憲法
 が規定する基本的人権を理解し,人権に関
 して憲法が直面する問題について考えま 
 す。
・社説の比較や議論を通じて,多角的な視点で世に
 ついて考えます。
・中学の「公
 民」の学習を
 振り返りなが
 ら進めてい 
 く。

・その時々のニ
 ュースなどを
 取り上げなが
 ら進めてい 
 く。





中間考査







期末考査
【課題・提出物等】
・新聞を継続的に読む習慣を付ける。
【第1学期の評価方法】
中間・期末考査の成績を中心に評価しますが,提出物の内容や期限を遵守できたか等も評価に影響します。ま
た,授業中の取り組みも評価します。
学期
第2編 現代社会と人間としてのあり方生き方
 第1章 現代に生きる青年
  1.青年期の意義と自己形成の課題
  
  2.現代社会における青年の生き方
  
  3.伝統や文化と私達の生活

 
 第2章 現代の民主政治と政治参加の意義
  1.民主政治における個人と国家
  
  2.基本的人権と法の支配
  
  3.世界のおもな政治体制

 第3章現代の民主政治と政治参加の意義
  8.世論形成と政治参加
・青年期とはどのような時期かを理解し,自
 己形成の課題について考えます。
・なぜ生きがいを求めようとするのか,人生におけ
 る職業の意味,社会活動の意義について考えま 
 す。
・伝統や文化と自らの行動様式や考え方との関係に
 ついて考えます。


・国家はどのような考え方を背景につくられたのか
 を理解します。
・基本的人権が保障されるにいたった経緯を理解し
 ます。
・世界のおもな政治体制を理解し,真の民主政治の
 実現について考えます。
・選挙について学び,アメリカを舞台として,公民
 権があった時代と,なかった時代による世の中の
 違いを学び,選挙権の大切さについて考えます。

中間考査











期末考査
【課題・提出物等】
・新聞を継続的に読む習慣を付ける。
【第2学期の評価方法】
中間・期末考査の成績を中心に評価しますが,提出物の内容や期限を遵守できたか等も評価に影響します。ま
た,授業中の取り組みも評価します。
学期
 第5章現代の経済社会と私たちの生活
  1.経済社会と経済体制
  
  2.経済主体と企業の活動
  
  3.市場経済のしくみ
  
  5.政府の経済的役割と租税の意義
  
  6.金融機関のはたらき
・現代の経済社会における技術革新と産業構
 造の変化,市場経済のしくみについて,実
 際の生活との関わりに注目しながら理解
 します



・中学の「公
 民」の学習を
 振り返りなが
 ら進めてい 
 く。




学年末考査
【課題・提出物等】
・新聞を継続的に読む習慣を付ける。
【第3学期の評価方法】
学年末考査の成績を中心に評価しますが,提出物の内容や期限を遵守できたか等も評価に影響します。また,
授業中の取り組みも評価します。
【年間の学習状況の評価方法】
1・2・3学期の評価を総合して,年間の評価とします。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
・課題をきちんと提出しているか。
・授業中,集中して取り組めているか。
・現代社会の諸事象に関心を持っている
 か。

・課題の提出状況
・授業への取り組み
・授業中の発問に対する応答
 などを評価します。
思考・判断・表現
・現代社会における諸問題について,自己
 がどのように行動していくかを考えられ
 るか。
・学習した事項を元に,現代社会の諸事象
 を分析・理解することが出来るか。
・定期考査
・授業中の発問に対する応答
 などを評価します。

資料活用の
技能・表現
・統計などの資料から現代社会における諸
 事象を分析することができるか。
・新聞などの活字メディア,テレビなどの
 映像メディアなどから必要な情報を読み
 取ることが出来るか。
・定期考査
・授業中の発問に対する応答
 などを評価します。

技能および知識・理解
・授業の内容をきちんと身に付けている
 か。
・現代社会の諸問題・諸事象を理解してい
 るか。

・定期考査
・授業中の発問に対する応答
 などを評価します。

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
 この『現代社会』は世の中のしくみや今起こっている物事や現象を学習していく科目
ですから,授業で学習したことを肌で感じ取れる面が多いはずです。しかし,それはき
ちんと情報を入手しようとしていなくては感じられないものです。ですから,ニュース
や新聞などを見て,世の中がどう動いているのかを知ろうと努めて欲しいです。必ず学
習した内容が役に立ってくるはずです。
 「地歴・公民の科目は暗記科目である」という意識があるかもしれません。確かにそ
ういう面も否定できませんが,暗記に頼った知識はとても頼りないもので,覚えていた
としてもテストの時まででしょう。「なぜこのようなことが起こる(起きた)のか,な
ぜこのようなしくみになっているのか」という背景を学ぶことによって,ただの暗記で
はない確かな知識を身につけることが出来ます。また,学習したことを実際の生活,ニ
ュース,新聞などで感じることが出来れば,さらにしっかりとした知識として身につい
てくると言えます。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
・教科書,資料集などを忘れずに持参し,授業に臨んで下さい。
・授業は集中して受けて下さい。
・積極的な発言は大歓迎ですが,授業の妨害となるような発言は厳禁です。
・授業で理解できなかったことをそのままにせずに,質問をするなど理解に努めて下さ
 い。
・提出物は期限を守って,きちんと提出すること。

その他のアドバイス
 1年間の授業で「現代社会」のすべての範囲を終わらせることは出来ませんので,2
年生の「政治経済」で終わらなかった範囲をカバーしていきます。3年生ではセンター
試験対策としての授業を展開していきます。学習は積み重ねが大切ですから,「3年生
になってから勉強しなおせばいい。」という安易な考えは通用しません。1年生で学習
したことを次年度以降発展させられるように取り組んで欲しいと思います。