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平成30年度芸術鑑賞会

 劇団四季による芸術鑑賞会を行いました。
都内にある劇団四季の各劇場で、学年ごとに異なる演目を鑑賞しました。
1学年:「恋に落ちたシェイクスピア」(JR東日本アートセンター)
2学年:「キャッツ」(キャッツ・シアター)
3学年:「ライオンキング」(積水ハウスミュージカルシアター)


 

「人生はすばらしい」-芸術鑑賞会 感想-


 初めてみる舞台劇に新鮮な感動を覚えた生徒も多かったのではないでしょうか。
2018年11月2日(金)、本校の学外活動の一環として、全学年生徒を対象に、劇団四季による芸術鑑賞会を行いました。
都内の3劇場に別れ、1学年の鑑賞演目は「恋に落ちたシェイクスピア」、2学年「キャッツ」、3学年「ライオンキング」など、一流の役者と演出陣による作品を楽しみました。
 
今回の試みは、芸術を鑑賞する基本マナーを習得し、舞台演劇の鑑賞を通して生徒一人ひとりの感受性と豊かな心を育てることを目的に行われたものです。
 
ミュージカルイメージの強い劇団四季ですが、今回の鑑賞作品のひとつをご紹介いたしますと、JR東日本アートセンター自由劇場で公開された「恋に落ちたシェイクスピア」は四季12年ぶりの新作ストリートプレイ(台詞劇)となっており、劇団外部から演出家を招いての公演はさらに50年ぶりとのことで、一般客と同じ時間を共有し、マナーと節度を以って鑑賞できたことはとても幸運なことでした。1999年日本で公開された同名映画が原作であり、今回の舞台も2014年英国で舞台化された脚本をもとに公演されています。
 
観劇の醍醐味はなんといっても全方位、自分視点で鑑賞が自由であるということです。テレビや映画とは異なり、編集の効果に影響されることがないので、その場にいる観客と空間を共有できる体験は舞台ならではの面白さといえるでしょう。気になった役者の眼や手の動きひとつ、視点の切り取り方は自在です。シェイクスピア名作誕生の秘話を思わせるフィクション、実在する登場人物を織り交ぜながらのストーリーは、ロマンとドラマが混在して、観る者の想像力を掻き立てます。ついつい原作映画を紐解いてしまいたくなる奥深さです。
 
各劇場で各々、受け取ったメッセージは様々でしょう。劇団のテーマやセットや俳優、映画や歴史風俗を調べてみたり、日本演劇の成り立ちや劇団マネジメントに興味をもっても面白い。自分なりの面白さを見つけることが芸術を深める近道です。今回の芸術鑑賞会をきっかけに好奇心をもって探求してもらえたなら、この上なくうれしく思います。(了)