私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

公民科 「倫理(3年特進)」  単 位 数 2 単 位
学科・学年・組
普通科・3年・H組

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
・主としてセンター試験において高得点を取れる知識の養成を目的とする。
・人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念に基づいて,青年期における自己形成と人間と
し
ての在り方生き方について理解と思索を深めさせるとともに,人格の形成に努める実践的
意
欲を高め,他者と共に生きる主体としての自己の確立を促し,良識ある公民として必要な
能
力と態度を育てる。
使用教科書
第一学習社『倫理』
副教材
数研出版『サポートノート倫理』
※ その他の参考教材は授業時に紹介する。

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
授業ガイダンス


1 青年期の課題と人間としてのあり方
第1章 青年期の課題と自己形成
 1 人間とは何か
 2 青年期の意義と課題
 3 自己形成と自己の生き方
第2章 人間としての自覚
 4 神話から哲学へ
 5 ソクラテス
 6 プラトン
 7 アリストテレス
 8 ギリシア思想の特質とヘレニズム時代の思
      想
 9 古代ユダヤ教
 10 イエスの教え
 11 キリスト教の成立と発展
 12 イスラーム(『クルアーン』の教え)

 13 古代インドの社会と思想
 14 ブッタの思想
 15 仏教の展開
 16 孔子の思想
 17 孟子と荀子,経学の成立と発展
 18 道家の思想(老荘思想),人生と芸術
第3章 国際社会に生きる日本人としての自覚
 19 日本の風土と日本人の考え方
 20 仏教の受容と日本文化
 21 仏教の展開(鎌倉時代の仏教)
 22 儒学の受容と展開
 23 国学と庶民の思想
 24 幕末の思想
 25 明治啓蒙思想と民権論
・『倫理』の授業の進め方について理
 解します。

・問題を解き,講義を受けることで,各単元の
 重要事項(特に基礎的事項)を理解・習得し
 ます。









中間考査
















期末考査
【課題・提出物等】
・日々の復習を徹底する。
【第1学期の評価方法】
中間考査,期末考査の成績を中心に評価しますが,提出物の内容や期限を厳守できたか等も大きな比重を置い
て評価します。また授業の取り組みの姿勢も評価します。
学期
 26 キリスト教と国粋主義
 27 近代的自我の確立
 28 民衆との連帯(社会主義・大正デモクラシ
      ーなど)
 29 近代日本の哲学と女性解放・部落解放
 30 昭和初期の思想と超国家主義
 31 国際社会に生きる日本人

2 現代と倫理
第1章 現代に生きる人間の倫理
 32 ルネサンスと宗教改革(人間の発見)
 33 近代科学の形成とベーコン・デカルト
 34 人間の尊厳(デカルト・モラリスト・カン
      ト)
 35 ヘーゲル,功利主義
 36 実存主義(現代における主体性の確立)
 37 自然権と社会契約

 38 社会主義①(人間の解放をめざして)
 39 社会主義②,社会参加と奉仕
 40 近代科学の基礎づけとプラグマティズム
 41 現代と科学技術,ヒューマニズム
 42 現代の思想の流れ①
 43 現代の思想の流れ②
第2章 現代の諸課題と倫理
 44 生命倫理(バイオエシックス)
 45 現代の環境問題
 46 家族のあり方とアメニティの意義
 47 情報化社会の功罪
 48 異文化の理解
 49 人類の福祉
・問題を解き,講義を受けることで,各単元の
 重要事項(特に基礎的事項)を理解・習得し
 ます。










中間考査













期末考査
【課題・提出物等】
・日々の復習を徹底する。
【第2学期の評価方法】
中間考査,期末考査の成績を中心に評価しますが,提出物の内容や期限を厳守できたか等も大きな比重を置い
て評価します。また授業の取り組みの姿勢も評価します。
学期
なし
なし
なし
【課題・提出物等】
なし
【第3学期の評価方法】
なし
【年間の学習状況の評価方法】
第1学期,第2学期の評価を総合して年間の評価とします。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
人間尊重の精神と自己形成について関心を高め,
人格の形成と生きる主体としての自己の確立に努
める実践的意欲をもつとともに,これらにかかわ
る諸課題を探究する態度を身につけ,人間として
の在り方生き方について自覚を深めようとする。
・課題の提出状況
・授業への取り組み
・授業中の発問に対する応答
 などを評価します。
思考・判断・表現
生きる主体としての自己の確立について広く課題
を見いだし,人間の存在や価値などについて多面
的・多角的に考察し探究するとともに,良識ある
公民として広い視野に立って主体的かつ公正に判
断し,その過程や結果を様々な方法で適切に表現
する。
・定期考査,小テスト
・授業中の発問に対する応答
 などを評価します。
資料活用の
技能・表現
青年期における自己形成や人間としての在り方生
き方などに関する諸資料を様々なメディアを通し
て収集し,有用な情報を主体的に選択して,これ
らを自己形成に資するように活用し,学び方を身
につける。
・定期考査,小テスト
・授業中の発問に対する応答
 などを評価します。
技能および知識・理解
人間尊重の精神と自己形成について関心を高め,
人格の形成と生きる主体としての自己の確立に努
める実践的意欲をもつとともに,これらにかかわ
る諸課題を探究する態度を身につけ,人間として
の在り方生き方について自覚を深めようとする。
青年期における自己形成や人間としての在り方生
き方などにかかわる基本的な事柄を,生きる主体
としての自己確立の課題とつなげて理解し,人格
の形成に生かす知識として身に付けている。
・定期考査,小テスト
・授業中の発問に対する応答
 などを評価します。

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
・受験勉強は計画的にかつ継続的に行うことが必要です。
・教科書が基本的な情報源なので,教科書の内容をしっかりと身に付けて下さい。
・ワークや入試問題などの問題演習は自分の習熟度を知る物差しとなりますが,同時に
 自分が理解できていないポイントを明らかにしてくれますので,しっかりと間違えな
 おしをすることが実力向上には必要です。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
・提出物は期限を守って,きちんと提出すること。
・教科書,資料集,用語集などを忘れずに持参し,授業に臨んで下さい。
・授業で理解できなかったことをそのままにせずに,質問をするなど理解に努めること
 。
その他のアドバイス
特になし。