私立 千葉商科大学付属高等学校  シラバス

保健体育科 「2年生保健」  単 位 数 1 単 位
学科・学年・組
2年全クラス

1 学習の到達目標等

学習の到達目標
1.交通安全など、現代の健康問題とその対策について、知識を身に付けます。
2.私たちの心と体は、年齢とともに変化していきます。
また、健康のために私たちや社会 がすべきことも、それに伴って変化していきます。
ここでは、思春期から中高年期までの健康に関わる事柄について学ぶとともに、私たちの
健康を支えている保健・医療のしきみや、それらの活用の仕方などについて、学ばせる。
使用教科書
現代保健体育(大修館)
副教材
現代保健ノート

2 学習計画及び評価方法等

(1) 学習計画等
学期 学 習 内 容 学 習 の ね ら い 備考(特記事項,
他教科との関連など)
学期
1・交通事故の現状と要因
2・交通社会における運転手の資質と責任
3・安全な交通社会づくり
  防災・防犯をめざした社会づくり
4・応急手当の意義とその基本
5・心肺蘇生法
6・日常的な応急手当
    心肺蘇生法を実習しよう
・交通事故の現状に関しては、事故の種類と年令の
関係、要因では事故例などをあげて説明し、運転者
の資質と能力が大切であることを学ばせる。安全の
ためには一人ひとりが気をつけるような社会や車両
が必要になることを理解させる。このような具体例
を説明できるようになること、また、責任や補償に
ついても理解させる。
・応急手当の手順、意義を理解し方法と実技ができ
ようになる。また、心配蘇生法を行うことができる
ようになる。更には、熱中症の適切な手当てができ
るようになる。
期末考査
【課題・提出物等】
授業の中で使用する保健ノート
【第1学期の評価方法】
学期末考査の成績、保健ノートの提出内容、学習活動への参加意欲や状況等を総合的に評価します。
学期
1・思春期と健康
2・性意識と性行動の選択
3・結婚生活と健康
4・妊娠・出産と健康
5・家族計画と人工妊娠中絶
6・加齢と健康
7・高齢者のための社会的取り組み
・思春期における体の発達の特徴・行動面・心理面
を理解させる。
・性意識の男女差を欲求の表れ方を例にして説明
し、具体例を挙げられるようにさせる。
・結婚生活が家族の健康作りにどう関わっているか
を理解し、出産への過程を細かく理解させる。
・人工妊娠中絶が女性の心身に及ぼす影響を理解す
させる。
・加齢に伴う心身の変化について、形態、機能の両
面から理解させる。
期末考査
【課題・提出物等】
授業の中で使用する保健ノート
【第2学期の評価方法】
学期末考査の成績、保健ノートの提出内容、学習活動への参加意欲や状況等を総合的に評価します。
学期
1・保健制度とその活用
2・医療制度とその活用
3・医薬品と健康
4・さまざまな保健活動や対策
医師や医療機関について考えてみよう
・高齢社会に対応した保健・医療・福祉の連携と意
義と総合的対策の必要性を理解させる。
・保健行政の役割としくみ、保健サービスの内容と
その活用法について理解させる。
・医療保険の仕組み、医療費が支払われる仕組みを
家族の場合を例にして理解させる。
・医療機関の選び方・医師から必要な情報を引き出
すための質問事項を挙げられるよう理解させる。
期末考査
【課題・提出物等】
授業の中で使用する保健ノート。
【第3学期の評価方法】
学期末の成績、保健ノートの提出内容。
【年間の学習状況の評価方法】
学期末の成績、保健ノートの提出内容。

(2)評価の観点、内容および評価方法
評価の観点および内容 評価方法
関心・意欲・態度
・生涯の各段階において健康についての課題があ
り,自らこれに適切に対応する必要があること及
び我が国の保健・医療制度や機関を適切に活用す
ることが重要であることについて理解できている
か。
・仲間と協力して資料を集めたり、意見交換して
いるか。
・授業場面での参加の仕方や意欲・態度の観察・
実技について真剣に取り組んでいるか。
・提出物の記述内容からの読み取り。
・学期末テストの解答からの読み取り。
思考・判断・表現
・自分のこれまでの学習や体験・資料などを元に
したり、他の人の意見や考えを聞いたりして、課
題の設定や解決の方法を考え、判断しているか。
・提出の記述内容からの読み取り。
・発表の内容の聞き取り。
資料活用の
技能・表現
・ビデオテープ、模型、掛図を活用してグループ
毎に発表させる。
・発表内容。
・態度及び内容の聞き取り。
技能および知識・理解
・適切な生活行動を選択し、実践すること及び環
境を改善していく努力が必要であることを理解し
ているか。
・個人生活及び社会生活の健康や安全について、
課題解決に役立つ知識を身に付けているか。
・定期考査の結果。
・保健ノートの記述内容の読み取り。
・発表の内容の聞き取り。

3 担当者からのメッセージ

確かな学力を身に付
けるためのアドバイス
・授業で教科担当の「説明を聞いたり」「板書を書き留める」だけでなく、積極的に自分自身の生活を振
り返り、健康の保持増進を図るための課題を見つけることが大切です。さらには、学習した内容をも
とに、自分や集団の課題を解決する方法を見つけ出すことも求められています。
・プリントや保健ノートを中心に学習を進めます。学習の流れに乗り遅れないよう積極的に活動する
ことが大切です。
・新聞やニュースに気を配り、保健や健康に関する記事をスクラップするなどして日頃から関心持つ
ことが大切です。
授業を受けるに当た
って守ってほしい事項
・保健ノートは毎時間必ず準備してください。
・授業チャイムと同時に始めますので、休み時間中に教科書及び保健ノートを準備しておき、チャイ
ムと同時に着席を完了してください。
・欠席した場合のプリントは次回の授業で担当者に申し出てください。
その他のアドバイス
「保健」という科目は、「健康を保つ」ことを取り扱う授業で、毎週1時間の授業が行なわれます。
健康問題がテレビや新聞等で大きく取り扱われる現状の中で、正しい情報を取り入れ適切な生活行動
を選択できるようになることが求められています。「保健」では、自分や家族の健康を保持増進するた
めの基本的な事柄を理解するだけでなく、日常生活の中の課題を見つけ出し解決の方法を導き出すこ
とができるような授業を展開します。日常生活において、空気と同じようにあって当然、なくなると
困るもの、それが健康です。毎日の生活の中で「体の健康」「心の健康」に目を向けましょう。